以前、日本を歩いて一周されたK氏をウチにお招きしたことをご紹介しましたが、二か月ぶりに再び同氏をご招待しました。
女房は張り切って薪ストーブで料理をつくり(詳しくは女房のブログ車中パグを見てください)、自家製ビールをお出しし、K氏に興味深いお話を聞かせていただくことができました。
K氏は日本一周徒歩の旅を終えた現在、自身のホームページ「日本一周てくてく紀行」の中で、その思い出を綴られています。
さすがは年の功?といいますか、K氏の話は本当に興味深かったです。
その中でも特に印象に残ったのは「サーカスとパン」のお話。
これは、ローマ帝国が滅んだ理由を説明したものですが、繁栄を誇ったローマ帝国も、最後は民衆が楽をすることしか考えず、そんな民衆を当たり障りなくおさめるために、娯楽と食事だけを与え続ける政治を行った結果、民衆が堕落の一途をたどり、最後には滅んでしまったというお話です。
そして怖いのは、K氏のいうことには、今現在、まさにそのような世の中になっているというのです。
確かに、私もK氏の言うとおりだと思います。
何か困ったことが起これば、今の人は他人に頼ろうとします。
自分では解決しようとせず、誰かに解決してもらうことを考えようとします。
正直、現実を見ないで楽をすることばかり考えています。
しかし、みんながそんなことを続ければ、問題は山積みになっていくだけです。
これは、現在の人が早く気が付かなければいけない「事実」だと思います。
K氏はそのほかにも、旅の面白い話やご自分の体験談などを、気持ちよく私たちに話してくださいました。
K氏からは学ぶべきところが多く、私たち夫婦は再びK氏をお招きしようと話し合いました。