鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

ねんがんの関内二郎

2022-08-24 | グルメ


令 和 3 年 ( 2 0 2 1 年 ) 1 2 月 2 8 日 ( 火 )

午 後 8 時 1 5 分

横 浜 市 中 区

ラ ー メ ン 二 郎 横 浜 関 内 店 付 近



令和3年最後の勤務は終わり、そのまま横浜へ。
やはり鬼ヅモの面々と麻雀をしなければ、年を締めくくることはできません。
今回は大会会場の最寄駅ではなく、そこから幾分手前のJR関内駅で下車。
駅の北口に面している国道16号・鎌倉街道を進んでいくと、おお、明らかな長蛇の列・・・。



軒下にある店舗の入口から続く長蛇の列は、およそ50メートルほど。
その列は1本で収まりきらず、末尾の長者町五丁目交差点付近で折り返して、2本目まで形成されています。

列の最後尾についたところで、果たして食べることができるだろうか。

じつはゴールデンウィークで横浜に行ったときも、関内二郎を食すべく赴いていました。
私が店の前まで歩いていくと、店のシャッターは無情にも半分閉められ、言外にオーダーストップであることを告げられてしまいました。
このとき私は、かのまん防の存在を思い出したのでした。

こういういきさつもあったので、今回は何としてもいただきたい。
一か八か・・・・・・午後8時18分、2列目の最後尾に身を置きます。



午後8時24分、店員氏が現れました。
もしや、無情の宣告をしに来たか?!

どうやら列の状況を確認しに来ただけのようです。
ホッとした・・・。



午後8時33分、2列目から1列目へと移りました。
まだまだ食事にはありつけそうにありません。



午後8時40分、ふたたび店員氏登場。
迫りくる戦慄の時・・・。

どうやら2列目の目安となる三角コーンを片付けていったようです。



午後8時44分、今度は若手の店員氏が現れました。
氏は列の整理をしてから、店内へと戻っていきました。

店員氏が登場するたび、足切りがあるかという緊張感を覚えます。



午後9時04分、店員氏登場。

「ごめんなさい、後ろ3名様、本日は終わりです」

ついに非情の宣告が発動されました。

「俺は、食えるんだ」

この宣告は、私にとっては勝利の宣告でもあったのです。




"NO JIRO, NO LIFE."
(二郎のない人生など、ありえない)



午後9時22分、列の前の人に続いて、券売機へ。
関内店はまず並び、入口に近づいたら一旦列を抜けて券売機へ向かい、食券を購入してから列に戻って入店を待つ方式のようです。
閉店に近い時刻だったため「売切」の表示が多く点灯しており、この日は「小ラーメン」「大ラーメン」「汁なし」「ニラキムチ」の4つのみ。



そんな中で今回購入したのは、小ラーメン
「汁なし二郎」で名を馳せる関内店さんですが、初めて伺った今回は小ラーメンをいただくこととしました。




入店まであと少し・・・



入店間際の待ち人。
自販機の場所でひとり、その手前でひとり立って待つようです。
今回の場合は女性二人が1組で待っていますね。



入口横の自販機。
上段をほぼ占めるサントリー黒烏龍茶は、すべて売り切れていますね。

またまた若手の店員氏が登場、食券の確認にきたようです。
手持ちの水色の札を提示しました。
私が食すべき小ラーメンが、いよいよ調理開始といったところですね。


午後9時42分、列の先頭へ。
1分後、店の軒下へ。

列の最後尾についてから、約1時間半の午後9時45分。
ついに入店です。

眼鏡をかけた人当たりのよさそうなオーナーさんに導かれて、私が着座したのは、長いカウンター席から独立した壁向かいの席。
座ってみると・・・前に食べた奴、テーブルを拭いていかなかったな。
ラーメン二郎は、基本的に店員が厨房からホールに出ないので、テーブルを拭くなどはセルフとなっています。
カウンターの反対側、壁向かいの席に座った私は、出来上がりのラーメンをカウンターまで受け取る必要があります。


午後9時48分、オーナーさんより「ニンニク入れますか」との問いかけがありました。

「ニンニクナシノヤサイカラメ」

この日は麻雀を控えており、ニンニク臭をお見舞いして有利な展開を狙いニンニク臭を部屋いっぱいに充満させるわけにはいかないので、今回の呪文はこのようになりました。



午後9時49分、カウンターの所定位置に出来上がりの小ラーメンが着丼。
私はこれを受け取り、己の座席へ持っていきました。





「ヤサイ」の呪文を唱えた=野菜増しにしましたが、暴力的な量ではありませんね。
火山でたとえるなら、楯状火山アスピーテ成層火山コニーデになった程度でしょうか。


いざ、実食!



関内二郎、うまい!
他の二郎とは一線を画す、甘みを感じられるスープ。
二郎愛好者シロリアンの中では賛否が分かれるともいいますが、私との相性はピッタリ。



卓上の唐辛子をふりかけて、ふたたび実食。
待ち時間もあってかなり空腹だったことを差し引いても、まったく無理なく味わうことができました。
他の二郎に比べたら、麺の量などもじゃっかん少ないのかもしれませんね。




午後9時57分、完食。

さすがは、ラーメン二郎の中でも名店との呼び声高い関内店。
私の中では、今までで一番の二郎でした。



店を出た私は、このまま徒歩で大会会場へと向かっていったのでした。





あわしまマリンパーク・後編~魅惑のバックヤードツアー

2022-08-24 | 動物園・水族館


令 和 3 年 ( 2 0 2 1 年 ) 1 2 月 2 5 日 ( 土 )

午 後 2 時 3 0 分

静 岡 県 沼 津 市

あ わ し ま 水 族 館



あわしま水族館のバックヤードツアー。
参加費用は、大人ひとり1,000円。



集合場所近くの水槽にいるモンツキハギでも眺めながら、ツアー開始時刻まで待っていました。



そして午後2時30分、バックヤードツアー開始。



まずは流し場のある控室へ。
こちらのホワイトボードは、生き物へのエサやりのスケジュールを表示したものだそうです。
「A1」やら「パノラマ」やらは、おそらく水槽の整理番号でしょうか。
そこから考えると、ほとんどの生き物たちは1日おきにエサを食べるようですね。
ホワイトボードの右半分には、与えられるエサの内容が記載されているようです。



ナビゲーターを務める飼育員のおねいさん
彼女が手に取るエサよりも気になってしまった、カットわかめ
これも生き物のエサのようですが・・・

「カットわかめはどの生き物のエサでしょうか?」

某クイズ番組のミステリーハンターのごとく、問題を出してきたおねいさん



答えはこちら。
おねいさんが手に取っているムラサキウニでした。
身体を守るウニのトゲトゲもそれほど鋭いわけではなく、またトゲに毒があるわけでもないので、おねいさんも素手で扱っています。

おや、同じ水槽に入っている・・・このウニっぽいのはバフンウニだな・・・。

「そちらは触らないでくださいね~、毒を持っていますから

ヒェッ! そんな危なっかしいモノを同じ水槽に入れるなよ~!
そう思いましたが、まずはおねいさんの許可なく生き物を触っちゃいけませんでしたね。


水槽で展示できない生き物を手に取るおねいさん



こちらはメンダコ・・・の死体。



とてもか弱い生き物で、カメラのフラッシュの光でさえもそのショックで死んでしまうのだそうな。
深海水族館では撮影禁止となっていますが、こちらは撮影OK。
だって、もうお亡くなりですからね。

漁獲されたものの中に混じっていたようで、漁師さんから寄付してもらったのだそうです。
メンダコはものすごく臭いらしく、生きていたまま水揚げされると、その臭いでメンダコが獲れたとわかるのだそうです。



こちらはオキナエビ



深海水族館ではこんな感じですが、本来の身体の色はヨモギ色をしているのですね。
むちゃくちゃ地味な色をしていますが、食べるとめちゃ美味いのだとか。
たまに網に引っ掛かる程度の量しか獲れないため、市場には出回らないようです。



こちらはサメの卵。
卵の端には紐のようなものがついていて、海藻に絡まりやすい構造になっているそうです。
巾着袋のような見た目から、「人魚の財布」とも呼ばれているそうです。
サメの幼魚はこの巾着袋のような卵の殻に守られ、ある程度成長してから卵の外に出てきます。

 

大王じゃないけど、グソクムシ(具足虫)
女王様は気味悪がっていましたが、おねいさんは難なく手づかみ。
さすがです。

 

バックヤードツアー、トリを務めるのはウミガメさんたち。



ウミガメさんとふれあい体験・・・!



ウミガメさんの顔。
リクガメと比べると、目がとても大きいですね。
体重はだいたい6kgほどとそれほど重くないはずなのですが、妙にずっしりと感じました。



ウミガメさんと一緒に、写真撮影。


最後におみやげをもらい、30分ほどのバックヤードツアーはお開きとなりました。




午 後 3 時 0 1 分

ア シ カ シ ョ ー




ツアーお開きと時を同じくして、アシカショーが始まっていました。



まずは客席にごあいさつ。
今回曲芸を披露してくれるのは、アシカの仲間であるオタリアラディさん。





ボール、ポールを使った曲芸を難なくこなすラディさん。



続いて、輪投げキャッチ。
飼育員さんのトスした輪っかを、これまた難なくキャッチするラディさん。

次の曲芸は、見物客が輪っかを投げ、それをキャッチしてみせるというもの。



この視聴者参加企画に、なんと第2王子が飛び入り参加。
例年にないほどの積極性を示しています。
そんな第2王子に、私が悪魔のささやき・・・。

「あさっての方向に投げちゃえ」



第2王子、投げました!



第2王子の投げた輪は、予定よりも幅の狭い放物線を描いています!



ラディさん、見事にキャッチ!



輪っかが届かなくてゴメンナサイ。



500円のお魚(エサやり体験)をあげるから、許してね。



こうして大満足のまま、マリンパークを後にします。




空はすっかり晴れ渡っています。
帰りも、らぶらいばーな船に乗ります。
500メートル以上の山に縁のない我々千葉県民たちは、富士山をもっとよく見たいと思い、甲板に立ったまま航行していきます。
・・・が、これがまずかった。

風が強い・・・・・・!!

あれだけ富士山がきれいに見えるのに、なぜ他のお客さんは外に出ないのだろう。
その答えが、海上に出てはじめてわかったのです。

体重が40kgほどしかない女王様は、風にあおられないようにとかなり必死。
そして私は、暖かい天気に惑わされ、車中に上着を脱いでいったことを激しく後悔するのでした。



しかしこの強風は、さらなる嵐の序章に過ぎなかったのです。



クリスマスは沼津で・第7話「あわしまマリンパーク・後編~魅惑のバックヤードツアー」 完

クリスマスは沼津で・最終話「嵐の大瀬崎」へ続く。

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