新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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千住から亀戸へ散歩「これはあの杭かしら?」

2015-11-17 18:02:22 | ウオーキング
「ハクガン」を撮影した後、千住から亀戸を目指しての散歩も、最終目的地「亀戸天神」の裏の道までやってきました。途中いろいろ面白いものを発見しましたが、それは昨日までに報告しました。

いつも亀戸天神にお参りするときはJR錦糸町から歩くのですが、この日は北千住から京成で亀戸線で亀戸で降りました。蔵前通りからこの辺かと、それらしき森を目当てに曲がりました。そこかと、通りすがりの若い女性二人に聞いてみると、ここは普門院と言う大きなお寺、もう一本向こうの道に亀戸天神があるといいます。

お寺の奥を行ったらいいかと聞きますと、それでは天神の裏に出るから、いったん蔵前通り方向に戻り正面鳥居から入った方がいいのではと、親切なアドバイスでした。
で、少し戻ると、お寺の土塀の続く道路に大型トラックが停車しておりました。その荷台を見ると、なんと基礎工事用の鋼管が積まれています。その一本には翼のついたドリル状の加工がされています。
「例の有名な杭かな?」早速数カット撮影しました。運転手に取材しようかと思ったのですが、どうも休憩中です。ひょっとすると搬入時間の時間調整中かも。声を掛けるのをやめて立ち去りました。





折角ですので調べてみました。「先端翼付回転貫入鋼管法」と呼ばれる機材のようです。
材料が材料ですから、鋼管メーカーのHPや、施工会社のHPがたくさんありました。
先端が空いたタイプや本件のように閉端タイプのものがあります。大口径杭の場合は杭体部を掴んでトルクをかけ作用させる機械(要クレーン)を用いるそうです。
閉端タイプの場合は先端翼より上部に土砂が移動し、さらに鋼管で左右に圧縮されるため無排土工法になるそうです。勿論予定の長さまで、現場で鋼管は次々と溶接されていきます。
それぞれの業者さんの技報を呼んでいますと、「固さ指標」というどこかで聞いたような指標の解説もされています。複雑な計算式も解説されていますが、さらにどこかで見た縦型折れ線グラフも紹介されています。

最近有名な杭の工法は、この工法なのか分かりません。と言いますか、マスコミの報道は雨に濡れたグラフ用紙の話ばかりで、工法の詳細な報道が全くされていません。広い意味での基礎工の業界の現場作業の方々や技術担当の皆さんは、どう思っているのかなと、お寺の前の狭い道を歩きながら考えてしまいました。

この日も勉強になりました。

次回は終点。「亀戸天神」の御朱印拝受です。
コメント
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