飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

羅臼四日目

2021-08-10 07:28:54 | 2021北海道旅



羅臼野営場は激しい雨です。

昨夜は毛布二枚かけてねましたが、それでも寒かったです。

本州の暑さが嘘のようです。

(ちなみに、私、暖房用にエタノール暖炉をもってきています。道東では真夏

でも暖房が必なんです。)

昨夜は常連キャンパーさんのキャンピングカーに、船ちゃん(貴船さん)ともど

もお邪魔して、楽しい時間を過ごさせて頂きました。

この常連キャンパーさん、夏場はほとんどこのキャンプ場に住んでいて、時間

があるので、羅臼の漁師さんの仕事を手伝ったりしています。

だから、羅臼の漁業事情に詳しいのですが、今は羅臼も大変なようです。

私は、羅臼は日本一のイカの水揚げがあると思っていましたが、どうやらそれ

は過去のものになったようです。

気候変動の影響のせいか、魚が捕れたり捕れなかったり…。

半分博打の世界です。

そのくせ、船や装備は借金をして買っていますから、魚が捕れなかったら、借

金だけが残ってしまいます。

私は20年前から、ここ羅臼に来ていますが、町の様子はそのころからほとんど

変わっていません。

もし、漁師が儲かる仕事なら、羅臼は発展していくはずです…。

 

今日は雨で、外遊び系は出来ないので、ウトロ方面へ観光に…。

あまりに寒いので、車はヒーターをかけて走ります。

道の駅に車を停めさせもらい、歩いてウトロの町を巡ります。

ゴジラ岩

ウトロ港。

羅臼が漁業の町ならば、ウトロは観光がベースの町といったところでしょう

か?

気になるお店…。

調べたら、海鮮丼が美味しい店みたいですね!

この後の旅で、別のお店で食べる予定があるので、今回はスルーします。

キャンプ場に帰って来て、本を読んだり、温泉に入ったり…。

ひどい雨なので、今日はいつものように、飲み会は出来ませんね!

各自車の中で酒を飲むことになるでしょう。

 

今夜の夕食です。

ピザとハムのサラダ。

ダッチオーブンがあれば、車中泊だって美味しいピザが焼けます!

今夜はあまりに寒いので、とうとうエタノール暖炉の登場です…。

 

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羅臼三日目

2021-08-09 06:18:11 | 2021北海道旅
ここ羅臼野営場の最大の魅力。

それはなんと言っても熊の湯だと思います。



野営場から徒歩一分。

そこにこんなステキな温泉があるんです。

朝の早い時間、地元の方が掃除し、この一番風呂を楽しまれている時間以外なら、いつでも入れま

す。

そんな環境がたまらず、ここには毎年多くのキャンパーが訪れるんです。

一方、この熊の湯は、「マナーがうるさい。」などの評判もたっているのですが…。

注意される方も、私はそれなりの理由が有るからだと思うのです。

体も流さず入ろうとしたり、土足で洗い場に入ろうとしたり、体を拭かすに脱衣場に入ったり…。

基本的に人に迷惑をかける行為ばかりです。

やはり、最低限のマナーは守らないとね!

まずは寸志箱に100円ほどをいれ、タオルを持って、備えつけの洗面器を手に取る。

一言挨拶をして、洗い場に入り、邪魔にならないところで体をひととおり流して入る。

当たり前のことと思うのですが、そんなことが出来ていないと、やはり、一言言われてしまうと思

います…。



今朝はそんな熊の湯にゆっくり浸からせて頂きました。

やっぱり、知床の大自然の中のお湯は、最高ですね!

昨日から急に寒くなり、夜中は吐く息が白くなりました。

これが、本来の夏の羅臼の気温です。


お昼は、昨夜酒の席で、貴船さんより、旅人耳寄り情報を聞いたので、それを試しにセイコーマー

トへ…。



向かうはホットシェフのコーナー。

すいません。ご飯だけって売ってもらえますか?



本当じゃん!

さすが顧客満足度ナンバー1コンビニです!(実は大盛りも可能だそうです。)

ジンギスカンとモヤシも買って、お昼はジンギスカン定食になりました!



炊き立てご飯はやっぱり旨い!



夜になって、やっぱり貴船さんと、また、晩酌を始めます…。

再び夜の屋台状態に…。



ちょっと目立って見えたのか、一昨日、宴会に誘って頂いた常連キャンパーさんが…。

「お前ら、面白いから一緒に飲も!」と、その方のキャンピングカーに誘った頂き、再びお相手す

ることに…。

いや~。さらに常連キャンパーさんから、いろいろなお話しが伺え、船ちゃん「貴船さんのことで

す。」と私ともども、とても楽しい時間を過ごされて頂くことが出来ました!
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羅臼二日目

2021-08-08 07:23:31 | 2021北海道旅
羅臼二日目の朝を迎えました。

ここには、ほぼ毎年、岡山ナンバーの長老キャンパーさんがやって来ます。

私もそうですが、今、いっしょにいる貴船さんも、実は過去に、この長老キャンパーのお

世話になっています。


でも、これは決して偶然ではないんです…。



その長老キャンパーさんの車です。

お顔は掲載しないようにしておきます。

ご夫婦で、この羅臼野営場をこよなく愛されているのですが、実は、このキャンプ場で何かトラブ

ルが発生した時、すぐに仲介してくれたり、アドバイスしてくれりするのです。

長旅をしていれば、みなさん何かしら途中でトラブルも起こるものだし、みんな楽しくやっていて

も、時には、キャンパー同士やキャンパーとキャンプ場管理者、地元羅臼の方などとの間でトラブ

ルが発生することがありますが、そんなことをササッと解決して下さるのです。

おそらく、ここにいることが長いので、羅臼の情報を良く知っていて、みんなに顔が利くから、そ

んなことが出来るのでしょう。

こんな風に、もめごとを解決出来る力って、私は凄いと思うのです。

岡山ナンバーのお母さんは、いつもここで言っている口癖があります。

「人生楽しんだもの勝ち!」

まったくその通りだと思います。

岡山ナンバーのご夫婦は、ここ羅臼野営場に、自分達の極楽を見つけられたのでしょう。

しかしそれは、たまたま見つけたというだけでなく、御自分達の努力もあったから維持出来ている

ように私には思えるのです…。 


今朝は雨です。

昨日、貴船さんから頂いたホッケを燻製にしながら、朝食を作ります。



ダブルコンロはこんな時便利です。



これも旨そうにできましたね!

こうしておけば、しばらくはもつでしょう。

ちなみにこのダッチオーブン、20年ほど使い込んでて、私にとっては旅では欠かせないアイテムに

なっています。

雨で何も出来ないので、羅臼の道の駅でツブ貝をゲット。

時間をかけて、旨い昼食の準備です。



まずはこいつを手斧の背で割って…。



きれいに洗って、毒性のある白い液と、蓋の直ぐ下の硬い部分を切り取ります。

そして刺身に…。



肝は。ダッチオーブンの蓋をフライパン代わりにして、塩コショウ、バジルで炒めます。



サラダも追加し、昼間から晩酌(昼酌?)です。



その後、ひと眠りしたら、もう夕食の準備どき…。

相方?の貴船さんが外出から帰ってきて、夕食の準備をしながら、再び二人で飲み始めてしまいま

した…。

昨夜はみなさんで楽しくにぎやかに…。でしたが、今夜は貴船さんと、大人の飲み会の時間を楽し

むことが出来ました。



雨の中、お互いに車の後ろにライトをつけて、語らい合います。

…。

なんだか、昨年のちょうど今どき、やっぱりここで同じようなことをしたような…。
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羅臼一日目

2021-08-07 05:23:04 | 2021北海道旅
羅臼野営場の朝は早いです。



ここのトイレには、こんなものが貼られています。



野生動物にエサを与えると、悲惨なことにしかならない…。と言うことを知らせたものです。

このメスのヒグマは、観光客が与えたソーセージが元で、人との距離がとれなくなり、最後は射殺

するしかなくなったそうです。

野生動物と人間との間には、必ず距離をおかなければなりません。

場所は言えないのですが、以前このソーセージの悲劇と同じようなことが起こりそうな場面に遭遇

したことがあります。

その時は、まだ親離れしたばかりくらいのヒグマ三頭が、道端から離れようとせずにうろうろし

ていました。

おそらく、人の食べ物の味を覚えてしまったのでしょう。

私は何かできないかと、車に積んであった手斧片手に、そいつらを追っ払ったことがありました。

ちょっと無茶だったかもしれません。

でも、彼らにしてあげられるのは、せいぜいそのくらいだったと思います…。


朝は、ゆっくりとコーヒーを飲んだ後は…。



キャンプ場の土をホジホジ…。

ミミズを捕っています。

ちょっと、魚を釣りに行ってみます。

素人釣り師が、こんないい加減なエサでつれるのか?



こんなので

釣れてしまうか

オショロコマ。


はらわたを出して塩コショウし、バジルを少々。

ダッチオーブンで燻製を作ってみます。



味見したら劇ウマ!

上手く出来たので、ご近所さんにお裾分けしたら、そのままそちらの宴会に参戦することに…。



実は、常連キャンパーさんと、地元羅臼の漁師さんとの宴会の場でした!

ここのキャンプ場は、地元の方も楽しいことを知っているので、ちょくちょく飲み屋代わりにくる

んですね!

宴会が盛り上がるなか、常連キャンパーさんが酔っ払って言った一言が印象的でした。

「ここへ来たらみな平等。社会の地位がどうのこうの関係あらへん!」

「みんな楽しんで帰ればええんやし、熊の湯はいるときは、回りに気使って気持ち良く入ればええ

ねん!」

熊の湯とは、このキャンプ場の前にある、地元の方が管理されている野湯のこと…。

私もまったくその通りだと思いました!
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いよいよ到着です!

2021-08-06 06:20:17 | 2021北海道旅
今朝は厚岸の道の駅での目覚め。



シカがいます。でも、この子たち、もうここに住みついてしまっているんです…。

朝一番の仕事で、コインランドリーで洗濯。



以前、ここでママチャリで日本一周する青年に出会い、その後、彼は旅の途中で茨城の我が家に来

てくれた事がありました。

道すがら…。



オオハンゴンソウというらしいですが…。

きれいなんかですが、外来種であるので複雑です…。


ちょっと走って霧多布。

なんか私、美しいんだけど、どこかさみしげなところのあるここが好きなんです。

今年も来ちゃいました!



霧多布のキャンプ場。

ここも面白い旅人が集う場所です。



しばらく走って…。

標津町。



8月末になると、ここに旅人が集まります。

その理由は「シャケバイ」。

これを説明すると…。

旅を愛して、それそのものが生活のスタイルとなった人たちは、夏の終わりくらいから、この標津

町に集まり、シャケの加工のバイトをします。

そして、冬になると、暖かい沖縄あたりに南下。

今度はサトウキビの刈り取りのバイトをします。

こんな、一年を通して、好きな旅をしながらお金を稼ぐ生活スタイルを、「シャケバイキビバイ」

て言うんですね!

これらは、とにかく人手が必要なため、旅人でもなんでもウエルカム。

そのため、住める場所も多くは準備されているんですね!

世の中には、本当、面白い生き方をする人がいるんですね!


さらに走って、とうとう到着しました!



ここに来たら、まずは一杯!



羅臼の道の駅でゲットした、200円の刺身が肴です。

気持ちなくなってウトウト…。

目が覚めると、目の前に…。



おお!貴船さん!

昨年ここでお会いし、意気投合したかたです!

思わず固い握手!



そのまま再会を祝い、酒を酌み交わします。

(なんだか飲んでばかりいるような…。)

二人で話が盛り上がっていると…。



この方も、ここのキャンプ場の常連さん。

「お久しぶり!」と挨拶し、私たちの和に加わります。


やっぱり、こうやって、いろいろ楽しい方と知り合って、気持ちの良い時間が過ごせるこのキャン

プ場は最高ですね!

他にも、しばらくお会い出来なかった、岡山ナンバーの長老キャンパーさんとも再会でき、最高の

一日になりました!


私はしばらくここでゆっくりしますね!
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