鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

旧大社駅

2023-03-05 | 鉄道の旅


令 和 元 年 神 在 月 廿 参 日 ( 水 )

午 前 九 時 四 拾 四 分

島 根 県 出 雲 市

一 畑 電 車 出 雲 大 社 前 駅



松江から一畑電車に乗って、



出雲大社前駅までやってきました。



文化財にも指定されている洋風の駅舎。
登録名称は一畑電鉄出雲大社前駅舎【国登録有形文化財】といいます。
この駅舎を出て右(画像だと左)に歩けば出雲大社に行けますが、私はあえて反対側へと歩き出します。



大社前駅が面している神門通り
大正3年(1914年)整備された参道を南に歩いていくと、すぐに見えてくる大きな大きな白い鳥居。



出雲大社の一の鳥居(神社に向かう際に通る最初の鳥居)にあたる出雲大社宇迦橋(うがばし)大鳥居【国登録有形文化財】です。
神門通りの造成と大正天皇の即位を祝い、出雲国の建設会社社長・小林徳一郎が大正4年に寄進したものだそうです。
大鳥居は鉄筋コンクリート造で、建設当時は日本一の高さを誇りました。
高さは23メートルで、本殿の高さ24メートルを超えないように抑えたのだとか。


通りをさらに進んでいくと、



歌舞伎踊りの創始者といわれる伝説の女性・出雲阿国(いずものおくに)の像が立っています。


そしてGoogle Mapさんのいうとおりに歩いていき、





旧大社駅に到着しました。
正面ではなく駅の裏側に来てしまったんですけどね。




午 前 九 時 伍 拾 七 分

旧 大 社 駅




旧大社駅
「旧」の文字が冠についていることからわかるとおり、この駅に列車が来ることはありません。
平成2年(1990年)4月1日までは、出雲市駅からのJR大社線の終着駅でした。
大社駅の営業終了とともに、JR大社線も廃線となってしまいましたが、旧大社駅周辺の線路やプラットホームは残されています。




駅の裏手から、静寂の構内へ。
当時は2面3線のプラットホームも、いまは動かないD51形蒸気機関車(デゴイチ)が停まっています。

機関車の番号は「D51 774」
昭和17年(1942年)に製造、使用開始されてから、昭和49年(1974年)に運用が終了するまで32年間、じつに107万kmを走破してきたそうです。





ここがボイラーで、ここから石炭やコークスを投入するところですな。



運転席はボイラーの横にあって、かなり狭いですな・・・。
蒸気機関車の中に初めて入ったので大した感想は出てきませんが、なかなかにおもしろかったです。




1番のりば&2番のりば。
かつてはここに構内踏切が設けられていたのでしょうね。



「たいしゃ」駅の駅名標。
次はあらかや(荒茅)駅・・・も、その次の出雲高松駅も廃止されています。




旧大社駅本屋【国指定重要文化財】、「本屋」は「ほんや」と読みます。
左右対称の和風建築ですが、鳥が両翼を延ばしたかのような華やかさももっている駅舎建築の傑作といえますね。



駅舎が重要文化財に指定されている例は、東京駅丸の内本屋門司港駅本屋と、こちらの旧大社駅本屋の3件だけ。
東京駅、門司港駅が洋風建築なのに対し、旧大社駅は和風建築となっています。



近くにある出雲大社前駅舎が洋風なのは、旧大社駅の和風建築に対比して建造されたともいいます。



静寂の旧大社駅でひとときの安らぎを得、いよいよ出雲大社を参拝します。





ばたでんに乗って

2023-03-05 | 鉄道の旅


令 和 元 年 神 在 月 廿 参 日 ( 水 )

午 前 七 時 参 拾 六 分

松 江 ア ー バ ン ホ テ ル レ ー ク イ ン



「縁結び祈願のたび」最終日。



この日も松江アーバンホテルレークインさんの朝食からスタート。
うんうん、こういうのでいいんだよ~という朝食ですねぇ。
すっかり仲良くなった配膳の淑女ともラストのご飯おかわりして餞別とし、ホテルを後にしました。





島根県では利用者数が最も多い、JR松江駅
中心街には面していない、いわば裏口の南口なので、ちょっと地味な画かも。
本日はJRには乗りませんので、このまま通過します。





朝の宍道湖散歩。
松江駅からまっすぐ西へ歩き、湖畔の白潟公園へ。
公園のシンボルで、当時は燈明台の役割を果たしていた青柳楼(あおやぎろう)の大燈籠から、湖沿いを歩いていきます・・・。



この日の島根県地方の天気は曇りがち。
それでも墨客の山水画のような景色が、どことなく神秘的な雰囲気を帯びているのは、やはり神々の集う国だからなのでしょうか。

・・・なんて考えていたら、時刻は午前8時14分。時間がない?!

湖畔の散歩から一転、荷物を抱えてぜぇぜぇはぁはぁ走るハメに。




午 前 八 時 弐 拾 伍 分

一 畑 電 車 松 江 し ん じ 湖 温 泉 駅




一畑電車松江しんじ湖温泉駅に到着、しょっぱなから疲れた・・・。



乗車予定の電車は、8時34分発 北松江線 普通電車 電鉄出雲市行き
発車9分前になんとか駅に駆け込むことができました。



1日乗り放題で1,600円の「一畑電車フリー乗車券」を購入。
これから向かう出雲大社前駅までの普通運賃は820円なので、往復で元が取れる格好ですね。
ちなみに松江駅からJR線経由で出雲大社前まで向かったときは740円なので、出雲大社だけを目的とするならJRを利用した方がいいのですが、私はほかにも目的地があるのでこのチケットのお世話になることとしました。



ホームで待機する2本の電車。
1番のりばには一畑電車7000系(7004形)、2番のりばには一畑電車5000系(5100形)
8時34分発の電車は2番のりばから発車するので、5000系に乗り込みます。



「松江しんじ湖温泉」、次は「松江イングリッシュガーデン前」。
なかなか文字数の多い駅名標ですな。




午 前 八 時 参 拾 四 分

ば た で ん 発 車


一畑電車、通称「ばたでん」は定刻どおり発車。
出雲市方面へと向かいます。

 

車内はご覧のとおり、内装に木材がふんだんに用いられています。
そういえば車両の後方に、「しまねの木」というプレートがヘッドマークに掲げられていましたね。
ドリンクホルダーつきのテーブル席でこれまでの旅日記を編集・・・なんてやってたらあっさり車酔いしてしまうので、宍道湖をぼんやり眺めるべく進行方向左側の席に着席しました。



さて、この日の行程をざっとまとめておきましょう。

まずは出雲大社参拝。
なにせこのたびは「縁結び祈願のたび」ですからね。
神々の集う出雲国に来て、出雲大社を詣でないわけにはいきません。

お食事は当然ながら出雲そば
今回お世話になる出雲そばのお店は2店舗、もちろん「水曜どうでしょう」ゆかりのお店です。
大社のすぐ近くにひとつと、出雲市内にひとつあるのですが、その両方をお昼と夜に伺います。

そして出雲大社からバスに乗り込み、島根半島の西北端・日御碕(ひのみさき)にもまいります。
塔高日本一の灯台・出雲日御碕灯台から日本海を眺め、沈みゆく夕陽を見送っていきたいと考えています。

本日登城するお城はありませんが・・・



「ニッポン城めぐり」は起動して「城攻め」していきます。
23時37分、玉造要害山城攻略!・・・って、時刻がおかしいですねぇ。
前日にホテルの客室で「城攻め」したのでした。
忘れないうちに記載しておきましょう。







曇天にもやがかかった宍道湖を眺めつつ、ばたでんは最初の駅・松江イングリッシュガーデン前駅へ。

 

ここでは満願寺城本宮山城を攻略。








雲ともやに覆われた宍道湖に、





雲間から差し込む日輪の光線。





湖面にたたずむ水鳥も加わり、水墨画のような風景に。


9時06分、



一畑薬師の最寄駅・一畑口駅に到着。
ばたでんは一畑薬師の参詣列車として敷設されたという歴史があるので、ばたでんにとっては重要な駅です。



ちょっと見づらいかもしれませんが・・・
一畑口駅の駅名標は、左方向(南方向)に隣駅2つが記されています。
すなわちスイッチバック駅、ここで方向転換し、前の車両は後ろの車両になるわけです。



雰囲気ある駅舎です。
映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(平成22年)の舞台になった駅でもあります。


スイッチバック駅の一畑口を発車。
進行方向左側に座っていた私は、座ったままで右側に移ってしまった格好。
車窓から宍道湖が見えなくなってしまうことになりますが、問題なし。
一畑口駅を発つと、ばたでんは程なくして湖から離れてしまうのです。



一畑口駅から3駅の布崎駅にて、平田城を攻略。



宍道湖の西に注ぐ平田船川を渡り、



9時15分、雲州平田駅に到着。
ばたでんの本社は、こちら雲州平田駅にあります。




宍道湖を離れ、のどかな山里の風景を経て・・・



9時26分、川跡駅に到着しました。



川跡駅は、ばたでんの北松江線大社線が分岐する乗換駅。
出雲大社の参拝客は、この川跡駅で必ず乗り換えることとなります。
ばたでんさんはスムーズな乗り換えのために、3方向の電車が川跡駅に集結するようにダイヤを組んでいるようですね。
有難いことです。



というわけで私も川跡駅でお乗り換え。
9時29分発 大社線 普通電車 出雲大社前行きに乗り込みます。



乗換時間3分ですが、「城攻め」もぬかりなくこなしていきます。
川跡駅では鳶ヶ巣(とびがす)【出雲市指定史跡】を攻略。




出雲大社に向け、出発。
ばたでんの車両は、このように自転車を載せるスペースが設けられています。
しかも折りたたむ必要はなく、利用区間は問わず一律1台320円で載せられるそうです。




午 前 九 時 四 拾 壱 分

島 根 県 出 雲 市

出 雲 大 社 前 駅 に 到 着


終点・出雲大社前
その名のとおり、出雲大社の最寄駅です。





次々と降りていく、おそらくは出雲大社へと向かう人々。
私もそのひとり。



一畑電鉄出雲大社前駅舎【国登録有形文化財】から出て右側(画像だと左側)に参拝客が流れていきます。
それを尻目に、私は逆方向へと歩き出しました。



【今回の乗車記録】

一畑電車 (22)松江しんじ湖温泉駅 2番のりば 8時34分発
北松江線 普通 電鉄出雲市行き 2両ワンマン
⑤川跡駅 3番のりば 9時26分着

⑤川跡駅 1番のりば 9時29分発
大社線 普通 出雲大社前行き 1両ワンマン
(26)出雲大社前駅 2番のりば 9時41分着

*所要時間 1時間07分 (移動時間 1時間04分 乗換時間 3分)
*移動距離 37.3km
*運賃   一畑電車フリー乗車券使用(使用しない場合、820円)



【今回の「城攻め」成果】

8時39分 (21)松江イングリッシュガーデン前駅
           満願寺城本宮山城を攻略。
9時11分 ⑩布崎駅  平田城を攻略
9時27分 ⑤川跡駅  鳶ヶ巣城【出雲市指定史跡】を攻略。





味楽ゆめり~夜の金沢散策

2023-03-05 | グルメ


令 和 4 年 ( 2 0 2 2 年 ) 7 月 2 7 日 ( 水 )

午 後 7 時 3 3 分

ホ テ ル イ ン タ ー ゲ ー ト 金 沢





眠れぬ夜を過ごした道の駅野沢温泉を発ってから、15時間。
旅立つ前にわが本拠地の布団を出てから、36時間。



この日のお宿・ホテルインターゲート金沢に到着しました。


このときの我々のステータス・・・

筆者(私) 寝不足、運転による疲労、眠い眠い眠い眠い
女王様    持病のめまいがわずかに起こる
第2王子   微熱、だるさ

三者それぞれに問題を抱えていましたが・・・
おおぅ、15時間ぶりに寝ることができる!
なにより、36時間ぶりにまともな寝床で横たわることができる!

金沢で、一泊!・・・するのはまだ早かったのです。


この日のお夜食をどうするか。
当時の私は正直早く寝たかったので、夜食はあとで、なんなら無しでもいいくらいでした。

しかしそれは許されません。

この旅に出る前、第2王子は駅近くの居酒屋に予約を入れていたのです。
予約の時刻は、午後8時。
ホテルからだと約1キロほど離れているので、仮眠をとることすら許されず、夜の金沢を街ブラすることになりました。




午 後 7 時 5 9 分

居 酒 屋 「 味 楽 ゆ め り 」 に 到 着




予定の時刻より1分前、この日のお夜食をいただく「味楽ゆめり」に到着しました。



ほほぅ、奥能登の食材を用いたお料理をいただけるのですね。
しかし「宇出津」「うしつ」というのはなかなかの難読地名ですね。
まぁ当時は眠気7割食欲3割の心持ちで、看板をまじまじとは見なかったんですけどね。



中に入ると、活気はありながらも落ち着いた感じ。
「ゆめり」さんは、令和4年(2022年)の食べログの居酒屋部門で「百名店」に選出されています。
店内の雰囲気からは「さすが『百名店』」といったところですが、はたしてお料理の方はいかがでしょうか・・・。


予約を入れていた我々は、入口から近めの座敷席へと通され、着座。



さっそくお通しが出されました。
枝豆に、たこのお造りでしょうか。
小皿に箸置き、敷き紙まで小粋なデザインが施されていますね。

お酒が飲めない第2王子と、酔拳の使い手ともっぱらの噂の女王様は、無難にソフトドリンクを注文。
いっぽうドライバーの私は、地酒をいただきます。
奥能登の地にこだわる「ゆめり」さんは、地酒も奥能登のものがそろっています。
しかし私はどうでしょう藩士ですので、

「過保護は手取りがドシャっと入って咳き込んで帰りゅ」

・・・という、大泉校長の語呂で有名な、加賀国の地酒「手取川」一択ですね!



手取川! くぅぅぅぅ~うまい!
炎天下を進んできた私の喉をいやす銘酒、そして清涼感に満ちた切子のおちょこも、眠気を抑え食欲を増進します。



夢サラダ・・・だったかな。
私は天敵のキューカンバーを除いて、そして女王様は生ハムを除いて・・・。
それにしても好き嫌いの多い連中ですねぇ。



お刺身9種盛合せがやってきました。
配膳する浴衣のおねいさんが、それぞれの刺身がどの魚であるかを説明してくれます。
ほろ酔いの私が「じゃあ、これは?」と問い返しても、おねいさんはにこやかに(失笑して?!)答えてくださいました。



生牡蠣
女王様の大好物。
牡蠣は生より焼きと考える私はここで宗旨変えすることなく、食べずじまいでした。



能登地どりの卵のふわふわ出し巻も美味いですねぇ~。


美味い食事と銘酒「手取川」で、ひとりしたたかに酔っていく私。
ほかにも頼んだ食事はあるのですが、次第に撮影も面倒になっていきました。


そして私がもっとも印象に残ったお食事・・・こんか鯖。
「さばのへしこ」ともいいます。
これがまぁ~しょっぺぇ~のですが、恐ろしく酒に合うのです。

こんか鯖→地酒→こんか鯖→地酒・・・これを繰り返したら、あっという間にダメ人間になってしまう。
そう感じさせる、恐ろしいコンボ。
そういえばかの上杉謙信も、塩分の濃い梅干を肴にして、酒を嗜むことをとても好んだといいます。
それがため、謙信は脳溢血により49歳で亡くなってしまうのですが・・・私も気を付けよう。



何を食べたかあまり思い出せなかったのですが・・・まぁいいでしょう。
お食事代は3人で16,000円ほどと安くはなかったものの、なんだかんだいって満足の得られたお食事でした。




午 後 9 時 3 8 分

J R 金 沢 駅 兼 六 園 口


新幹線でやってきた観光客が最初に見る、金沢の「アレ」。



「ゆめり」さんから駅まではそこそこ近いので、金沢駅兼六園口鼓門のライトアップを見に来ました。
うんうん、金沢に来たんだぞーーー!というのを一気に実感できますねぇ。



とはいえ第2王子の体調不良と私の寝不足のため、夜の散歩はここまで。
女王様が忘れた上着を取りに「ゆめり」さんに寄ってから・・・



金沢で、一泊!