今月7日、第3回(’08年度)「声優アワード」が発表された。
「その年度に最も印象に残る活躍をした声優を対象に、その業績を称える」
趣旨で選考される「声優アワード」。
秋葉原UDXで行なわれた授賞式には多くのファンが集まり、さながら声優版
「アカデミー賞」だったそうな。
そして、主演男優賞を「さよなら絶望先生」の主人公役で私に御馴染みの
神谷浩史さんが受賞!
女優賞は釘宮理恵さんが受賞したが、その辺にはワタクシ疎いので済みません。
(絶望関係以外は声優さんを知らないのでした)
一般投票の第一次選考でノミネート者を選び、
その後、選考委員会による審議を経て受賞者が決定する同アワード。
まぁ、神谷さんは、
「夏目友人帳」の夏目貴志、「俗・さよなら絶望先生」の糸色望などで主演。
センシティヴなキャラクターやハイテンションな演技もこなすなど、幅広い
役柄が評価されたそうな。
とにかく、世間的には有名な「機動戦士ガンダム00」のティエリアや
「マクロスF」のミハエルなど、大作のサブキャラの方が印象強いかも
知れませんが。
その辺も疎いワタクシからすると、「よくぞ選んでくれた!」と快哉を叫んだ
選考でありました。
受賞挨拶にて神谷さんは、皆様に感謝します的コメントを述べ、
続けて「特に『夏目友人帳』原作者の緑川ゆき先生、『絶望先生』
原作の久米田康治先生に最大の感謝を贈りたいです。僕がここに
立てているのはお2人のおかげです。僕はこれからもずっと声優です」と
深く頭を下げたそうな。
まぁ、いまやマガジン読んでても「絶望した!」が神谷さんの声で
聞こえてくるからねぇ。
それくらい「キメ」の台詞があるキャラクターは重要って事か。
各所で「あのう、『絶望した!』と言ってください」と懇願され、
「その前の『ハチミツとクローバー』も頑張ってたんだけどなぁ・・・」と
複雑な気持ちを吐露していた神谷さんだが、
原作者に「望が神谷さんで良かった」と言わしめたハイテンションな
演技は、それだけ秀逸だったということだろう。
「僕はこれからもずっと声優です」という殊勝なコメントも印象的だ。
アジア方面でも人気ある同氏は、あっちの人気アンケートでもトップに
立ち「アジアーさん」との異名も持つが
「僕は別に有名になりたいとは思ってませんから!」と強調するも、
本人の意思とは関係なく祭り上げられる人間の悲哀は「デトロイト・
メタル・シティ」で表現された通り、
「輝く要素を持った人物は回りが放っておかない」のですよ!(笑)
それを裏付けるように
「パーソナリティ賞」も、主演男優賞とのダブル受賞!
「マクロスF」や「絶望先生」などの(Web)ラジオで鋭い指摘や
歯に衣着せぬトーク、笑いのセンスでリスナーを魅了した「話し手」と
しての才能も評価された形だ。
これで、またラジオのネタが増えましたなぁ。