薪ストーブのセルフビルドを行うにあたり、煙突の選択はとても重要でありながら大変難しいものでもあります。
中でも、少しでも薪ストーブのセルフビルドを勉強された方ならば、室内部分を安いシングル煙突にするか、はたまた、高価な二重断熱煙突に
するかについて悩まれるのではないでしょうか?
シングル煙突は値段が安いけどドラフト(吸い上げ)が弱くなるというし、二重断熱煙突はドラフトが安定している上に火災の危険性もすくなく
て安心!
でも、シングル煙突の3倍以上値段もするし、煙突全体の値段差でみてもかなりな差がでてしまう…。
もともとお金がなくてセルフビルドなんて考えているんですから、やっぱり出来るだけ安くあげることを考えちゃいますよね!
そこで、今回は室内をシングル煙突にした場合どうなるか…。についてちょっとお話させてもらいます!
というのは、実はウチは室内は全シングル煙突を使用しているからなのです。
もし今回の説明に間違いがあると気付かれたプロの方がいらっしゃいましたら、ご指導の方よろしくお願いいたします。
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我家の室内煙突は、ご紹介したようにほとんどシングル煙突を使用しています。
その長さも結構ながく、約3メートル程もあります。
ちなみに、アメリカでは法律的にも2.4メートルを超えるシングル煙突は禁止されているそうです。
野外はもちろん全二重断熱煙突をつかって4メートルほど伸ばしています。
このような室内を全部シングル煙突で構成する方法は、正直一昔前に取られていた方法で、今では室内も二重断熱煙突を使うのが主流
で、シングル煙突は使ってもストーブから1メートルほどまでとなっています。
で、我家ように室内を全部シングル煙突にした場合の使い心地なのですが…。
当然煤が溜まりやすく、全部二重断熱煙突にした場合に比べ、より煙突の掃除頻度が高くなります。しかし、その他にも二次燃焼が安
定づらくなっていると思うのです…。
もちろん二次燃焼には入れられます。しかし、空気をあまり絞れず、絞ろうとすると直ぐに二次燃焼が止まってしまい煙突から白い煙
がモクモクと出始めてしまうのです…。
これはおそらく次のような理由からだと私は考えています。
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シングル煙突は二重断熱煙突にくらべ、より熱を周りに放出します。
昔はその理由から室内はシングル煙突にした方が暖かいなんて言っていたそうですが…。
実は考えてみると、熱を放出しやすいということは、それだけ冷えやすいということ…。
つまり、シングル煙突で安定したドラフトを得ようとすると、常にストーブから熱の供給を受けて煙突自体を暖め続けて熱さを保つ必要がある
わけであり…。
空気を絞ってしまうと、その熱の供給も少なくなり直ぐに煙突が冷めてしまい、結果、ドラフトも弱くなってしまうと言うことが言えると思う
のです…。
薪ストーブが二次燃焼を安定して行うには、煙突が発生するドラフトが不可欠となります。
高性能薪ストーブは、火室に入れる空気を、わざとその流入経路を長くとることにより一度暖めてから供給して、その燃焼を安定させています
が、流入経路が長くなる分その吸入抵抗も増してしまいます。
そんな、吸気に抵抗が出来やすい高性能ストーブでも快調に薪をもやすためには、ドラフトの安定した性能の良い煙突が必要な訳であり…。
その役目を果たすのに必要不可欠なのが二重断熱煙突というわけです。
二重断熱煙突はその内部が保温されるため、ドラフトがとても安定しています。
だからこそより空気を絞り込めて、効率よく長時間に渡って薪を燃焼出来るんだと思うんです…。
これがシングル煙突を使用していると、煙突自体を暖めなければいけないため、ストーブからはどんどん熱を供給してやらなければ二次燃焼は
安定しなくなる訳であり…。
ストーブから熱がドンドン供給されるということは、せっかくストーブの中にある熱もドンドン抜けてしまい、外に放出されてしまうとい
うことであり…。
結果、薪の消費量が増大してしまうということが言えると私は思うのです…。
つまり、より薪の持つエネルギーを有効に使いたいのであれば、やはり、室内も二重断熱煙突を使ったほうが良い
ということが言えるんじゃないか?と思えるのです。
以前このブログでもご説明しましたが、素人が煙突の見立てをするの無理です。
煙突の見立ては、プロの方ですら手を焼いてしまうケースがあるくらい難しいものであり、そんな難しいことがちょっと勉強したくらいの素人
ができるわけがないからです。
そこで煙突の見立てだけは、たとえセルフビルドであったとしてもプロに相談することが必要だと思います。
プロの方からの煙突の見立てが、室内に二重断熱煙突を使っていて高価であったとしても、それは、プロの方の良心でそのような見立てをして
いるのだと考えるべきだと私は思います。
どうしても、工事費を抑えるために室内にシングル煙突を使いたいときは、上に説明したように煙突掃除が増えて薪の消費が増大する。
更には空気を絞りづらいため、薪ストーブの楽しみでもある「揺らぐ焔」が見づらくなってしまう…。
そんな弊害も考えながらプロの方とじっくりと相談し、あなたにベストな選択を探してみることが私は大事だと思います。
中でも、少しでも薪ストーブのセルフビルドを勉強された方ならば、室内部分を安いシングル煙突にするか、はたまた、高価な二重断熱煙突に
するかについて悩まれるのではないでしょうか?
シングル煙突は値段が安いけどドラフト(吸い上げ)が弱くなるというし、二重断熱煙突はドラフトが安定している上に火災の危険性もすくなく
て安心!
でも、シングル煙突の3倍以上値段もするし、煙突全体の値段差でみてもかなりな差がでてしまう…。
もともとお金がなくてセルフビルドなんて考えているんですから、やっぱり出来るだけ安くあげることを考えちゃいますよね!
そこで、今回は室内をシングル煙突にした場合どうなるか…。についてちょっとお話させてもらいます!
というのは、実はウチは室内は全シングル煙突を使用しているからなのです。
もし今回の説明に間違いがあると気付かれたプロの方がいらっしゃいましたら、ご指導の方よろしくお願いいたします。

我家の室内煙突は、ご紹介したようにほとんどシングル煙突を使用しています。
その長さも結構ながく、約3メートル程もあります。
ちなみに、アメリカでは法律的にも2.4メートルを超えるシングル煙突は禁止されているそうです。
野外はもちろん全二重断熱煙突をつかって4メートルほど伸ばしています。
このような室内を全部シングル煙突で構成する方法は、正直一昔前に取られていた方法で、今では室内も二重断熱煙突を使うのが主流
で、シングル煙突は使ってもストーブから1メートルほどまでとなっています。
で、我家ように室内を全部シングル煙突にした場合の使い心地なのですが…。
当然煤が溜まりやすく、全部二重断熱煙突にした場合に比べ、より煙突の掃除頻度が高くなります。しかし、その他にも二次燃焼が安
定づらくなっていると思うのです…。
もちろん二次燃焼には入れられます。しかし、空気をあまり絞れず、絞ろうとすると直ぐに二次燃焼が止まってしまい煙突から白い煙
がモクモクと出始めてしまうのです…。
これはおそらく次のような理由からだと私は考えています。
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シングル煙突は二重断熱煙突にくらべ、より熱を周りに放出します。
昔はその理由から室内はシングル煙突にした方が暖かいなんて言っていたそうですが…。
実は考えてみると、熱を放出しやすいということは、それだけ冷えやすいということ…。
つまり、シングル煙突で安定したドラフトを得ようとすると、常にストーブから熱の供給を受けて煙突自体を暖め続けて熱さを保つ必要がある
わけであり…。
空気を絞ってしまうと、その熱の供給も少なくなり直ぐに煙突が冷めてしまい、結果、ドラフトも弱くなってしまうと言うことが言えると思う
のです…。
薪ストーブが二次燃焼を安定して行うには、煙突が発生するドラフトが不可欠となります。
高性能薪ストーブは、火室に入れる空気を、わざとその流入経路を長くとることにより一度暖めてから供給して、その燃焼を安定させています
が、流入経路が長くなる分その吸入抵抗も増してしまいます。
そんな、吸気に抵抗が出来やすい高性能ストーブでも快調に薪をもやすためには、ドラフトの安定した性能の良い煙突が必要な訳であり…。
その役目を果たすのに必要不可欠なのが二重断熱煙突というわけです。
二重断熱煙突はその内部が保温されるため、ドラフトがとても安定しています。
だからこそより空気を絞り込めて、効率よく長時間に渡って薪を燃焼出来るんだと思うんです…。
これがシングル煙突を使用していると、煙突自体を暖めなければいけないため、ストーブからはどんどん熱を供給してやらなければ二次燃焼は
安定しなくなる訳であり…。
ストーブから熱がドンドン供給されるということは、せっかくストーブの中にある熱もドンドン抜けてしまい、外に放出されてしまうとい
うことであり…。
結果、薪の消費量が増大してしまうということが言えると私は思うのです…。
つまり、より薪の持つエネルギーを有効に使いたいのであれば、やはり、室内も二重断熱煙突を使ったほうが良い
ということが言えるんじゃないか?と思えるのです。
以前このブログでもご説明しましたが、素人が煙突の見立てをするの無理です。
煙突の見立ては、プロの方ですら手を焼いてしまうケースがあるくらい難しいものであり、そんな難しいことがちょっと勉強したくらいの素人
ができるわけがないからです。
そこで煙突の見立てだけは、たとえセルフビルドであったとしてもプロに相談することが必要だと思います。
プロの方からの煙突の見立てが、室内に二重断熱煙突を使っていて高価であったとしても、それは、プロの方の良心でそのような見立てをして
いるのだと考えるべきだと私は思います。
どうしても、工事費を抑えるために室内にシングル煙突を使いたいときは、上に説明したように煙突掃除が増えて薪の消費が増大する。
更には空気を絞りづらいため、薪ストーブの楽しみでもある「揺らぐ焔」が見づらくなってしまう…。
そんな弊害も考えながらプロの方とじっくりと相談し、あなたにベストな選択を探してみることが私は大事だと思います。
しかも平屋なので長さはせいぜい4m(シングル部分は1.5m未満)。
Defiantの煙突は真っ直ぐ屋根抜き。
Pecanも同じく屋根抜きですが、途中に15度だかの折れがあります。
他と比べたことがないのでよくわかりませんが、これまで煙突の引きに不足を感じたことはありませんでした。
上の本文の中で「ドラフトが安定する」と書いておられますが、これはドラフトが強いという意味でしょうか?ドラフトが強ければ排気が多くなり、その分吸気も多くなりますよね。
もしシングル煙突のせいでドラフトが弱くなるなら、その分空気を絞らずに多目の吸気を促すことになりますが、結果としてはドラフトが強い場合と同じ量の空気を炉内に送り込んでいることにはならないでしょうか?
私も勉強中で自信がないのですが…。
シングル煙突って、その温度でドラフトが随分と違うように感じるんです…。
引きが強いとき(煙突が熱い時)はどんどん引きますが、一度冷めてしまうと引きが急に弱くなり二次燃焼がとたんに止まってしまい煙がモクモク…。
つまり、ドラフトの上下動が激しいんです…。
この結果、二次燃焼を確実にしようとストーブの温度を上げるとドラフトが強くなるため、暖かくはなりますが薪が直ぐに燃え尽きてしまう…。
かといって、空気を絞ってしまうとシングル煙突が冷えることにより一気にドラフトが弱くなり二次燃焼がストップしてしまう…。
結局二次燃焼を継続させるには、シングル煙突を冷やさないように余裕をもって燃やし気味に焚くしかない…。
つまり薪を食ってしまう…。
これを防ぐには、やはり出来るだけ煙突からの放熱を防いでドラフトを安定させれば二次燃焼も安定する…。
と、思うのです。
だから最近では室内でも積極的に二重断熱煙突を使うようになってきたんじゃないかと…。
いずれにしても、こんな風にあーでもないこーでもないと考えていること自体が、結構私も薪ストーブ馬鹿になっているのかも(笑)
お客様が容易に外して煙突掃除を出来る様に と言う事が自分の考えです。
煙突は排煙が目的でシングル管で 放熱効果 と考えておりません。
色々な設備に付帯した物が接続されてその設備の役割が発揮されると思うのです
煙突は排煙する装置、ストーブは熱交換する装置と考えます
自分の施工する場合、最近口元からダブルで立上げ途中ダンパーを付けております、勿論信頼を置けるメーカーさんです。
此れから煙突の不具合によるトラブルが増えそうな予感?、何故なら煙突接合部分より毛細管現象で断熱材に侵入して・・・って事例が既に起きております
毛細管現象で断熱材が水浸しになったら 二重断熱煙突の役割は皆無 です、加えてストーブ口元から水が侵入してきたら・・・想像して下さい。
壁出し施工は別として、屋根抜き直筒の場合角トップであれば毛細血管現象は発生しませんが、フラッシング+チムニーフラッシング施工で、煙突を延長してる場合毛細管現象が起きえる部材は多く、煙突延長をしない方がリスクは低いかと思われるのです。
薪ストーブは 乾燥薪と煙突施工 でストーブのパフォーマンスを導きます。
とても勉強になるコメントありがとうございました!
煙突組み立て時に、煙突業者さんから煙突つなぎ目にスクリューを打つように指示されていましたが、どう考えてもスクリュー穴から水が浸み込みそうに思えたので、私は付け焼き刃ですがスクリュー周りを耐熱シリコンでコーキングしてしまいました。
煙突掃除の度にこの部分もチェックはしていますが、この方法も耐久性については疑問…。
今後も御教授のほどよろしくお願いいたします!
ありがとうございます◎
この問題、私もずっと考えいた内容だったので、やはり、同じように悩む人が多いかと思い掲載してみました!
お役に立てて本当に良かったです!
私は現在薪ストーブ歴6年。
このブログを見てもお分かりと思いますが、薪ストーブ友達もたくさんでき、また、本当のプロの方の知り合いも出来たりと、すごく楽しく薪ストーブライフをエンジョイしています。
はっきり言って、薪ストーブは私の生活をとても豊かに変えてくれました!
是非これから薪ストーブライフをエンジョイしてくださいね!