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プロボクシング2013年MVPは山中

2014年01月10日 | ボクシング
1月7日、日本ボクシングコミッションにより
2013年の年間表彰選手が発表された。

MVP 山中慎介(帝拳)
技能賞 内山高志(ワタナベ)
殊勲賞 三浦隆司(帝拳)
敢闘賞 八重樫東(大橋)、井岡一翔(井岡)
努力賞 高山勝成(仲里)
KO賞 山中慎介(帝拳)
新鋭賞 村田諒太(三迫)
年間最高試合 内山高志vs金子大樹
特別賞 佐藤洋太(協栄)

例年通り記者投票による結果だが、
まぁ妥当な選考かな・・・と。

プロの男子最優秀選手(MVP)は、
WBCバンタム級王者の山中慎介(帝拳)が初選出。
山中は3度の防衛戦で、いずれもKO勝ちした点を評価され、2年連続でKO賞も獲得。
2013年はパンチが切れまくっていた印象あり。
今年はベガス進出を果たし、自慢のパンチを振るってほしい。

技能賞はWBAスーパーフェザー級王者の内山高志(ワタナベ)。
大晦日に金子大樹(横浜光)を降した防衛戦は、年間最高試合にも選ばれた。
年間2試合という試合数で山中に及ばずMVPに届かなかった印象。
終盤3Rが大激戦だった金子戦で最終回KOでも果たしてたらMVPだったかも。
そういう意味では最終回の中盤で受けに回っていたのは残念。
KOチャンスだったんだけどねぇ・・・。
彼ほどの選手がMVP経験がないのが意外だが、それくらい日本の拳闘界が充実してるって事なんでしょうね。
2014年こそはMVP奪取を期待。

海外防衛に成功したWBCスーパーフェザー級王者の三浦隆司(帝拳)は、殊勲賞を受賞。
この人も世界1位と2位のメキシカンを連覇したんだから相当な実績なんだが、
やはりトンプソン戦で詰めを逸したのが響いたか。

新鋭賞は8月にプロデビューし、2戦2勝と話題を呼んだ村田諒太(三迫)。
ロンドン五輪男子ミドル級金メダリストという注目度、早々とCMに出演する華・・・など、申し分なしか。
ボブ・アラム氏の「なんといってもムラタはマスクが良い」と本音が印象深い。
井上尚哉とのダブル受賞でも良かったと思うが、井上は今年に新鋭賞、先でMVPも考えられるので、今回は見送りとなったか?

高山と八重樫の年間賞受賞も、彼らが以前世界戦線で敗戦を経験した事を考えると感慨深い。
強敵を完封した八重樫vsソーサ戦も、次期が次期なら年間最高試合なのだが
ここも「山中vsツニャカオ」「内山vs金子」という強力な試合があったので仕方なし・・・か。

井岡のMVPは・・・なし。
これまた大晦日試合で倒していたら違ったかも知れないが、1年通してのインパクトは足りなかった。
タノムサクを思わせるジャブを放つタイ人を逆に距離感で制するなど、能力の高さは感じられるんですがねぇ・・・。

引退した世界王者に贈られる特別賞は、佐藤洋太氏へ。
大晦日のテレ東コーナーレポートを勤めていたが、滑舌が良く聞きやすい声だった。
話始めや喋り終わりの“間”は、初めての事だからアラが見えたが、慣れたら相当に上手なレポートが出来そう。
意外な才能を見せてくれて、思わぬ収穫(?)でありました。


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