鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

うばすて山

2018-12-30 | 鉄道の旅


2 0 1 8 年 8 月 1 9 日 ( 日 )

午 前 1 0 時 3 0 分

長 野 県 諏 訪 市

諏 訪 湖 畔



「諏訪の浮城」高島城を登城した私は、その雅称の由来ともなっている諏訪湖のほうへと自転車を走らせました。



復興天守の面する高島公園ぞいの通りを道なりに進んで700メートル。
諏訪湖畔を周回する道路に出ました。



街路樹として植わっているのはリンゴでしょうか?・・・そうではないようです。
案内看板によると、この樹木はカリン
諏訪の地は、江戸時代からカリンの特産地として有名だったそうです。
この時季は夏の強い日差しと落下防止のため、リンゴの場合と同様に果実に袋をかけておくのだそうです。



諏訪湖の周囲は16kmだそうです。
自転車だとゆっくり走って1時間半といったところでしょうか。



湖畔にある片倉館は、国の重要文化財に指定されています。
近代に建造された洋館建築なんだろうなぁ~と思いつつ、片倉館会館【国指定重要文化財】をカメラに収めます。



この煙突のある建物も片倉館かな・・・とりあえずカメラに収めました。
あとでわかったのですが、こちらは片倉館湯棟【国指定重要文化財】で、愛媛の道後温泉本館と同様に、重要文化財でありながら現役の温泉施設なのだそうです。





湖畔を1kmほど進んで、諏訪湖とはおさらばです。




午 前 1 0 時 4 4 分

J R 上 諏 訪 駅




レンタサイクルを返却し、JR上諏訪駅に戻ってきました。



乗車する電車は松本行き、わが本拠地・柏からはさらに遠ざかります。
手持ちの乗車券である青春18きっぷでは特急に乗車できないので、今度の電車は11時08分発 中央本線 普通電車 松本行きとなります。



上諏訪駅構内にて。
荻野屋峠の釜めしが販売されています。
荻野屋さんは碓氷峠を越えた先にも進出しているようですね。

そうそう、上諏訪駅構内といえば・・・



足湯!!
かつての国鉄長野鉄道管理局では「一駅一名物」運動が展開され、上諏訪駅ではホームに露天風呂が造られたのでした。
その後リニューアルされ、露天風呂から足湯になったようです。
現在、駅構内に足湯のある駅は全国各地に点在していますが、上諏訪駅はそのパイオニアとも言えるのです。

それでは、発車時刻まで足湯に浸かるとしましょう。



おおぅ、熱い・・・
お湯の温度はなかなかのもの、だいたい45度弱でしょうか。
東京の銭湯のような、じいさんが平然とは入りつつも真っ赤になっているようなあっちい湯船・・・まではいかないですが、それでも1分も足を入れていられないくらい。
上諏訪温泉の湯質だからなのか、湯槽の底は少しスベスベしていて滑りやすくなっています。

足湯の予想外の熱さに、私は早々にホームへと出てしまいました。



11時08分・・・ではなく3分遅れの11時11分、3両編成の普通電車 松本行きが発車しました。

車窓からは諏訪湖のたたえる水は消えていき、



前には田畑、奥には中央アルプスの山々が目に入ってきます。


塩尻駅からは中央本線を離れ、篠ノ井線に入ります。

車窓を楽しみつつ、「城攻め」も怠りなくすすめます。

11時30分、塩尻駅武居城(東筑摩郡朝日村)を攻略。
11時43分、南松本駅小笠原長時を登用。




午 前 1 1 時 4 7 分

J R 松 本 駅




まつもと~ まつもと~ まつもと~
2011年12月以来、久しぶりに耳にするおばさまのまつもとコールです。



今度の電車は、12時12分発 篠ノ井線 普通電車 長野行きです。
出発時刻まで多少の時間があるので、駅を出て食事をしてきます。



駅の東口にあたるお城口から外へ。
お城口の「お城」といえば、いうまでもなくあのお城のことですが、この日はあいにくご挨拶に伺う時間がありません。
それはともかく、駅近場のお店を探すとしましょう。



信州といえば、やっぱりおそば
生産量は北海道に次いで全国第2位ですが、そばといえば北海道!よりも長野県!!というイメージが強いですよね。
・・・・・・これこれそこの読者どの、「いつもの旅と変わらないじゃないか」とは言わない。



せいろそば! 山賊焼き! うまい!!
さすがは信州、立ち食いそばなのに蕎麦の風味がしっかりしています。それでいてせいろそば1枚500円!
山賊焼きは、端的に言うと唐揚げのでっかいもので200円、なかなかよろし。



店内にはなぜか単なるいたずら書きアハ体験の大学者先生のサインなんかもありました。


松本駅へ戻ります。



松本城天守群【国宝】の模型。
今回は本物にお目見えできないので、こちらで代わりとします。


そうそう、松本駅でも忘れずに「城攻め」



松本城は攻略なりませんでしたが、井川城(松本市)を攻略。
松本城に関係する武将、小笠原信浄、石川数正、石川康長、馬場信春を登用できました。



中でも馬場信春は、「武田四名臣」のひとり。
長篠の戦いで戦死するまで70以上の戦場に赴き、かすり傷ひとつ負わなかったといい、彼の「美濃守」の名乗りと共に「不死身の鬼美濃」と称されたそうです。
また軍師・山本勘助から築城術を伝授されたといわれ、松本城の前身・深志城など多くの城普請を担当したといいます。




12時12分発の普通電車 長野行きは、定刻どおり出発しました。
乗客はなかなか多く編成は2両、私はまたもお立ちとなりました。
私の立ち位置は、いうまでもなく進行方向右側です。


松本駅を発ってから1分もしないうちに・・・

NO PHOTO

松本城さまがチラッと見えたのです!
一瞬のことだったのでカメラに収めることは叶わなかったのですが・・・



日本100名城第29番・松本城攻略!


その後も、山あいの風景を楽しみつつ、「城攻め」

12時18分、田沢駅稲倉城中塔城(いずれも松本市)を攻略。
12時26分、明科駅小岩嶽城(安曇野市)を攻略。
12時35分、西条駅青柳城(東筑摩郡筑北村)を攻略、春日元忠を登用。
12時46分、聖高原駅麻績おみ(東筑摩郡麻績村)を攻略。
13時13分、稲荷山駅付近で屋代勝永、屋代政国を登用。




午 後 1 2 時 5 7 分

長 野 県 千 曲 市

J R 姨 捨 駅 付 近


電車は松本から7駅の姨捨(おばすて)に差しかかるころ。

「まもなく姨捨、姨捨、お出口は左側です。
 なお姨捨駅付近の車窓からは善光寺平を一望でき、『日本三大車窓』のひとつに挙げられております」





車掌氏の案内を聞くまでもなく進行方向右側を陣取っていた私は、その風景を堪能していたのでした。





電車は姨捨駅に入り、さらなる天の配剤が。

「姨捨駅では対向列車通過待ちのため、10分ほど停車いたします

それならば電車を出るしかないでしょう!



姨捨駅の駅名標。
矢印がまっすぐではないのは、この駅がスイッチバック構造になっているからです。



電車先頭から。
レールはこの先で行き止まりとなっています。
電車はいったん戻って反対側のレールに入り、



下方のレールに進入して、急坂を下っていくのですね。





かつては、武田信玄上杉謙信が激闘を繰り広げた決戦の地。
現在は建物も多く立ち並びつつも、緑も残っています。
そして今も昔も、千曲川が悠然と流れています。



捨てられちゃった?・・・わけではないですよね。
姨捨駅・・・その駅名から連想させる「うばすて山」伝説
ですがこの地には、老人を山に捨てるという風習はなかったといいます。



電車はひとりのジジババを捨てることもなく、姨捨駅を発車。




定刻より遅れること約4分、13時20分に篠ノ井駅に到着。
私はここで下車し、この日2つめのお城に向かいます。



【今回の乗車記録】

JR東日本 上諏訪駅 2番線 11時11分発(遅れ3分)
中央本線 普通 篠ノ井線直通 松本行き 3両
松本駅 5番線 11時47分着(遅れ3分)

松本駅 2番線 12時12分発
篠ノ井線 普通 信越本線直通 長野行き 2両ワンマン
篠ノ井駅 3番線 13時20分着(遅れ4分)

*所要時間 2時間09分 (乗車時間 1時間44分 待機時間 25分)
*移動距離 86.9km
*運賃  18きっぷ使用(不使用の場合、1,490円)





高島城~諏訪の浮城

2018-12-29 | 城郭【続日本100名城】


2 0 1 8 年 8 月 1 9 日 ( 日 )

午 前 9 時 3 2 分

長 野 県 諏 訪 市

J R 上 諏 訪 駅



早朝からの乗り鉄の末、私が下り立ったのはJR中央本線・上諏訪駅



上諏訪駅の周囲には、諏訪湖諏訪大社といった観光地が目白押し。
その中で私が訪れるのは、「諏訪の浮城」とも称される高島城です。

上諏訪駅から高島城までは、最短経路でだいたい1キロほど。
この日は最終的に千葉の柏に戻る日帰り旅なので、諏訪に滞在できる時間はわずか1時間半ほど。



そこで今回もレンタサイクルに頼ります。
国道20号線に面している上諏訪駅東口の近く、駅レンタカー 上諏訪事務所で自転車をゲット。
2時間で500円。やや割高な感じもしますが、文句は言ってられません。
この自転車にまたがって、高島城へ。




Google Map先生のご指導にしたがい、城下町の雰囲気ある小路に入りました。
おやおや、なんとも老舗感たっぷりの店構えですね・・・



この味噌蔵の脇にあった立て看板。
どうやらこのあたりが高島城の三之丸だったようです。



そしてこの丸高味噌蔵は、国の登録有形文化財とされています。
保有するのは神州一味噌株式会社
「シンシューイチ シンシューイチ おみおつけ♪」のCMでおなじみ?(最近はあまり耳にしませんが)の神州一味噌です。
最近まで、私は「シンシューイチ」=「信州一」だと思っていました。どうでもいいことですが。


小路を進んでいくと、



中門川三之丸橋がかかっています。
この先が二之丸ということになります。
その前に・・・



三之丸橋の脇にある三之丸湯跡
信州を代表する温泉地である諏訪、城内にも出湯があったのですね。


高島城は、三之丸・二之丸・本丸が一筋になっている連郭式の縄張りとなっていました。
連郭式の縄張りはその奥行きの深さから、大手(正面)からの攻撃には強いのですが、搦め手(裏手・脇)からの攻撃には本丸が顕わなため脆いのです。
ですが高島城は、曲輪の脇は河川と湿地で囲まれ、本丸が面する裏手は諏訪湖があったので、連郭式の弱点部分は補われていたのです。


さらに小路を進み・・・



見えてきました、復興天守です!



「きけん立入禁止」のテープがちょっと残念。



白いワンボックスがちょっと残念。



周囲に駐輪場が見当たらなかったので、天守そばの敷地を拝借させていただきました。



お濠を歩きながら、天守を仰ぎます。
本丸へは、冠木橋を渡って入ることができます。



冠木橋からの天守。
水濠に映る逆さ天守も見事です。



こちらは復興角櫓
ふつう「すみやぐら」は「隅櫓」と表記するのですが、高島城のそれは古図面にしたがって「角櫓」という表記になっています。
それよりも目を惹くのは、苔むした野面積みの石垣。
築城された江戸時代初頭当時のもので、水濠ともども諏訪市の文化財に指定されています。



それでは本丸へ。



復興された冠木門をくぐります。
形式はれっきとした櫓門ですが、名称は冠木門。
築城当初は、木を組んだだけの冠木門だったのですが、櫓門に改築された後も「冠木門」の名称は残ったそうです。

 

冠木門左右の野面積みの石垣が、また見事。




現在は高島公園として公園化した本丸。
往時には本丸の敷地の大部分を占めた御殿が建っていました。
そして泉水が流れるこのあたりには、御殿とは独立した能舞台が建っていたようです。



冠木門の左に位置する復興角櫓
現在はお茶屋として営業しているようです。
角櫓のそばに立つ高島城のキハダ【諏訪市指定天然記念物】。
この地方最大のキハダとされていて、樹齢は約130年だそうです。



特徴ある植込み。
城主を務めた日根野氏諏訪氏の家紋かとも思いましたが、どうやら違うようです。
何の紋様なんでしょう???



本丸の脇を守っていた持方月櫓の跡
現在は高島公園の裏口となっています。

 

こちらの石垣もまた、見事ですね。


再び本丸へ。



本丸の一角に鎮座する諏訪護国神社
その近くに・・・

 

三之丸御殿裏門【移築現存】があります。
高島城は、本丸だけでなく三之丸にも御殿が建っていたそうです。
現在はこの門が移築されていますが、かつては御川渡御門という門があったそうです。
ここはちょうど高島城の裏側、この門の先はかつては諏訪湖の湖面が広がっていました。




いよいよ天守へ。



天守内は資料館になっています・・・って、どこのお城もそうですね。
入場料は、大人300円です。


諏訪湖の湖畔に建ち「諏訪の浮城」の雅称をもつ高島城
その始まりは現在より北に位置する茶臼山にあった山城でした。
中世にこの地方を領有した諏訪氏によって築城されましたが、武田信玄が諏訪氏を滅ぼしたのちは、武田の重臣が城主を務めました。

天正18年(1590年)に豊臣秀吉が天下統一を成し遂げると、諏訪地方には日根野高吉が領主ととして入りました。
高吉は元禄元年(1592年)から7年かけて湖畔に高島城を築き、諏訪の城下町を建設しました。
関ヶ原の戦い後の慶長6年(1601年)日根野氏は下野国(栃木県)に移り、代わって諏訪頼水が2万7千石の石高で入り、諏訪氏がこの地に返り咲いたのです。
以降、明治維新まで諏訪氏が高島城の主としてこの地を治めたのです。







天守からの眺め。
近くに見える湖はもちろん諏訪湖です。
かつては湖面が天守の足元にまで迫っていたのですが、現在は湖の周囲に建物がひしめいているかのよう。
忍城ほどではないにせよ、高島城も「浮城」というには想像力が必要なようですね。

そして、続100名城スタンプ・・・



いささか控えめながら、第1層にありました。



130番、高島城!
絵柄はおそらく冠木門から見た復興天守でしょうか。
そして「城攻め」も忘れずに・・・



高島城、攻略!
ついでに花岡城(長野県岡谷市)も攻略できたところで、高島城の登城はここまで。





中央本線城攻め旅

2018-12-29 | 鉄道の旅


2 0 1 8 年 8 月 1 9 日 ( 日 )

午 前 4 時 4 2 分

横 浜 市 西 区

京 急 井 土 ヶ 谷 駅



約3日間の麻雀が終わり、この日私は帰宅の途に就きます。



やってきたのは京急線・井土ヶ谷駅
私は交通費をケチるためによく利用する京急さんなのですが、始発の時刻も地下鉄より早いのです。
なので今回の旅はめずらしく、



5時06分、井土ヶ谷駅からスタート!
南太田、黄金町、日ノ出町、戸部、そして横浜駅も通過。
神奈川駅をスルーして次の駅、



仲木戸駅で下りました。



赤い電車は、このまま品川へ。



仲木戸駅を出た目の前に、JR東神奈川駅があります。



ここで18きっぷ登場。
2回目の検印は「8月19日 東神奈川駅」。



東神奈川駅は、横浜駅まで行ってくれないことで有名な横浜線の始点。
ここでは5時35分発 各駅停車 八王子行きに乗車します。


横浜線は、「関八州城攻め旅」で回らなかったルート。
この機会に「城攻め」をしていきます。



この日最初の城攻めは5時41分、菊名駅獅子ヶ谷城(横浜市港北区)を攻略。

5時49分、鴨居駅池辺陣屋(横浜市都筑区)を攻略。
5時52分、中山駅榎下城(横浜市緑区)を攻略。
6時00分、成瀬駅成瀬城(町田市)と深見城(神奈川県大和市)を攻略。
6時10分、淵野辺駅淵野辺城(相模原市中央区)と小野路城(町田市)を攻略。
6時28分、片倉駅片倉城(八王子市)と横山党館(八王子市)を攻略。


そして6時31分、電車は定刻どおり八王子駅に到着しました。




午 前 6 時 3 3 分

J R 八 王 子 駅


この日の最終目的地は、わが本拠地・柏です。
そのことを踏まえて、今度の電車は・・・



6時35分発 中央本線 普通電車 松本行きです。
千葉県の柏とは正反対の方向。
それどころか、西八王子、高尾、相模湖、藤野の各駅を経て、関東地方とはおさらばしてしまいます。

「関東地方続100名城・ア・ラ・カルト」を覆す事態ということで・・・

(誤)「関東地方続100名城・ア・ラ・カルト」
(正)「関東甲信地方続100名城・ア・ラ・カルト」


こういうことにして、旅を続行します。
甲信地方・・・ということで、今回は山梨、そして長野にまで足を踏み入れます!



私を山梨、長野に連れて行く6両編成の電車は、定刻どおり八王子駅を発ちました。
この日は学生と思われる若者も多く、私は下車まで終始お立ちとなってしまいました。
(学生を「若者」と表記するあたり、私も年をとったものです)


八王子から2駅の高尾駅
中央線では東京都内で最も西に位置し、東京駅からの電車も大半はここで折り返します。
ミシュラン★★★の観光地・高尾山への拠点であり、お城業界においては100名城のひとつ・八王子城の最寄駅です。
こちらで「城攻め」してみると・・・

6時41分、高尾駅初沢城(八王子市)と小野田城(八王子市)を攻略。
八王子城は攻略できませんでしたが・・・



この日最初の武将・大久保長安さんを登用できました。
長安さんは江戸幕府創業の功臣で、金山・銀山の開発、東海道などの交通網の整備などに辣腕を振るい、「天下の総代官」と称されたほどのスーパー官僚です。
ですが派手好みでも知られていたようで、死後に不正蓄財を暴かれ大久保長安事件という疑獄事件に発展してしまうのです。
戦場での活躍は知られていないことからか、能力値は低めのように思えます。


電車は高尾駅を出て、都県境へ向かいます。
進行方向右側の車窓には、中央自動車道が同じく西へと伸びています。
さらに圏央道が頭上を越えて交差するジャンクション。
この八王子ジャンクション付近にて、



日本100名城・第20番、八王子城



城主であった北条氏照も登用できました。



都県境を越えると、ふたたび神奈川県相模原市へ。
相模湖のあたりも、現在は相模原市になっているのですね。

相模湖もサクっと通過し、ついに関東を脱出。
中央線の電車は、山梨県に入ります。


6時59分、上野原駅上野原城(上野原市)と奥牧野城(相模原市緑区)を攻略。


電車は三遊亭小遊三師匠の故郷・大月に入りました。
鳥沢駅を通過し、



すぐ近くの川を渡ります。
この川はあの相模川
相模川というと神奈川県のイメージが強いですが、源流は山梨県にあります。
ここから少し上流に行けば、「日本三奇橋」甲斐の猿橋という橋が架かっています。


7時18分、大月駅に到着。



駅のホームからは岩殿城が見えるのですが、撮りそびれてしまいました。



大月駅で岩殿城を攻略し、



小山田信茂を登用しました。
小山田は「武田二十四将」のひとりに挙げられますが、天正10年(1582年)の甲州征伐では主君の武田勝頼を見捨てて滅亡に追いやったため、織田信忠信長の嫡男)にその不忠をとがめられて殺されてしまいます。
この経緯もあってか、一部では「二十四将」に小山田を入れず勝頼を加えるものもあるようです。


電車はなおも西へ。
笹子トンネルを抜けて甲府盆地へと入ります。



中央本線は盆地の高台を進むため、車窓からの景色もなかなかものです。





勝沼ぶどう郷駅付近。
日本一のぶどうの産地だけあって、眼下に広大なぶどう畑を望むことができます。



塩山駅付近。
中央本線からの富士山は、あたまがひょっこり見えるだけ。
この日はちょうど山頂にだけ雲がかかっていました。


その間の「城攻め」・・・

7時39分、甲斐大和駅御坂城(南都留郡富士河口湖町)を攻略、初鹿野はじかの昌次を登用。
7時45分、勝沼ぶどう郷駅勝沼氏館(山梨県甲州市)を攻略。
7時49分、塩山駅於曾屋敷(甲州市)と浄古寺城(山梨市)を攻略。
7時52分、東山梨駅連方屋敷(山梨市)を攻略。
7時56分、山梨市駅八田家御朱印屋敷(笛吹市)を攻略。


そして8時09分、



甲府駅に到着しました。
甲府駅の発車時刻は8時16分なので、買い物をする時間はなさそうです。
次発は、8時29分発のスーパーあずさ1号だそうです。

甲府駅は、甲府城のそばにあります。
中央本線が甲府城の縄張りを貫いているのです。
そのため「城攻め」をすると・・・



日本100名城第25番・甲府城、攻略!



武将15人、一斉採用!
飯富おぶ虎昌、板垣信方、山県昌景、仁科盛信、武田信豊、武田義信、武田信廉のぶかど、土屋昌恒、小畠虎盛、跡部勝資かつすけといった武田の一族や家臣団。
武田の滅亡後に甲州を治めた河尻秀隆、加藤光泰、浅野長政・幸長父子。



悲劇の当主・武田勝頼の姿も。
武田の当主らしく、先祖伝来の日章旗と楯無の鎧に宣誓をしてご出陣なさるようです。


8時16分、定刻どおり甲府駅を発ちました。
甲府にあるもうひとつの100名城・武田氏館が攻略できなかったので、駅を出て少し進んだところでもう一度「城攻め」



武田氏館は攻略なりませんでしたが、さらに秋山虎繁、多田満頼ら4名を登用。



武田信玄の父・武田信虎
甲斐国をひとつにまとめ上げた猛将は、残念ながらモブ顔・・・。



軍師・山本勘助、登用!
一時期は架空の人物説もありましたが実在が証明され、大河ドラマ「風林火山」の主人公ともなった勘助。
顔グラは、ドラマで内野聖陽氏が扮した勘助をイメージさせますね。

さらに8時19分、竜王駅中野城(山梨県南アルプス市)を攻略。


電車は釜無川を渡り、西へ。



武田信玄は釜無川の治水を重要視し、信玄堤を築いて川を治めたといいます。


8時28分、韮崎駅日の出城(山梨県韮崎市)を攻略、甘利虎泰を登用。
8時32分、新府駅で・・・



続日本100名城第127番・新府城、攻略!
あと、能見城(韮崎市)も攻略できました。


8時40分、新府駅から2駅の日野春駅に到着。
ここでは10分近く停車するようで、乗客がこぞって下りていきます。



私も付和雷同して、外へ。



甲府駅で13分遅れて出発したスーパーあずさ1号が、日野原駅で追い越していきました。

「城攻め」も行い、日野春駅では若神子城(北杜市)と笹尾砦(北杜市)を攻略できました。


普通電車は、日野原駅を8時49分に発車。



車窓には、南アルプスと思われる山々が見えています。


8時55分、長坂駅深草館(北杜市)と先達城(長野県諏訪郡富士見町)を攻略。
8時57分、長坂駅発車後に谷戸城(北杜市)を攻略。


9時01分、小淵沢駅小海線との乗換駅です。



私はこのまま中央本線に乗り続けます。
次の駅は信濃境駅、このまま長野県に入ります。


長野県に入っても、抜かりなく「城攻め」
9時26分、茅野駅発車後に諏訪氏城館(長野県茅野市)と朝倉山城(長野県茅野市)を攻略、諏訪頼忠を登用。




午 前 9 時 3 0 分

長 野 県 諏 訪 市

J R 上 諏 訪 駅


八王子駅で中央本線に乗車して約3時間。



最初の目的地・高島城の最寄駅である上諏訪駅に到着しました。



ホームにたたずんでいる足湯に立ち寄ることもなく、駅の外へ。



この日の真の城攻めは、上諏訪駅より始まります。



【今回の乗車記録】

KEIKYU 京急電鉄 (KK42)井土ヶ谷駅 2番線 5時06分発
(KK)京急本線 普通 品川行き 6両
(KK35)仲木戸駅 2番線 5時18分着

JR東日本 [JH13]東神奈川駅 3番線 5時35分発
[JH]横浜線 各駅停車 八王子行き 8両
[JH32]八王子駅 6番線 6時31分着

[JC22]八王子駅 4番線 6時35分発
中央本線 普通 篠ノ井線直通 松本行き 6両
上諏訪駅 2番線 9時30分着

*所要時間 4時間24分 (乗車時間 4時間03分 乗換時間 21分)
*移動距離 204.3km
*運賃  井土ヶ谷~仲木戸 IC運賃 195円  東神奈川~上諏訪 18きっぷ使用(不使用の場合、3,350円)