DVD「リオロボ」

雨の降り続く昨日、仕方がないので購入しておいたＤＶＤを見ることにしました。見た記憶がないことから、「リオロボ」にしました。
西部劇史を詳しく知っているわけではありませんが、マカロニウエスタンが登場してアメリカの良き西部劇映画が落ち目を迎えていたころだそうです。この映画は。
ジョン・ウエインの最盛期の映画に比べれば、彼の体のキレもだいぶなくなっています。乗馬も多少もたもたしておりますし、あの独特の殴り方も体のひねりが遅くなっています。

物語自体は、取り立てて目新しいものもなく、昔からの西部劇のエピソードです。ジョン・ウエインのコンビニなる俳優も、若手のイケメン風でさらに彼より小柄であるのもいつもの定番です。

音楽がジェリー・ゴールドスミスで期待したのですが、会話のシーンと屋外での背景の音楽と見事に区分されているのが奇異に感じました。会話シーンの音声が浮き上がって聞こえ、まるでアメリカのスタジオドラマのあのたたみかける連続会話を聞いているようです。
ァそれから、ジョン・ウエインの西部劇では女性はいつも添え物扱いですが、本作でも３人の女性が登場しますが、書き分け方が甘くその関係性がよくわかりません。いつもジョン・ウエインの周りを囲むお馴染みの俳優が沢山いるのですが、本作では見知らぬ俳優ばかりでした。

細かいことを色々書きましたが、古き良き時代の西部劇の終わりを告げる映画なのでしょうか。値段も安かったので、コレクションにはいれます。

もっともっとくだらないＣ級映画がコレクションにあります。蔵書を整理しているのですから、この際くだらないＤＶＤを整理するかと思っています。