薪ストーブはとても温かく、炎も美しく、薪を自分で作れば経済的でもあります。
ならば、このような良いものがなぜ普及しないのか?
その理由。
まず、煙が出ること‥。
最近の薪ストーブは優秀で、良いものならほとんど煙は出ないが、それでもストーブが温まるまでは15分ほどではあるが煙は出る‥。
都会、住宅地では気を使って仕方がないでしょう‥。
次に価格。
ストーブ屋さんに行って、薪ストーブの設置を頼んだ場合、
本体30~60万、煙突もだいたい同額。
炉台20万、工事その他で30万‥。
合計100~150万ほどになってしまいます!
だからウチはセルフビルドの道を選びました!
これの詳細については後ほど‥。
そうやって難関をクリアして、せっかく薪ストーブを設置できても、結構薪ストーブを使わなくなってしまう人は多いのです‥。
そう。薪ストーブは大量の薪が必要なのです!
寒い日ならば茨城の地でも、一日で30キロほどの薪を燃やします。
一か月で1トンほど‥。
ワンシーズンで5トンほど必要になるのです!
更に!薪は乾燥させる時間が必要‥。
最低でも1年。理想的には2年乾燥させろと言います。
つまり、家の周りにはいつも10から15トンの薪を置くことになるのです!
薪を作るのは重労働‥。
薪ストーブを楽しめるかどうかは、まさにこの「薪作り」が楽しめるかどうかにかかっているといっても過言ではないと思います。
しかし、私は薪作りは楽しめるものだと思います。
山に女房とともに足を運び、しっかり手入れしたチェーンソーで木を切っていく‥。
秋には紅葉を見ながら、春には鶯の鳴き声を聞きながら‥。
そして、持ち帰った木を斧で割っていく。
うまく割れたときは気持ちがいい‥。
人それぞれだと思いますが、自然を感じながら、冬に暖をとるための薪を自分自身の力で作っていく‥。
とても素敵な作業だと私は思います。