まるみのあっちこっち巡り

ー33,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

瀬戸内きっての港町 鞆の浦

2025-02-22 00:18:00 | お出かけ 山陰・山陽



潮待ち・風待ちの港として栄えた鞆は、
海にまつわる歴史が展開されました。

江戸時代には北前船の寄港地としても栄え、
朝鮮通信使も幕府の慶賀などのために
度々寄港しています。







日本で最初の国立公園に指定された瀬戸内海を
代表する景勝地の1つであり、
映画のロケ地や演歌の舞台ともなっています。

2008年公開された『崖の上のポニョ』で、
宮崎駿監督が構想を練った地として有名になり、
いつか訪れたい場所になりました。







いろは丸展示館

坂本龍馬率いる海援隊が、伊予大洲藩から借用し、
鞆沖で沈んだいろは丸の足跡を証する資料館。
引き揚げ品や沈没状態のジオラマ、
調査風景写真の展示、龍馬の隠れ部屋が再現。







坂本龍馬ゆかりの地として、マップもありました。

中世の鞆には、足利尊氏・義明も足を留め、
幕末には、坂本龍馬や三条実美らの七卿などが、
鞆に歴史の足跡を残しました。







常夜燈

鞆の浦のシンボル、鞆港西側の雁木の南側に立つ常夜燈。
1859年に建てられた船の出入りを誘導してきた灯台で、
高さは5.5m、海中の基礎の上から宝珠まで11m、
現存する江戸時代の常夜灯としては最大級の大きさ。







鞆の浦は国内外との交易で栄えた港で
歴史に名高い旧跡や遺構も多く残されています。

2018年5月には、鞆の浦の港町文化をテーマとした
ストーリー「瀬戸の夕凪が包む 国内随一の近世港町~
セピア色の港町に日常が溶け込む鞆の浦~」が
日本遺産に認定されています。







太田家住宅

瀬戸内海を代表する往時の商家の佇まいを今に伝える、
歴史的価値のある建造物群は、国の重要文化財。

主屋や炊事場、保命酒蔵が見事に保存されていて、
玄関には杉玉掛けもあり、
造り酒屋の構えをよく残しています。







「重要伝統的建造物群保存地区」にも指定、
ユネスコ「世界の記憶」と合わせて
一つの地域が3つの評価を受けているのは、
国内で鞆の浦だけです。

広島県福山市鞆町

2024.5.14


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