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ロック・バイオリニストの系譜「サイモン・ハウス」

2014年11月22日 | 英国ロック
続いてはサイモン・ハウス。
ジョブソンやデヴィッド・クロス、ダリル・ウェイよりは
知名度落ちるだろうが、味では負けていない。

彼に関しては、デヴィッド・ボウイのツアー・メンバーとして
知名度高いし、途中参加バンドの「ホークウィンド」が
英国ロックファンには有名だが

なぜか私は彼がシーンに登場した「ハイタイド/High・Tide」を
先に聴いて、そのカオティックなサウンドにビビらされてたから
「ホークウィンド以前」のサイモン・ハウスが印象深いのよね。



ギタリストのトニー・ヒルらと組んでいたサイケデリック・HRバンド、
「ハイ・タイド」。

1969年~70年にかけ2枚のアルバムを残している。
※後にアウトテイクス集や再結成盤を発表。

ハイタイドは大きな成功を収める事なく消えて行ったが、
その無秩序でノイジーなギターとヴァイオリンのアンサンブルは
強烈な印象を残した。
1stの『Sea Shanties』なんて、いきなり混沌としたギターと
ヴァイオリンが怒涛の如く同時に前進してきて、ちょっと聞き手は
後ずさりすること請け合い。

ギターが独特のリズム感あって、それが間断なく鳴り続け
それに対抗せんとサイモン・ハウスが弾きまくるから
混沌度は増し、リスナーは音の塊りと対峙するような感覚に
おそわれる。クセになったら堪らないグループです。



ハイ・タイド解散後にサイモン・ハウスが参加したのは
「ホーク・ウィンド/Hawkwind」。

途中加入ではあるが、1974年の4作目「Hall of the Mountain Grill」
以降4作でプレイ。バンドのサウンドを左右する存在となった。

ホークウインド解散後はセッションマンとしてデビッド・ボウイ、
ジャパン、デビッド・シルビアン、トーマス・ドルビーなどの
アルバムに参加。
D・ボウイのライヴ盤「Stage」でも印象的なプレイを聴かせてるそうな。

近年もマイペースで活動しているらしいが。
これまた再結成ハイ・タイドで来日してくれたら、ぜひ行きたいなぁ。


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