新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

鳥たちの姿を目前にして夢の世界

2013-05-11 17:17:17 | 水辺の鳥
先日から2回、市川方面に通っています。私の鳥撮のジャンルで言いますと「シギ・チドリ」がかなり手薄になっております。その撮影はほとんどが葛西臨海公園でして、通勤時間帯の都心を抜けるのが大変だという事情もあります。さらにその向こうの谷津干潟や三番瀬はさらに遠いのです。

少し前に市川方面で「シギチドリ」の情報を書かれているブログを見つけ、思い切って6時過ぎの電車で出かけたのでした。
広い河川敷のさらにその先の川縁の砂浜に、たくさんの「シギチドリ」を見ることができました。

数百メーターごとに船着き場やボート置き場があり、その間がなぎさになっております。朽ちた基礎や船の残骸にカキや貝がびっしりと付鳥たちの餌場になっております。その空間がそうですねテニスコートぐらいでしょうか。広い川に向かって広がっております。引き潮ですから川の中ほどには漁船や屋形船が繋がれております。

河川敷の整備された砂利道となぎさまでの間は、葦などが一面茂っております。一人人が歩けるくらいの抜け道を下りていきますと、なぎさに出ます。その境目の所に腰を下ろしてじっとしておりますと、目の前を鳥たちが盛んにえさを探して移動していきます。

「キョウジョシギ」の数羽の群れが舞い降りてカキの間を餌を探しています。餌のとり合いつかみ合いのけんかもします。がやがや騒ぎながら波打ち際を移動していきます。
「チュウシャクシギ」が大きな鳴き声と共に波打ち際に舞い降りてきます。退け退けと言った感じで泣き叫びます。「チュウシャクシギ」は体も大きいので、食べるカニも見た目にも大きいカニをくわえます。そして移動していきます。
「メダイチドリ」はなぎさより少し岸よりの砂浜を歩いています。こちらはゴカイを探しています。見つけると素早く嘴で咥え、そのままグーと上に引っ張り上げて砂浜から抜き取って食べています。私がいるのに気が付いているはずですが、「メダイチドリ」は気のせいかこちらにずんずん近づいてくる気がします。
「ムナグロ」の群れも波打ち際を歩いてきます。中にはこちらの方に砂浜を上がってくるのもいます。
「ソリハシシギ」を忘れていました。「キアシシギ」とよく似ていますが、嘴が上に反っておるのですぐに分ります。

まるで夢のような世界です。こんな世界が小一時間続いていると、何に驚いたのが一斉に飛び去ってしまいます。しばらく待って戻ってこないと判断したら、今度は私が別の砂浜に移動するのです。全然飽きません。5時間くらいいたでしょうか、二日でそれぞれ1000枚ほど撮影したでしょうか。いつもなら撮影条件が厳しいので、歩留まり良くて2割ですが、今回はそれぞれ500枚はとりあえず保存です。
何故なら、快晴で、風がなく、波打ち際で遮蔽物もないので条件のいい撮影ができるからです。連射で撮ったら全部いい写真では、取捨に困ります。

個別の鳥の画像はまた後程で今日は、色々な鳥たちの混ざった情景をお見せします。


手前から「メダイチドリ」「ムナグロ」「キョウジョシギ」


手前から「チュウシャクシギ」「ソリハシシギ」


手前から「キョウジョシギ」「キアシシギ」



手前から「キョウジョシギ」「ムナグロ」


牡蠣殻の岩に「キョウジョシギ」がこちら側に3羽、右側に3羽いました。

当分水鳥尽くしです。
コメント
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