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彼ら夢見た明日が来るよ 新たに熱い生命がはじまる
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奮い立ちたくなるようなこの「民衆の歌」が好き
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演出や役者が変更しようが、この曲こそ「レ・ミゼラブル」
久しく見なかったので、出演者が若くなり、
映像を使ったり、光や影を上手く使った演出、
歌唱力や演奏にも驚きを感じました。
平日の昼公演とあって学生の団体も多く、
普段の帝国劇場とは違った雰囲気を醸し出してもいました。
人間の良心が試される「レ・ミゼラブル」という原作。
学生時代に一度読んだきりですが、
舞台や映画では描ききれない部分を思い出すためにも
再び読んでみたくもなりました。
1863年1月1日オードヴィルハウス(ガーンジー島のユゴーの家)にて
「この世に無知と無慈悲が残る限りこの作品の価値は失わずいるだろう」
無知も無慈悲も無くなるはずもなく、
「レ・ミゼラブル」の価値が失われる日は来ないのでしょう。
愛、赦し、希望、自由、友情、正義、信頼、信念、夢
全てはここから
作:アラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルク
原作:ヴィクトル・ユゴー
出演:吉原光夫、鎌田誠樹、里アンナ、
昆夏美、田村良太、清水彩花
帝国劇場
2015.5.15