新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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「ヤマガラ」エゴノキの実に夢中

2017-09-22 18:02:02 | 里の鳥
公園の広大な駐車場のブロックごとの境に、ポツリポツリと植栽がされています。そのうちの1本の木に駐車場の外側の茂みから小鳥が数羽飛んできます。
「ヤマガラ」です。5~6羽ほどでしょうか、次から次と飛んできてまた森に帰っていきます。よく見ると嘴に何か咥えています。

駐車場の植栽に中でヤマガラが飛んでくるのはこの木だけです。群れが引き上げた時を狙って木に近づいてみました。
薄緑色の綺麗な木の実が、サクランボのように枝にぶら下がっています。「エゴノキ」の木の実です。


まだ熟しておりません。


飛んできてはこうやって気に入った木の実を探しています。


エゴノキの木の実を枝からぶら下げている部分を、「果柄」と言うそうですが(先ほど調べました)、ヤマガラがこの果柄を咥えて森に帰っていきます。
またすぐにやってきます。その間隔が短く、食べている時間は考えられません。おかしいと思っておりましたが(これも今日調べたのですが)、エゴノキの木の実は「貯食型種子」というそうです。

ヤマガラは木の実を秋のうちに集め地面や木の幹の窪みにため込んで、冬の食糧にするそうです。このエゴノキの木の実の果肉にはエゴサポニンと言う毒があるので、ジュクシテから熟してから中の種を食べるそうです。
調べていくうちにどんどん奥に入り込んでしまいました。ヤマガラの貯食行動を解説したHPもありまして、ゆっくり雨の日にでも読みたいと思っております。

実の付いた果柄を咥えて飛んでいくヤマガラを撮影したかったのですが、私の頭上に突っ込んでくるようなスピードの低空飛行です。カメラを構える暇もありませんでした。
コメント
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