世界中の海を旅した豪華客船 氷川丸

１９３０年に竣工された氷川丸は、
横浜市の指定有形文化財として係留されています。

チャーリー・チャプリンや秩父宮ご夫妻など
高名なゲストを乗せて航海した客船。





その接客設備とサービスの優秀さによって
太平洋を往来する著名人たちに愛用され、
数多くの逸話を残した船として知られています。

ライトアップされたその姿は、
８０歳を超えたとは見えないほど美しいものです。

初めて氷川丸を見たときから豪華客船の旅は、
まるみにとって憧れとなり、船内を見学して
一層思いを強くしたことを覚えています。





多くの日本商船が喪失された太平洋戦争でも
沈没を免れた数少ない大型貨客船で、
戦後も１９６０年まで北太平洋航路で運航を続けました。

船名はさいたま市の氷川神社に由来するもので、
保存船となった後も氷川神社を祀っています。

２００８年、「日本郵船氷川丸」としてリニューアルオープン。
再び船内を見学することができるようになりました。

２０１２．１２．１４