ネットをぶらぶらしていたら、これが引っ掛かった。
1979年にBIOGRAPH RECORDSからリイシューされたあの渦巻コーンの別カヴァです。何のひねりもないけれど時代(1956年)の雰囲気はこちらの方が良く表れている。
センター・ラベルもいい味を醸し出している。
好きな一枚でオリちゃんをずっと待っているけれど、一度、取り逃してからなかなか縁がありません。国内盤ですが「音」が結構いいです。
で、気になるBIOGRAPH盤(MONO)の音はどうか、と言うと低域に厚みを持たせているので、もともと太くて逞しいコーンのtsが冒頭のバラードを知らずに聴くとbsではと錯覚するかもしれません。dsのシンバルはやや奥へ引っ込みますが、全体に音の圧力が増し別の音源のように聴こえ、これはこれでGoo。”Singing The Blues”でのコーンとハンク(p)のフォア・バースからエンディングのもって行き方、何度聴いても飽きません。
オリちゃんは物凄い音との評判ですね。ただ「風邪ひき盤」が多いのが玉に瑕ですか。
久しぶりに”THE BROTHERS!”(RCA)を、
全12曲、3分台(1曲は2分台)短編作ですが、三本のtsのアンサンブルはほんと見事です!
半分も各人のソロを聴き分けられない自分の耳が恨めしいけれど、逆に集中できます。ま、名手達のアンサンブルの妙を聴くための作品ですね。でも短い各ソロも素晴らしいものばかり。
あまり表に出ない作品ですが、いい意味で完成度は高いです。国内盤ですが「音」はいい方です。
A・コーンの良さを知っている人は 「知っている」。
渦巻きドーン、オリジナルは「すごい」音です。 DAWNはどれも冴えない音なのに、なぜかこれだけが異様な感じ。
訳がわかりませんケド。
でも、もし、その時手に入れていたら、このBIOGRAPH盤、見向きもしなかったかも(笑)。
まだ、夢を追っている今が幸せかな・・・・・・・・