鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

沼津港の名店「魚河岸にし与」

2024-01-21 | グルメ


令 和 4 年 ( 2 0 2 2 年 ) 1 2 月 2 8 日 ( 水 )

午 前 6 時 2 9 分

静 岡 県 沼 津 市

沼 津 魚 市 場



 

日輪が昇りつつある沼津。
山々の稜線と狩野川の水面が、我々の両眼にその姿を現し始めていました。



明るくなった魚市場では、海の漢たちが仕事納めを迎えています。

そして我々は、朝ごはんの時。
とりあえず前回のたびでお世話になった「せきの」さんへ。



開店時刻を迎えているはずなのですが、シャッターは下ろされたまま・・・ってなんなんでしょ、この画は?
翼の中央に黄色い紙が貼ってありましたが、どことなく女神さまの後ろ姿のようにも・・・見えないか。
読むと、機材の故障だか何だかで開店時刻が後れるとのこと。

それならば、別の店を探すほかあるまい・・・。
というよりも、旅立ち前からこの店には見切りをつけていたので、すでに別の店をリサーチ済みだったのでした。
我々が行きたいのは、港の大衆食堂だったので。




魚市場に面するメインストリートから1本奥の道にある、「魚河岸 にし与」さん。
お店の構えからも、地に根付いた食堂といった趣がしますね。


中に入ると、すでにお客さんでいっぱい。
10分ほど待ってから、テーブルへと案内されました。



まずは、静岡のお茶をいただきます。



最初にやってきたのは、女王様の好物・生しらす(600円)。



第2王子注文のはんぺんフライ定食(1,150円)、お刺身つきです。



女王様注文の魚河岸定食(1,150円)
あじフライ、白身魚フライにいかフライ・・・つまりはミックスフライ定食ですね。
こちらもお刺身がついているようです。



第2王子はさらにあじの刺身もオーダー。



私だけ丼物、あじたたき丼(1,350円)にしました。



沼津の港めし、うまいっ!!

女王様はお米をあまり召し上がらないので、お茶碗の半分以上のご飯は私がいただきました。
はんぺんフライは、第2王子と私、女王様へとシェア。
白身魚フライ、いかフライも女王様から他へシェア。

こういったやりとりを経て、港めし、完食!
にし与さん、本当にごちそうさまでした。



「年の瀬は静岡へ・2022」・第2話「沼津の名店『魚河岸 にし与』」 完

第3話「みかん王国」へ続く。

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仕事納め!沼津魚市場

2024-01-21 | グルメ


令 和 4 年 ( 2 0 2 2 年 ) 1 2 月 2 8 日 ( 水 )

午 前 6 時 0 0 分

静 岡 県 沼 津 市

沼 津 魚 市 場



夜明け前の東名高速を駆け抜け、



やってきた沼津魚市場
外はいまだ暗闇に覆われていましたが、



中はこのとおりの活気。
魚市場のせりの風景を初めて目にした女王様と私は、少しばかり興奮してしまいます。



あの大きな魚は、マグロ
青いシートに横たわっていたマグロは6尾だけだったので、セリはあらかた終わっていたのでしょう。



人だかりができている2ヶ所は、せりの真っ最中。
どんな魚介類の商いがされているかは、よくわかりません・・・。



右の人だかりの近くには、タイの入った発泡スチロールのトロ箱が多く置いてありました。
でも、タイのせりをやっているのではなさそうです。



左の人だかりの周辺には、タチウオの入ったカゴが多数。
これらのタチウオの放つ反射光が、なかなかに美しかったです。

駿河湾の奥に位置する沼津の海は、マグロなどの大型の回遊魚が入り込めない海域。
伊豆半島の天城山を水源とする狩野川が、山地の栄養分を含んで流れ込むので、タチウオの生育にはとても都合がよいのだそうです。



市場の奥。
水槽に水がたたえられていますが、魚はいません。
どうやらせりは終わっているようですね。



女王様大好き、カニさんも水揚げされたようです。




6時25分ごろ、せりはあらかた終わったようです。
中央にふたつあった人だかりは、徐々になくなりつつありました。


 

市場の外に出ると、真っ暗だった空は明るくなり始めていました。



市場の全容が明らかになったころ、令和4年の市場の業務は終わりを迎えようとしていました。





食べ歩き!近江町市場

2024-01-21 | グルメ


令 和 4 年 ( 2 0 2 2 年 ) 7 月 2 8 日 ( 木 )

午 前 6 時 ご ろ

ホ テ ル イ ン タ ー ゲ ー ト 金 沢



「第2王子の第2王子による第2王子のための金沢」、第2日目。
あの忌まわしき車中泊の前夜を含めば、たびは3日目に入ります。


この日の予定は・・・

 ・早朝、兼六園【特別名勝】を散策
 ・午前、近江町市場で朝ごはん or 昼ごはん
 ・ひがし茶屋街を散策
 ・金沢21世紀美術館で芸術鑑賞
 ・美術館近くのケーキ屋さんでおやつ?
 ・夕方、湯涌温泉の旅館へ

車中泊で思いのほかダメージを受けていた3人の旅人は、体調を回復することができたのでしょうか?




午 前 8 時 3 5 分

ホ テ ル イ ン タ ー ゲ ー ト 金 沢


予定ではもう兼六園を歩き回っているころですが、我々はいまだホテルの客室の中。
私と女王様は起床するも、旅立ちから体調の悪かった第2王子はまだ起きられないもよう。

兼六園といえば、日本三名園のひとつに挙げられる、わが国最高峰の庭園。
そして、金沢を訪れた観光客が第一に訪れるであろう観光地。
時間がたつにつれ兼六園は混雑してくることは、想像に難くはありません。



我々が下した決断・・・兼六園をパス。
翌日以降、時間があれば行くということにしました。




午 前 9 時 2 6 分

近 江 町 市 場


休息時間を延長し、ようやく第2王子が起床。
まだまだ全快にはほど遠いかな・・・と思わせる様子でしたが、ホテルのチェックアウトの時刻まであと1時間ほどだったので、意を決してホテルを出ることとしました。



柏ナンバーのごついVOXYは、昨晩に続いてホテルの近くにあるコインパーキングに駐車。
手荷物はVOXYのトランクに置いていき、



ホテルからわりと近くにある近江町市場へ。



市場の入口には、涼やかな氷が置いてありました。

近江町市場は、「金沢の台所」とも呼ばれる市場。
朝ごはんをいまだ食べていなかった我々は市場を闊歩し、食べ歩きをすることに。



最初のお店は、清商店
エビ、カニを専門的に商うお店です。



水槽を泳ぐオニエビ、1尾800円。



ざるにギッシリシマエビさん、こちらは1尾500円。



ぴっちぴちのオニエビさんを・・・食らう!!!



オニエビ♂・・・うまい!!



オニエビ♀・・・うまい!!



シマエビ♀、うまい!


オニエビは正式名をイバラモエビ(茨藻海老)といい、おもに北方の深海に生息しています。
地方によってはオニエビ(鬼海老)、サツキエビ(五月海老)、イバラエビ(茨海老)、北海道では「ゴジラエビ」などと呼ばれることも。
体長は15センチほどで、体の様々なところにトゲがあり、「茨」「鬼」などの呼び名につながっています。
日本では山陰沖から北海道にかけて見られますが、オニエビを主とする漁はありません。
他の魚介類の漁の際に混ざって捕獲されるだけなので、漁獲量は少なく「幻のエビ」と称されることもあるそうです。

シマエビは正式名をモロトゲアカエビ(諸棘赤海老)といいます。
体のしま模様から、市場や魚屋ではシマエビと呼ばれます。
シマエビも日本海などの北の海域で見られます。
生命力が強く、出荷先に送られた発泡スチロールの箱の中でもしばしば生き残っていて、塩水にもどすと元気に跳ねることもあるようです。

名前が似たやつで北海シマエビなるものもいます。
こちらの正式名は、ホッカイエビ(北海海老)
シマエビが刺身で食べられるのに対し、北海シマエビはボイルされて出荷され、生で食されることはないようです。






エビの中でもとびきり美味いとされるオニエビ、シマエビのお刺身を味わったあとは、お向かいの川木商店さんへ。
こちらはウナギ、ドジョウなどの川魚を主に扱っているようなので、



どぜう蒲焼串、うまい!

どじょう掬いの聖地・安来で食べて以来のドジョウ。
1本150円の串を2本買い、淡白な旨味を味わったのでした。



近江町市場の入口付近に陣取る、近江町コロッケのお店。



屋号はなんと世界の食品ダイヤモンドLⅡというそうな。
「Ⅱ」があるということで、「Ⅰ」も近江町のどこかにあるようなのですが、そんなことはどうでもよいこと。
女王様も気になっていた近江町コロッケをいただきます。



何のコロッケか忘れちゃったけど・・・近江町コロッケ、いいんじゃないですか。



近江町市場の食べ歩きで、じつに楽しげな女王様第2王子
そういえば第2王子の顔に血色が戻ってきたような・・・行き先だった兼六園を切り捨てた甲斐があるものです。



午前10時30分、



近江町食堂が開店しましたので、こちらで早いお昼ご飯をいただきます。



前菜としてもずく酢金時草の酢の物を・・・私は酸っぱい系の食べ物は苦手なので、ながめているだけ。


キンジソウ(金時草)は標準和名をスイゼンジナ(水前寺菜)といい、石川県ではキンジソウ(金時草)、愛知県ではシキブソウ(式部草)と呼ばれます。
葉の表面は深緑、裏面はあざやかな紫色をしていて金時芋のようにみえることからキンジソウ(金時草)と呼ばれるようになったといいます。
原産地は東南アジアであることから暑さに強く、夏の時季に盛んに生長し、旬を迎えます。



私とは味の好みが正反対の女王様は、もずく酢を喜んで召し上がります。
金時草の酢の物もお召し上がりになり、いたくお気に召したようです。




私がオーダーしたのは、ぶりかま焼きの定食セット。
近江町でお食事となると海鮮丼、お寿司、お刺身といった生魚のイメージが強い中、あえての焼き魚です。



ぶりかま焼き、うまいっ!
脂身が乗っていて美味なる頬肉、トロットロのコラーゲン豊かな目玉もまた美味し。
ぶりかまを文字通り骨の髄まで味わい尽くしました。
普段は早食いの私が、女王様第2王子を待たせていました。



食後のデザート・・・

 

フルーツ坂野の果物をいただき、近江町を後に。




午 前 1 1 時 3 6 分

百 万 石 通 り


昨晩泊まったホテルの近くに・・・



この雀荘、絶対に某グループを意識してるよな・・・。
某エグなんとかの大ファンでもある女王様は、名称をパクっていることについて明白に憤慨しておられました。




柏ナンバーのVOXYに乗り込み、お世話になったホテルインターゲート金沢さんを後にします。
次に向かうは、ひがし茶屋街です。



「第2王子の第2王子による第2王子のための金沢」第11話へ続く。

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出雲そばはどうでしょう・後編~献上そば「羽根屋」

2023-10-25 | グルメ


令 和 元 年 神 在 月 廿 参 日 ( 水 )

午 後 参 時 参 拾 九 分

島 根 県 出 雲 市

電 鉄 出 雲 市 駅





出雲大社から、電鉄出雲市駅へ。



JR出雲市駅とは通路で繋がっています。



出雲大社の本殿を模した北口



ロータリーの向かいにはおなじみのビジネスホテルもあって、出雲市の玄関口のようですね。



JR出雲市駅の東側にある電鉄出雲市駅は、なんだか隅に追いやられたようにもみえます。
人通りも多くなく、JR駅と比べるとどこか寂しげです。



電鉄出雲市駅を通り過ぎ、東へと歩いていきます。
駐輪場がありますが、構わず進みます。



公道に出たら、左へ。



"ARION"のビルの方へ歩いていきます。



この通りはおろち通りというそうです。
おろち通りを北へと歩きます。



グリーンリッチホテル出雲の看板が見えたら、すぐ先の信号を右折。
青いコンビニが角にありますね。



屋根つきの商店街を進んでいくと・・・



今宵のお食事をいただく献上そば「羽根屋」さんに到着しました。
屋号にもある「献上そば」って何でしょうね?
羽根屋さんのサイトによると・・・

明治40年(1907年)大正天皇がまだ東宮(皇太子)の御時、山陰地方に行啓された折に、羽根屋が出雲そばを御食膳に供したところ、殿下がおおいにお気に召され、「献上そば」の名をお許しになりました。
また昭和40年(1965年)には上皇・上皇后両陛下が東宮の御時に、御食膳に羽根屋の「献上そば」が供されました。


・・・のだそうです。
いわば皇室ゆかりのおそば、といったところ。
そのようなことは全く知らない私でしたが、とにかく入店。


「いらっしゃいませ」
入店の挨拶に次いで、店員氏が問いかけます。
「何名様ですか」
私はひとり旅なので「1名」と答えると、
「こちらの席へどうぞ」



入口からほど近い窓際のカウンター席、「献上そば 羽根屋」の「ば」の字のあたりの席に案内されてしまいました。

嗚呼、ここじゃない別の席に座りたかったのに・・・!

私の思いなど知る由もない店員氏は、ルーティーンを継続。
望まぬ席に、そば茶を供して立ち去ります。


店の奥にはテーブル席があり、私が座りたかった席もありそうです。
そんなこととは関係なく、店員氏は私のオーダーを受け、また立ち去っていきました。
私の心底にある最大のオーダーは、置き去りにされたまま。


やはり欲求は抑えられない。
私はトイレに行くというていで店の奥へ。
テーブル席には何組かが着座していましたが、私が座りたかった席は空いていました。



中庭への扉のそばにあるこの席。
この席こそ、水曜どうでしょう「原付西日本制覇」にてどうでしょう班が着座した席なのです。
私がちょっとばかり感動しながら写真を撮っていると、他のお客さんたちは「この人、何やってんだ?」というような表情をしていました。


席に戻り、



出雲そば割子三段、うまい!
ただ、かえしはみりんが少々強めのように感じました。でもうまかった!



そば完食 & そば湯完飲!



行きと同じ道をたどって、



JR出雲市駅に戻っていきました。





味楽ゆめり~夜の金沢散策

2023-03-05 | グルメ


令 和 4 年 ( 2 0 2 2 年 ) 7 月 2 7 日 ( 水 )

午 後 7 時 3 3 分

ホ テ ル イ ン タ ー ゲ ー ト 金 沢





眠れぬ夜を過ごした道の駅野沢温泉を発ってから、15時間。
旅立つ前にわが本拠地の布団を出てから、36時間。



この日のお宿・ホテルインターゲート金沢に到着しました。


このときの我々のステータス・・・

筆者(私) 寝不足、運転による疲労、眠い眠い眠い眠い
女王様    持病のめまいがわずかに起こる
第2王子   微熱、だるさ

三者それぞれに問題を抱えていましたが・・・
おおぅ、15時間ぶりに寝ることができる!
なにより、36時間ぶりにまともな寝床で横たわることができる!

金沢で、一泊!・・・するのはまだ早かったのです。


この日のお夜食をどうするか。
当時の私は正直早く寝たかったので、夜食はあとで、なんなら無しでもいいくらいでした。

しかしそれは許されません。

この旅に出る前、第2王子は駅近くの居酒屋に予約を入れていたのです。
予約の時刻は、午後8時。
ホテルからだと約1キロほど離れているので、仮眠をとることすら許されず、夜の金沢を街ブラすることになりました。




午 後 7 時 5 9 分

居 酒 屋 「 味 楽 ゆ め り 」 に 到 着




予定の時刻より1分前、この日のお夜食をいただく「味楽ゆめり」に到着しました。



ほほぅ、奥能登の食材を用いたお料理をいただけるのですね。
しかし「宇出津」「うしつ」というのはなかなかの難読地名ですね。
まぁ当時は眠気7割食欲3割の心持ちで、看板をまじまじとは見なかったんですけどね。



中に入ると、活気はありながらも落ち着いた感じ。
「ゆめり」さんは、令和4年(2022年)の食べログの居酒屋部門で「百名店」に選出されています。
店内の雰囲気からは「さすが『百名店』」といったところですが、はたしてお料理の方はいかがでしょうか・・・。


予約を入れていた我々は、入口から近めの座敷席へと通され、着座。



さっそくお通しが出されました。
枝豆に、たこのお造りでしょうか。
小皿に箸置き、敷き紙まで小粋なデザインが施されていますね。

お酒が飲めない第2王子と、酔拳の使い手ともっぱらの噂の女王様は、無難にソフトドリンクを注文。
いっぽうドライバーの私は、地酒をいただきます。
奥能登の地にこだわる「ゆめり」さんは、地酒も奥能登のものがそろっています。
しかし私はどうでしょう藩士ですので、

「過保護は手取りがドシャっと入って咳き込んで帰りゅ」

・・・という、大泉校長の語呂で有名な、加賀国の地酒「手取川」一択ですね!



手取川! くぅぅぅぅ~うまい!
炎天下を進んできた私の喉をいやす銘酒、そして清涼感に満ちた切子のおちょこも、眠気を抑え食欲を増進します。



夢サラダ・・・だったかな。
私は天敵のキューカンバーを除いて、そして女王様は生ハムを除いて・・・。
それにしても好き嫌いの多い連中ですねぇ。



お刺身9種盛合せがやってきました。
配膳する浴衣のおねいさんが、それぞれの刺身がどの魚であるかを説明してくれます。
ほろ酔いの私が「じゃあ、これは?」と問い返しても、おねいさんはにこやかに(失笑して?!)答えてくださいました。



生牡蠣
女王様の大好物。
牡蠣は生より焼きと考える私はここで宗旨変えすることなく、食べずじまいでした。



能登地どりの卵のふわふわ出し巻も美味いですねぇ~。


美味い食事と銘酒「手取川」で、ひとりしたたかに酔っていく私。
ほかにも頼んだ食事はあるのですが、次第に撮影も面倒になっていきました。


そして私がもっとも印象に残ったお食事・・・こんか鯖。
「さばのへしこ」ともいいます。
これがまぁ~しょっぺぇ~のですが、恐ろしく酒に合うのです。

こんか鯖→地酒→こんか鯖→地酒・・・これを繰り返したら、あっという間にダメ人間になってしまう。
そう感じさせる、恐ろしいコンボ。
そういえばかの上杉謙信も、塩分の濃い梅干を肴にして、酒を嗜むことをとても好んだといいます。
それがため、謙信は脳溢血により49歳で亡くなってしまうのですが・・・私も気を付けよう。



何を食べたかあまり思い出せなかったのですが・・・まぁいいでしょう。
お食事代は3人で16,000円ほどと安くはなかったものの、なんだかんだいって満足の得られたお食事でした。




午 後 9 時 3 8 分

J R 金 沢 駅 兼 六 園 口


新幹線でやってきた観光客が最初に見る、金沢の「アレ」。



「ゆめり」さんから駅まではそこそこ近いので、金沢駅兼六園口鼓門のライトアップを見に来ました。
うんうん、金沢に来たんだぞーーー!というのを一気に実感できますねぇ。



とはいえ第2王子の体調不良と私の寝不足のため、夜の散歩はここまで。
女王様が忘れた上着を取りに「ゆめり」さんに寄ってから・・・



金沢で、一泊!





家系四天王「杉田家」

2022-11-12 | グルメ


令 和 4 年 ( 2 0 2 2 年 )8 月 1 3 日 ( 土 )

午 前 9 時 4 5 分

横 浜 市 磯 子 区

ラ ー メ ン 杉 田 家



この日は麻雀大会の最終日となりましたが、それと同時に「ピクミンブルーム」コミュニティデーとなっていました。

「ピクミンブルーム」は、歩いてピクミン軍団を成長させる「歩きゲーム」。
そのイベントが行われているのが8月13日で、この日は10,000歩歩くと特典がありました。

そのため、己の空腹とピクミンのノルマを同時に満たすべく、大会会場から歩いていきました。



この日は台風接近と、それにともなって激しい雨が降るという、ピクミンのノルマを達成するにはなかなかの試練となりそうな天気。
よね先生が万が一のためと、私に傘を授けてくださいました。





道中激しいにわか雨に見舞われながらも、新杉田にある「ラーメン杉田家」さんに到着。
まだ10時にもなっていないのに、もう40人ほどが列を成している・・・。



三角コーンの表示から、食券を先に買ってから列に並ぶこととなっているようですね。



ラーメン 中(830円)とライス(150円)を購入。
券売機の元から離れようとすると、

「お客さん、おつりを忘れてるよ」

1000円札からのおつり20円を取り忘れていました。
声の主を見ると、齢40台後半の男性・・・厨房にいる店員たちの中では古株そうな方でしたが、動画で拝見したことのあるオーナーさんの顔とは違いました。
おそらく副将格の方でしょうか?



「お客様は我が味の師なり」
家系ラーメンの祖・「吉村家」のオーナー・吉村実氏の言葉であるというこのノボリ。
「吉村家」からのれん分けされた「直系」のしるしといいます。
各地に「家系」を名乗る店は多々あれど、「直系」のお店は数店しかなく、「杉田家」は「直系」の筆頭ともいうべき存在だそうな。



食券を購入したら、お店の入っているマンションの軒下で待ちます。
軒下は同じく入居者の駐輪場になっているので、そのエリアには入らないようにします。
この日は1列目と2列目までは軒下に入れましたが、3列目からは雨ざらしとなっていました。

時の経過とともに、列は長くなっていきました。
そして待ち人にとっては、無情なる激しい雨・・・。

そこに、白いかっぽう着に身を包む、すらりとした体躯の男性が登場。
動画でも拝見したことのある顔・・・津村進オーナーその人です。

「本日はこんな天気の中でお越しくださってありがとうございます。
 雨が激しくなってきましたので、本日は特例で、全体で1列内側にずれて並んでいただきたいと思います。
 そのかわり、入居者の方がいらっしゃいましたら、道をあけるようご協力をお願いします」

この見事な対応で、待ち人全員が雨ざらしにならずに済みました。
臨機応変な対応は言うまでもないところ、客であっても指図すべきところはしっかり指図するところも、素晴らしい接客だと感じました。
言葉も決して威圧的ではなく、慇懃でもなく、好感を抱けるものでした。



午前10時50分、着座&食券提出。

「ごはんはまぶし丼にしますか?」

店員氏より意図しない問いかけがあり、とまどってしまいました。
白いご飯を、チャーシューをまぶした「まぶし丼」に変更できるということなので、変更してもらうことに。
そして数刻、



ラーメンに先んじてまぶし丼がやってきました。
ラーメンがやってくるまで待っていましたが、それも束の間。



本日の朝飯・杉田家さんのラーメン(中)で~ございます!



杉田家のラーメン、これはうまい!!
スープの上澄みに鶏油(チーユ)、中ほどに豚骨スープ、底に醤油スープがしっかりと層をなしています。
「家系ラーメンは豚骨ラーメンと中華そばのいいとこ取り」といわれていますが、それをはっきりと体現しているようです。

私がよく行く近所の家系のお店には悪いのですが・・・今までいただいた家系ラーメンの中で一番旨かった!



まぶし丼、うまい!
チャーシューの味付けもさることながら、タマネギの柔らかさというかクタクタ具合がいい感じです。


手放しで美味い!と言えるラーメンに、私が舌鼓を打っている中、オーナーの津村さんはホールを担当されていました。
客席から厨房へと目を光らせつつ、素晴らしい接客を繰り広げる津村さん。
厨房はピリピリとしたムードはないものの、決して弛緩することはなく、程よい緊張感をもって各員が己の任を全うしているようでした。



午前11時すぎ、完食。
津村さん自ら「有難うございました」とお見送りをされていました。
私は自然と津村さんにこうべを垂れ、「杉田家」を後にしたのでした。




午 前 1 1 時 1 9 分

プ ラ ラ 杉 田


「杉田家」さんを後にするや否や、



激しい雨が降ってきました。
食後はそのまま歩いて会場に戻ろうとしましたが、それも断念。
10,000歩歩くという目標があるにもかかわらず、帰りは電車を使うことに。

その途上、プララ杉田というショッピングセンターにて。



同好会御用達のインド料理屋・「スンガバ」の杉田店にたどり着きました。
そうなれば、ここは言うまでもなく・・・



みんな大好き・チーズナン(500円)をテイクアウト。




京急杉田駅から電車に乗って弘明寺へ。
ピクミンのノルマである10,000歩も、下車した弘明寺駅あたりで達成し、そのまま会場へと戻っていきました。



チーズナンは、よね先生とおいしくいただきました♪





ねんがんの関内二郎

2022-08-24 | グルメ


令 和 3 年 ( 2 0 2 1 年 ) 1 2 月 2 8 日 ( 火 )

午 後 8 時 1 5 分

横 浜 市 中 区

ラ ー メ ン 二 郎 横 浜 関 内 店 付 近



令和3年最後の勤務は終わり、そのまま横浜へ。
やはり鬼ヅモの面々と麻雀をしなければ、年を締めくくることはできません。
今回は大会会場の最寄駅ではなく、そこから幾分手前のJR関内駅で下車。
駅の北口に面している国道16号・鎌倉街道を進んでいくと、おお、明らかな長蛇の列・・・。



軒下にある店舗の入口から続く長蛇の列は、およそ50メートルほど。
その列は1本で収まりきらず、末尾の長者町五丁目交差点付近で折り返して、2本目まで形成されています。

列の最後尾についたところで、果たして食べることができるだろうか。

じつはゴールデンウィークで横浜に行ったときも、関内二郎を食すべく赴いていました。
私が店の前まで歩いていくと、店のシャッターは無情にも半分閉められ、言外にオーダーストップであることを告げられてしまいました。
このとき私は、かのまん防の存在を思い出したのでした。

こういういきさつもあったので、今回は何としてもいただきたい。
一か八か・・・・・・午後8時18分、2列目の最後尾に身を置きます。



午後8時24分、店員氏が現れました。
もしや、無情の宣告をしに来たか?!

どうやら列の状況を確認しに来ただけのようです。
ホッとした・・・。



午後8時33分、2列目から1列目へと移りました。
まだまだ食事にはありつけそうにありません。



午後8時40分、ふたたび店員氏登場。
迫りくる戦慄の時・・・。

どうやら2列目の目安となる三角コーンを片付けていったようです。



午後8時44分、今度は若手の店員氏が現れました。
氏は列の整理をしてから、店内へと戻っていきました。

店員氏が登場するたび、足切りがあるかという緊張感を覚えます。



午後9時04分、店員氏登場。

「ごめんなさい、後ろ3名様、本日は終わりです」

ついに非情の宣告が発動されました。

「俺は、食えるんだ」

この宣告は、私にとっては勝利の宣告でもあったのです。




"NO JIRO, NO LIFE."
(二郎のない人生など、ありえない)



午後9時22分、列の前の人に続いて、券売機へ。
関内店はまず並び、入口に近づいたら一旦列を抜けて券売機へ向かい、食券を購入してから列に戻って入店を待つ方式のようです。
閉店に近い時刻だったため「売切」の表示が多く点灯しており、この日は「小ラーメン」「大ラーメン」「汁なし」「ニラキムチ」の4つのみ。



そんな中で今回購入したのは、小ラーメン
「汁なし二郎」で名を馳せる関内店さんですが、初めて伺った今回は小ラーメンをいただくこととしました。




入店まであと少し・・・



入店間際の待ち人。
自販機の場所でひとり、その手前でひとり立って待つようです。
今回の場合は女性二人が1組で待っていますね。



入口横の自販機。
上段をほぼ占めるサントリー黒烏龍茶は、すべて売り切れていますね。

またまた若手の店員氏が登場、食券の確認にきたようです。
手持ちの水色の札を提示しました。
私が食すべき小ラーメンが、いよいよ調理開始といったところですね。


午後9時42分、列の先頭へ。
1分後、店の軒下へ。

列の最後尾についてから、約1時間半の午後9時45分。
ついに入店です。

眼鏡をかけた人当たりのよさそうなオーナーさんに導かれて、私が着座したのは、長いカウンター席から独立した壁向かいの席。
座ってみると・・・前に食べた奴、テーブルを拭いていかなかったな。
ラーメン二郎は、基本的に店員が厨房からホールに出ないので、テーブルを拭くなどはセルフとなっています。
カウンターの反対側、壁向かいの席に座った私は、出来上がりのラーメンをカウンターまで受け取る必要があります。


午後9時48分、オーナーさんより「ニンニク入れますか」との問いかけがありました。

「ニンニクナシノヤサイカラメ」

この日は麻雀を控えており、ニンニク臭をお見舞いして有利な展開を狙いニンニク臭を部屋いっぱいに充満させるわけにはいかないので、今回の呪文はこのようになりました。



午後9時49分、カウンターの所定位置に出来上がりの小ラーメンが着丼。
私はこれを受け取り、己の座席へ持っていきました。





「ヤサイ」の呪文を唱えた=野菜増しにしましたが、暴力的な量ではありませんね。
火山でたとえるなら、楯状火山アスピーテ成層火山コニーデになった程度でしょうか。


いざ、実食!



関内二郎、うまい!
他の二郎とは一線を画す、甘みを感じられるスープ。
二郎愛好者シロリアンの中では賛否が分かれるともいいますが、私との相性はピッタリ。



卓上の唐辛子をふりかけて、ふたたび実食。
待ち時間もあってかなり空腹だったことを差し引いても、まったく無理なく味わうことができました。
他の二郎に比べたら、麺の量などもじゃっかん少ないのかもしれませんね。




午後9時57分、完食。

さすがは、ラーメン二郎の中でも名店との呼び声高い関内店。
私の中では、今までで一番の二郎でした。



店を出た私は、このまま徒歩で大会会場へと向かっていったのでした。





沼津港で魚を食べない!

2022-06-24 | グルメ


令 和 3 年 ( 2 0 2 1 年 ) 1 2 月 2 5 日 ( 土 )

午 前 1 1 時 1 1 分

静 岡 県 沼 津 市

深 海 水 族 館 付 近



沼津港深海水族館を出て、すぐ裏・・・



小粋なパン屋がありました。
"La torretta"(ラ・トレッタ)というようです。

中に入ってみると・・・ほとんどのパンがとっくに売り切れていました。
女王様は、お気に召したパンはなかったようです。
私は、とりあえず一番人気だというキーマカレーパン(税抜200円)を購入。



キーマカレーパン、うまい。
それでも松戸のと比べると・・・・・・でもあちらは40円ほど高いから、まぁ、いいでしょう。

あとは、300円の大きなクッペを購入。
このクッペがこの日のメインの昼食となろうとは・・・・・・このときは思ってもいなかったのでした。



沼津魚市場の向かいにたたずむ・・・



スーパーハウスか? と思ったら、キッチンカーのようです。
その名は「寿太郎号」
そこで繰り広げられている・・・



「みかん詰め放題!」
これが女王様第2王子を足止めしました。



500円を支払って、詰め放題に挑戦!



今回の戦果。
これがメインのお土産に、そしてこの日の昼食にもなりました。



みかんジュース、うまい!
私と第2王子は、「究極の生ジュース」と号するしぼりたてのみかんジュースを購入。
私はRサイズで700円、第2王子はSサイズで500円をそれぞれ支払いました。

使用されているみかんは、早生みかんである「由良」という品種だそうです。
ご当地・沼津でも栽培が盛んで、パンフレットの表記を借りれば「爽やかな酸味ととろけるような薄皮」が特徴なのだとか。

屋号?となっている「寿太郎」は、沼津で生まれた品種で、2月ごろから市場に出回るのだそうです。
これまたパンフの言葉を引用すれば、「温州みかんの王様」「通常のみかんより糖度が高く出荷量も少ない」のだそうです。

静岡県はみかんの産地で、収穫量は和歌山県についで全国第2位を誇ります(令和2年度)・・・って、愛媛県は3位になったのか?!



大量のみかんを持ち歩くわけにもいかないので、いったん駐車場に戻ります。
成田ナンバーのレンタカーさんにみかんを置いて、沼津港をもうしばらく散策するのでした。



クリスマスは沼津で・第4話「沼津港で魚を食べない!」 完

クリスマスは沼津で・第5話「沼津の浜辺を歩いてみた」へ続く。

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茨城県常総市「長塚商店」

2022-06-24 | グルメ


令 和 3 年 ( 2 0 2 1 年 ) 1 1 月 3 日 ( 文 化 の 日 )

午 後 3 時 0 0 分

茨 城 県 つ く ば み ら い 市

水 門 や き そ ば あ き た





「水門やきそば あきた」さんで、



この日3食目の焼きそばを賞味しました。


そして時刻は午後3時。
軽食に近い焼きそばのみを扱う店舗が、店じまいとなっていく夕刻を迎えつつあります。
私もそろそろ柏へと・・・帰りません。
Google Map さんを頼りに、時間ギリギリまで焼きそば屋さんに足を運びます。


「あきた」さんのある小貝川沿いから、西を流れる鬼怒川へと移動しました。
この鬼怒川を遡上していくと、



なにやら天守閣のような建造物が見えてきます。
かつてはこのあたりに豊田城という城郭があったようですが、この建物は違います!
本物の豊田城は小貝川のそばにあったとされており、碑文もそちらにあります。

さてこのニセ豊田城・・・正しくは常総市地域交流センターというそうですが・・・これが見えてきたら、目的の焼きそば屋さんはもう少し。




午 後 4 時 2 4 分

茨 城 県 常 総 市

長 塚 商 店


幹線道路沿いの空き地に、1台のワゴン車と2軒の屋台。



この日最後の焼きそば屋さん・「長塚商店」です。
お祭りやらイベントやらの出店とほとんど変わらないお姿ですが、これでもGoogle Mapに掲載されているお店です。
(Googleさんはなぜか「スーパーマーケット」と表記しておりますが・・・?)
こういうお店ですから、言うまでもなくテイクアウト専門となります。

こちらは焼きそばのほかに、大判焼き(120円)と煮イカ(600円)、それからバナナチョコ(200円)も作っているようです。
私は焼きそば(400円)と、大判焼きをオーダーしました。
オーダーを受けて、齢60ほどと思われるおばちゃんが調理を開始。

具となるキャベツと豚肉、そして麺を炒めていくと、ボトルからソースをドバドバと注いでいきます。
というわけで、できあがった焼きそば・・・

 (数キロ離れた公園で撮影)

ソースの色に染まった茶色の焼きそばは、ビニールのパックには収まりきらないほどの量。
青のりもたっぷりとふりかけられておりました。

おばちゃんは400円を請求してきましたので、そのとおりに支払いました・・・って、大判焼きを忘れてねぇか?!



焼きそばの画を日没前に撮りたかった私は、大判焼きのことは胸の内にしまい込み、急ぎ出立。
食事のためのベンチを探し回ったのですが、なかなか見つからず・・・



ようやく日没寸前、とある公園に到着。
ベンチが木陰の下にあったので、暗~い焼きそばの画になってしまいました。



ソース濃厚焼きそば、うまい!
おばちゃんがドボドボとソースを注いでできた焼きそばは、やっぱり濃厚ソース味。
甘酸っぱいソースの味が前面に出ているものでした。



この日焼きそばを4食いただいた私は、この地から30km以上離れている柏の本拠地まで、暗闇の中を自転車で疾走するはめに陥ったのでした。



「ちばらぎ焼きそばハシゴ旅」5皿目に続く。


沼津港大衆食堂「せきの」

2022-02-20 | グルメ


令 和 3 年 ( 2 0 2 1 年 ) 1 2 月 2 5 日 ( 土 )

午 前 8 時 5 8 分

静 岡 県 沼 津 市

沼 津 港 ・ 沼 津 魚 市 場



 

 

柿田川公園でさわやかな朝を迎え、



沼津市内に戻りました。
JR沼津駅には、わが同好会副会長が熱心に勤行されている「ラブライブ」のバスが停まっていました。



成田ナンバーの青いレンタカーを走らせ、





沼津港沼津魚市場にやってきました。
市場の裏にある無料駐車場に運よく空きがあったため、こちらで駐車することに。



駐車場のすぐそばは海・・・と思っていましたが、後から地図を見返すとここは狩野川の河口。
このときはまだ曇りがちで、伊豆半島の先がよく見渡せませんでした。



何かの城かな・・・と思っていましたが、こちらは我入道がにゅうどう八幡神社の社殿。
海底火山の噴出物からできた小さな山に、海の安全を守る八幡さまがお祀りされているのだそうです。



車から降りた我々は、



沼津魚市場の建物沿いに歩き、その向かい側の店・・・



沼津港大衆食堂「せきの」で朝食をとることにしました。
外にはすでに待ち人がひとり・・・なかなか繁盛しているようですね。

数分後、中から食事を終えた客が出てきました。
先にいた待ち人が、港の大衆食堂らしいぶっきらぼうなご主人に導かれて、中へ。



なんでこんなにボロいのかはともかく、暖簾はこんな具合。



マスコミ取材実績が貼ってありました。
読んでみると・・・

「オードリー春日くん」「若林くん」「狩野英孝くん」「金子けんくん」

・・・のような若手のタレントさんの敬称は「くん」。

「徳光さん」「白竜さん」「ずん飯尾さん」「温水さん」「車だん吉さん」

・・・のように中高年のタレントさんの敬称は「さん」。
ホンジャマカの石塚さんや、キャイ~ンのウド鈴木さんのように・・・

「石ちゃん」「ウドちゃん」

・・・と「ちゃん」づけの愛称が定着しているタレントさんも。
その中で異彩を放つのが・・・

「アンジャッシュ児島だヨ」

・・・と大島さん児島さんの持ちネタ?を交えていますが、呼び捨てになっていました。





暖簾の前で待つこと数分、食事を終えた家族連れが出てきました。
ようやく我々が入店する番のようです。


中は4人掛けのテーブル席とカウンター席のみで、座席はだいたい10席ほどでしょうか。
そして厨房には、ご主人以外にいらっしゃらないもよう。
この日たまたまなのか、それともいつもなのかはわかりませんが、いわゆるワンオペで切り盛りしていました。


注文は・・・



第2王子と私は、入口のノボリにもあった地アジ丼(900円)。
女王様は、これまた入口のノボリにあった単品の地あじフライ(850円)をオーダーしました。


そしてやってきた地アジ丼・・・



あれ・・・思い描いていたものとは違う・・・これって「丼」じゃないじゃん!
そんなセリフを吐きそうになってしまうような、なんだか小ぎれいな盛り付け。
大衆食堂のイメージをぶち壊してきた地アジ丼を前に、私はマスクの裏で複雑な表情を浮かべていました。
それはともかく・・・



地アジ丼、うまし!
がっつり系の丼物が出てくると思ってきた私は肩透かしを食らったものの、さすがは港のアジ。
「アジ」の名前の由来が「味が良い」ところからきたという嘘のようなホントの話が、なるほどその通りなんだなぁと確認できる味でした。

お味噌汁はサケのあら汁で、これまたよろし。
アジの骨せんべいで、文字通り骨までアジを味わいました。

画像を押さえるのを忘れてしまいましたが、地あじフライがこれまたおいしかったです。



腹いっぱいとまではいかなかったものの、満足感を得て「せきの」を後にしました。



クリスマスは沼津で・第2話「沼津港大衆食堂『せきの』」 完

クリスマスは沼津で・第3話「沼津港深海魚水族館」へ続く。

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