ＤＶＤ「コンテイジョン」

今日から数日雨が続くそうです。そんな日に為に買い込んだＤＶＤのうち「コンテイジョン」を見てみました。
「コンテイジョン」とは、「接触伝染」とか「蔓延」と言うそうです。久しぶりにコンサイスを引いてみました。

物語
香港から帰国した女性が、正体不明のウイルスで死亡した。母を迎えた息子も翌日死亡した。世界中でポツリポツリと死亡者が出現しはじめました。
異変を感じた医師がＣＤＣ（米国疾病対策センター）連絡した。ＷＨＯや軍隊までそのウイルス感染に対策を始めます。

ＷＨＯの職員は、香港でその女性が接触した人間を徹底的に洗い出しにかかります。第１位感染者を発見しようとします。
ＣＤＣではそのワクチンに開発を始めますが、ウイルスが強すぎて培養するための動物を殺してしまい、なかなか成功しません。このパンデミックの中、治療薬で儲けようとするメーカーや投資家がうごめいていきます。

主な舞台が香港とアメリカです。最新の医療機関やＣＤＣのラボなどふんだんにでてきます。パンデミックと言えばダスティー・ホフマンの「アウトブレイク」を思い出しますが、本作品は感染率とか、感染しない人もいるとか医療機関の対策の様子がリアルに表現されています。
またアメリカのパニック映画によくある、主人公の若い部長が獅子奮迅の活躍をするといったヒーローものではありません。
それぞれのセクションの担当が自分の職務を忠実につとめていくのを、淡々に書いています。
搭乗人物の人間的な活躍を前面に出すのではなく、淡々とし職務を尽くしていくドキュメンタリと言いますか、再現フィルムのような印象です。
知っている俳優も、マット・デイモンとジュード・ロウとローレンス・フィッシュバーンの３人だけです。

大変地味な映画です。いつもこのような映画を見ると思うのですが、日本でこのような事件が起きた時、どんな対応を取れるのだろうかと思うのです。
「アウトブレイク」をどこかのあったはずなので探してみます。