今日は、競技委員会の皆様に、一つ私の提案を聞いていただきたく記載いたします。
先日女房と話していたのですが、ヨット(クルーザー)の世界では、新しい艇はやはり性能が良いため、旧型のものとは勝負にならないので、みなが楽しんで競技できるよう、旧型には係数をかけて点数を割り増しにし、旧型の艇の方も楽しめるように工夫されているそうです。
ゴルフのハンディみたいなものでしょうか。
ちょっと思ったのですが、これをハングの競技に応用したら、競技界の活性化につながるのではないでしょうか?
現在のハング競技は、とりあえずツノなしでなければ勝負にならない!という常識で動いています。
しかし、これだと、競技に参加するのはお金と体力がある一部の競技マニアだけになってしまいます。
これでは参加する方がおのずと限られてしまいます。
しかし、ヨットと同じように係数をかけて、競技に不利なグライダーにも妥当な点数をあげてあげれば、とても面白いと思うのです。
たとえば学生。
お金がなくてツノなしが買えない方が結構いますが、そういう方でも競技に参加して、ツノなしと対等に競技することが出来ます。
また、年配のフライヤーなどでツノなしの機体には乗れなくなった方。
そんな方でも、若い人たちに混じって堂々と競技を楽しむことが出来ます。
そうなってくると、現在のハング競技がより多くの方に楽しまれるようになり、活性化するのではないかと私は思うのです。
今まではツノありの機体は、競技しても話にならない!ということで、学生や年配の方、そして、ツノなしにのれない女性等は競技をあきらめていましたが、このような方にも対等に点数がつくことにより、より、多くの方が競技を楽しめ、ハング界全体のレベルアップにつながると私は思うのです。
点数に係数が掛け合わされる様になれば、ツノありで一生懸命トップクラスのレーサーを追いかけながらも、機体の性能差でおいていかれてしまっても、今まではそれでトップ争いから「脱落」でしたが、少々遅れても係数が上乗せされることを知っていれば、あきらめずに先を狙えば、「ひょっとしてまくれるのでは?」と、希望が持てるようになると思うのです。
そして、若い人にこのような考えを持ってもらえれば、上達が早くなるのではないでしょうか?
ですから、私はこの考えは結構いい様に思えるのです。
もちろん、世界選手権の選手の選考等には、この制度で浮上してくる選手は加えることは出来ないでしょう。
そして、この制度を実施するに当たり、実際にツノありの機体に掛けられる係数ですが、これは単純にツノなしと比べた滑空比の比率を逆数にしたもの、つまり、ひっくり返したもの等、アバウトでも良いように思えるのです。
なぜならば、そのような選手は最初から世界選手権に参加することは考えていないだろうし、
あくまで、一流の選手と共に競技を楽しめることが面白い!と考えると思うのです。
これは私の希望ですが、私が敬愛する西富士のタケさん(ツノありでフライトを楽しんでおられますが、競技の世界にも興味をもたれている)なんかが、大門氏の隣で表彰台に立っているのなんて、とても素敵に思えるのです…。