鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

国道16号の起点・横浜

2014-11-14 | チャリ旅


2 0 1 4 年 8 月 1 6 日 ( 土 )

午 後 6 時 3 3 分

神 奈 川 県 大 和 市

フ ァ ミ リ ー マ ー ト つ き み 野 入 口 店



相模原をスムーズに通過したママチャリと私。



なぜか大和市に入った途端、私のおなかが悲鳴を上げます。
地下立体交差のところにあったファミリーマートで二度目の休憩です。



本日の行程はだいたい50km。
大和市に入る前に高島町まで20kmのキロポストを通過していて、高島町から先の吉野町まではだいたい5kmほど。
八王子を発ったのが午後4時20分なので、コンビニ休憩を込みとしても時速11km強と、前日とは打って変わってのハイペース。
しかもこの先に御殿峠のような難所はないと思われるので、このまま行けば午後9時ごろには到着できそうです。



この日二度目のファミマを発ち、地下立体交差で潜っていた国道16号と合流。



ほどなく進んだところにある歩道橋には、「町田市上鶴間1丁目」とあります。
市境標もなくひっそりと、3度目の町田市へ突入です。つまりは東京都に逆戻り、とも言えますねぇ(^_^;)

そのまま進むと、なにやら大規模な高架橋を建造しています。



高架橋工事は断続的ながらも、数kmほどに及んでいます。

 

国道246号と交差する東名入口交差点
地上にある国道16号に対し、国道246号は高架化されています。
ですが将来的には、国道16号も高架化されそうです。
東名の先に続く保土ヶ谷バイパスを町田側まで伸ばす工事のようです。



国道246号のすぐ先に、東名高速道路横浜町田インターが待ち構えます。



横浜町田インターには、歩行者・自転車用の側道が用意されています。
少しばかり狭いですが、側道を通れば難なく通過できます。




午 後 6 時 5 4 分

い つ の 間 に か 横 浜 市 内 に




横浜町田インターを越えると、国道16号の上空を高架橋が覆っています。
東名からバイパスまで直通しています。
さらに1kmほど進むと、



保土ヶ谷バイパスとの分岐点・上川井インターが現れました。
国道16号はここで二手に分かれますが、バイパスのほうは自動車専用道路となっていて自転車は立入りできません。
鶴ヶ峰方面へと続くバイパスでないほうの国道16号へと進みます。

そういえば、いつの間に神奈川県に入っていたのでしょうか?
地図を見てみると、横浜町田インターのところをバサっと都県境が横切っています。
あのほっそーい側道を通っている間に神奈川県に入っていたのかもしれません。



横浜市内に入り、キロポストも変わります。
さすがに「横浜まで●km」というものはなくなります。
そしてここは保土ヶ谷バイパスとの分岐点ですので、「新保土ヶ谷ICまで9km、高島まで14km」と表示されています。
私とママチャリが向かうのは高島のほうです。




午 後 7 時 0 2 分

上 川 井 イ ン タ ー を 通 過




あれだけの権勢を誇っていた国道16号が、バイパスを外れると片側1車線になってしまいます。
非バイパスの16号は八王子街道の通称をもちます。



保土ヶ谷バイパスを外れて最初の青看は、上川井インターからだいたい700mほどで現れます。
先ほどから登場する地名・鶴ヶ峰は、旭区役所があるところです。
相鉄線ユーザーでないとピンと来ないかもしれません。



八王子街道を進んでだいたい5km、鶴ヶ峰付近に差しかかりました。
青看に国道16号の起点・高島が表示されるようになりました。

八王子街道は、横浜の丘陵地帯を進んでいきますが、ゆるやかなアップダウンはあるものの、傾斜は体感で3%弱。
坂自体も長いものはなく、難なく通過できます。



鶴ヶ峰から1.5kmほど、保土ヶ谷区に入りました。
相鉄線の西谷駅を右に見ながら進んでいきます。
西谷駅の真上を東海道新幹線の高架が通過しています。



西谷駅から1km弱、横浜環状2号線との分岐手前で片側2車線となります。



片側2車線になってからだいたい1km、上星川駅の駅前を通過し和田町駅付近。
アップダウンもほとんどなくなり、夜の横浜市内を快調に進みます。
高島町まではあと4km。



和田町駅付近から約1.5km、ついに横浜市西区に入りました。



八王子街道でもっとも傾斜のある坂。
横浜市内を流れる帷子(かたびら)川、相鉄線、JR東海道線&横須賀線を一気に越えていく橋です。



橋の下には何重にも敷設された線路、そしてその先にはランドマークタワー
いよいよこの日のゴールが近いと実感。



橋詰にある浜松町交差点を左折。
ここから高島町までは、国道1号との重複区間となります。



重複区間は1kmほどしかなく、京急線・戸部駅の高架が見えてきたら高島町まではあと少し。




午 後 8 時 0 1 分

国 道 1 6 号 の 起 点 ・ 高 島 町 に 到 達


 

国道16号の法律上の起点&終点である高島町交差点です。
八王子駅前からスタートして3時間40分と、前日のほぼ2倍のペースで到達できました。
千葉からスタートして170kmを走破、そして予想外のハイペースに感慨もひとしお・・・といったところですが、本日の目的地はここからもう少し先の吉野町です。

ちなみにこの高島町交差点は、自動車は右折することはできません




一服することなく高島町から旅を再開。
頭上にきらめくランドマーク。



左側にはJR根岸線の大ガード。
かつては落書き防止のために落書きアートが描かれていましたが、今は完全に消されています。
新たに落書きをする不届き者はいないようでなによりです。



ガード下を通っていくと、中区の区境標がぽつんとあります。



すぐ先に、JR桜木町駅があります。



駅のすぐそばに、国道133号との分岐があります。
国道133号は桜木町駅前から山下公園までを結ぶ「港国道」で、全国で4番目に短い国道です。



桜木町駅前を過ぎると、オフィス街の中心部に入っていきます。
前方に横浜スタジアムが見えたところで、国道16号は尾上町交差点を右に曲がります。



右折したところにあるJR関内駅です。
ここから吉野町までは鎌倉街道を通ることになります。



曙町などの繁華街を通り、

 

この日の目的地・吉野町三丁目交差点に到達しました。
国道16号はここで鎌倉街道と分かれます。



こうしてママチャリを無事に横浜に取り寄せて、私は麻雀大会に参加したのでした。
大会が終わったあと、国道16号の旅は最終段階へ。





政令指定都市・相模原

2014-11-09 | チャリ旅


2 0 1 4 年 8 月 1 6 日 ( 土 )

午 後 5 時 1 6 分

相 模 原 市 緑 区

橋 本 駅 付 近





国道16号線唯一の峠・御殿峠を下り、ママチャリと私は神奈川県相模原市へ。
相模原といえば、このほど平成21年に政令指定都市になった大きな街です。


政令指定都市とは、地方自治法第252条の19第1項によると、
「政令で指定する人口五十万以上の都市」
のことをいいます。
政令指定都市になると、都道府県が所管する事務の一部を政令市単独で行うことができ(同条2項)、また政令市のもとに区を置くことができるようになります(同法第252条の20)。
政令指定都市になる条件は、明文化されているのは意外にも人口だけだったりします。
しかし実際には、都道府県の事務を余分に行うだけの必要性と能力が要求されるので、地方公共団体に関する業務を取り扱う総務省においては一定の基準があり、人口50万を超えただけでは政令指定都市にはなれません。
たとえば私の住む船橋市は人口60万超ですが、政令指定都市ではありません。

地方自治法第二百五十二条の十九第一項の指定都市の指定に関する政令では、
大阪市、名古屋市、京都市、横浜市、神戸市、北九州市、札幌市、川崎市、福岡市、広島市、仙台市、千葉市、さいたま市、静岡市、堺市、新潟市、浜松市、岡山市、相模原市、熊本市
以上の20都市が指定されています。



当初は人口100万人以上か、近い将来100万人以上になると思われる都市が政令指定都市になれたのでした。
(そして千葉市を除いて、人口は100万人以上になりました。北九州市は近年人口が減少し、100万人を下回ってしまいました)
ターニングポイントは、「平成の大合併」で100万人を超えたさいたま市、そして人口70万人で政令指定都市となった静岡市の登場です。
静岡の政令市指定は、そのハードルがぐ~~っと下がった印象を受けました。


ともあれ、周囲の津久井町やら、山梨や八王子に近い藤野町や相模湖町やらを併合して政令指定都市にのし上がった相模原。
私の中では「政令指定都市に無理矢理なった街」という、なんともネガティヴなイメージがあった相模原を、ママチャリで進んでいきます。



まずはもうひとつの16号・八王子バイパスとの合流です。




ここは橋本陸橋に阻まれて、自転車は八王子バイパスに入れません。
青看にある国道413号線は陸橋の側道から分岐します。そして分岐の交差点には信号がありません。
相模原市の中核をなす橋本で、信号のない国道分岐は意外です。



橋本陸橋を越え、ようやく自転車も合流。
この近くには、東側に橋本駅、西側に緑区役所があります。
旧津久井町や旧相模湖町などはすべて緑区になったため、緑区の面積はやたらと広くなっています。



こんどは橋本高架橋で、国道16号はまたも上へ。



国道129号との分岐となる橋本五差路
自転車は地下道で通過することになりますが、面倒なので車道に出てしまいました。



橋本高架橋の次は、JR相模線を越える陸橋です。
ここを越えると、看板はありませんが中央区に入ります。



JR相模線の南橋本駅付近が、横浜の高島町まであと30kmの地点になります。



JR横浜線の相模原駅付近で、自転車専用レーンが登場!
相模原市は自転車には優しい都市ですねぇ(#^.^#)
専用レーンの中央にポールが立っていることから考えると、このレーンは両方向の自転車が利用できるようになっているようです。



しばらく進むと自転車専用レーンは消えてしまいますが、次はこのような感じの道。
両サイドに側道が設けられ、分離帯で区切られているのですが、広い道路にありがちな中央分離帯がありません。
一説によると、自動車が行き来する中央の道路は、非常時には軍用道路として用いられるのだとか。
JR横浜線の北側には米軍基地があるので、この話もあながち都市伝説ではなさそうです。

ママチャリ・ライダーの私からすると、この道路も側道を走ればいいので、このあたりはとてもスムーズに走破することができました。



JR横浜線・淵野辺駅付近まで来ると、歩道が狭くなってしまいます。
このあたりは逆走してくる自転車が多かったです(T_T)



大野台郵便局前交差点。このあたりは国道16号が区境となっていて、北側が中央区、南側が南区になっています。
私は左側通行を遵守していますので、この時点ではまだ中央区から抜けていません。
青看には「東名」の表示が初登場。



ごりっぱな歩道橋「こもれびの橋」がかかる古淵駅入口交差点
この少し手前から完全に南区に入ります。区境の看板はありませんが。



南区に入ると、ロードサイド店舗は少なくなり、歩道に木々がそびえる並木道になります。
先には約10kmぶりの陸橋が見えてきます。



谷口陸橋です。交差点の先で小田急小田原線を越えます。
小田急線の重要駅・相模大野駅はすぐ近くにあります。



小田急線を越えると、片側3車線の広い道路に。
南大野小学校付近に、高島町まであと20kmのキロポストが立っています。



相模原市。
国道16号に限っては、アップダウンがほぼ皆無で、しかも自転車にとっては快走路が続きました。




午 後 6 時 2 2 分

大 和 市 に 入 る


こうしてなんの障害もなく、むしろスムーズすぎるほどに相模原市を通過。



東名高速にほど近い大和市に入りました。



ありがとう、相模原。
私は、誓う。
二度と相模原を「ムリヤリ政令指定都市になった」なんて侮ったりしないと。






東京環状峠越え~八王子から相模原へ

2014-11-06 | チャリ旅


2 0 1 4 年 8 月 1 6 日 ( 土 )

横 浜 市 某 所

よ ね 氏 宅



前日は、大宮から横浜までの約100kmという長丁場。



手段を選ばず、なりふり構わず横浜へ。
その結果、鬼ヅモ会員の誰よりも早く横浜入りすることができたのでした。





・・・・・・前日、道の駅・八王子滝山にて。

「もしもし、たか先生ですか? 私です。
 もう20時近いのに、まだ八王子にいるんですけど(T_T)
 しょうがないんで今日は八王子駅かどこかでチャリを乗り捨てますわ」



実際のところ、入間でダウンしたところで、2日目の完走をあきらめていました。
道の駅で滝山そばを食べたところで、八王子で途中下車することが決まったのでした。


ということで、「国道16号完全走破」の旅は急遽泣きの3日目に突入することに。



この日は、ママチャリを乗り捨てた八王子駅から、2日目の終点のはずだった横浜の吉野町三丁目交差点まで。
距離はぐっと縮まって約50kmです。




午 後 3 時 ご ろ

よ ね 氏 宅 を 発 つ


この日の目的は、乗り捨てたママチャリを取り戻すというもの。
そのために地下鉄ブルーライン、JR横浜線と乗り継ぎ、八王子へと向かいます。

ママチャリの旅の元来の目的である「交通費の節約」という観点からすれば、まったくの本末転倒です。

いや、私のママチャリの旅で寄り道をしない例はほぼ皆無。
コンビニに寄り、ファミレスに寄り、神仏を詣でたりと、公共交通機関を使ったほうがカネがかからないのが常です。

今となっては完全に開き直って、「寄り道しなきゃチャリ旅じゃねぇ」というくらいの心持ちになってきてますね。




午 後 4 時 2 2 分

東 京 都 八 王 子 市

J R 八 王 子 駅 地 下 駐 輪 場




前日に停めたチャリを取り戻しました。
停めた時刻から24時間経っていなかったためなのか、出費はたったの100円。素晴らしいですねぇ。

JR八王子駅周辺にはいくつか駐輪場がありますが、ほとんどが2時間まで無料&以後2時間ごとに100円というタイプ。
駅の地下駐輪場は1日どれだけ駐輪しても100円というタイプ。
長時間駐輪が確定していた前日は、ここにたどり着くまで駐輪場探しに手こずっていました。



さてママチャリとともに地上へと出ると・・・弱めの雨~。
この程度の雨ならば、カッパを着ずに強行突破の一択のみ。
私にとっても、空模様も泣きの3日目、ここに始まります。

 

JR八王子駅北口から北西へ延びる歩行者専用道路・西放射線ユーロードをたどって、国道20号・甲州街道へと出ます。
画像にある信号(八日町東)の次の信号・八日町交差点から、国道16号へと入っていきます。



八王子から横浜までは42km。
2日目のペース(時速約7km)で行けば約6時間以上かかりそうです。



国道16号と平面交差する唯一の踏切です。
通っている路線は、繁忙を極めるあのJR中央線です。
ここはJR八王子駅以西なので、本数は都心と比べればかなり減ってきますが、それでも交通のネックとなっているところです。



中央線の踏切からだいたい700mのところ、黄金橋という短い橋のところで、国道16号は片側1車線の対面交通となります。
今回の片側1車線は、神奈川県の橋本までの約4kmと長きに及びます。
そして片側1車線になったあたりから、最初のアップダウンがひかえます。子安坂というようです。

京王高尾線の高架をくぐり、いったん下り坂。
そしてJR横浜線の高架をくぐると、この次は本格的な上りが待っています。

そういえば出だしに降っていた雨はすっかり止み、しかも太陽は雲に隠れたまま。
気温はそれほど上がらず、きつい上りを進むにはなんとも有利な条件が重なっていました。



八王子市片倉町の歩道橋。
「東京環状 37.30km」とあるように、横浜の高島町まではあと37.3km。
「横浜 39km」なので、横浜市役所までは39kmあります。
そういえば国道16号は通称「東京環状」と呼ばれます・・・が、そう呼ばれるのは東京都と神奈川県の相模原付近のみ。千葉や埼玉や横浜ではそう呼ばれるのを聞いたことはありません。

そしてこの歩道橋の先が、国道16号唯一の峠・御殿峠へと続く上り坂。
峠の標高が200mほどなので、傾斜はそれほどきつくなく、だいたい5%前後でしょうか。
しかし坂道がどれほど続くかわからなかったので、無理にこぎ進むことは控え、ギアを落としてゆっくり進みます。

左手に見える片倉高校東京工科大学のキャンパス。



東京工科大学の前にある御殿峠バス停が見えたら、峠まではあと500mほど。坂道はまだまだ続きます。
なんともまぎらわしいバス停です。



右側に大久保石見守長安の看板が見えてきたら、峠まではもうひと辛抱。



上り坂の始まりである片倉町の歩道橋から約1.5km、ついに御殿峠に到着。
このあたりは山がちな地形でありながら学校が多く、近くには山野美容芸術短大、東京造形大、多摩美術大があります。

ここからは1.5kmほど下り坂となります。
御殿峠交差点の次の信号で、一瞬だけ町田市に入りますが、ふたたび八王子市になります。
ホントに一瞬だけなので、市境の看板は立っていませんでした。

下り坂の途中にもうひとつの16号・八王子バイパスに接続できる鑓水インターがあり、それを越えると、



2度目の町田市に入ります。
しかしそれもつかの間、1kmも進まぬうちに、



ついに神奈川県相模原市へと入りました。


八王子バイパスとの合流付近にある香福寺前交差点



青看に国道16号の西の突端・横須賀がついに登場。
横浜(市役所)まで35kmのところで、本日1回目の休憩を、この交差点のそばにあるファミマでとることとしました。