飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

水中でハーネスを脱ぐ方法

2012-03-26 21:06:16 | ハーネス(HG harness)

皆さんは、水中でハーネスを脱いだ経験はありますか?

ほとんどの方はないはずです。というか、普通水中ではハーネスを脱ぐことはできません。

しかし、EXEのハーネスはすべて水中でもハーネスが脱げるように設計しています。

ほとんどの方は気づかれていないようなので、今回その方法をご紹介します。

Cimg1845 まず、水に落ちる前に、思いっきり空気を吸い込んでおいてください。

これは長く呼吸をとめられるのはもちろんですが、肺に空気を入れることで浮きやすくもなります。

次に、決してあわてず、まずはグライダーを含めた全体の動きが止まるまでは様子を見てください。

ちゃんとやれば5秒以内で脱出できます!

あわててしまうと、予測のできないことが起こり得るのです。

Cimg1846 全体の動きが落ち着いたら、まず、首元のバックルを外しますが、この時、確実には外せるように、まずバックルとハーネスの間に指を突っ込み、親指で押して外してください。単純にバックルを押すだけでも外れますが、指を入れて挟み込むようにした方が確実です。

Cimg1847 次に下部のバックルを外してください。

尚、首元のバックルと下部のバックルは、両手を使えば同時に外すことができます。

Cimg1849 次にファスナーをあけますが、通常のようにファスナーのスライダーの取っ手をつかむのではなく、図のように平手をハーネスの中に突っ込み、そのまま勢いよく上にあげてください。

水中でファスナーのスライダーをつかむのは至難の技です。

Cimg1850 するとご覧のように、いとも簡単にファスナーが開いてしまいます。

Cimg1851 この次、内部のバックルを左右とも取り外してください。

Cimg1852 これで完全にハーネスから離れることができます。

Cimg1853 後は前に向かって泳ぐだけ‥。

ただし、衣服を着た状態はほとんど泳ぐことはできません。

グライダーはすぐには沈みませんから、川ならばグライダーにつかまって流れていき、足が届くまで待ちましょう。

池ならば、救助を待った方が無難だと思います。

これら一連の作業は、少しの練習で5秒を切る速さで出来るため、あわてなければ水中でも十分ハーネスから離脱できるはずです。

これらは実際に私も試してみましたが、すぐに脱出できました。

この方法は同様の構造を持つハーネスでもできるはずで、私が見た限り、ローターハーネス、コべートハーネスは脱出できると思います。

水中に落ちてしまう例は決して少なくありません。

過去何人もの方がハーネスから離脱出来ずに溺れて亡くなっています。

これからのハーネスは、真剣に、水中での脱出を考える必要があると思っています。

コメント (3)
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