鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

沼津港大衆食堂「せきの」

2022-02-20 | グルメ


令 和 3 年 ( 2 0 2 1 年 ) 1 2 月 2 5 日 ( 土 )

午 前 8 時 5 8 分

静 岡 県 沼 津 市

沼 津 港 ・ 沼 津 魚 市 場



 

 

柿田川公園でさわやかな朝を迎え、



沼津市内に戻りました。
JR沼津駅には、わが同好会副会長が熱心に勤行されている「ラブライブ」のバスが停まっていました。



成田ナンバーの青いレンタカーを走らせ、





沼津港沼津魚市場にやってきました。
市場の裏にある無料駐車場に運よく空きがあったため、こちらで駐車することに。



駐車場のすぐそばは海・・・と思っていましたが、後から地図を見返すとここは狩野川の河口。
このときはまだ曇りがちで、伊豆半島の先がよく見渡せませんでした。



何かの城かな・・・と思っていましたが、こちらは我入道がにゅうどう八幡神社の社殿。
海底火山の噴出物からできた小さな山に、海の安全を守る八幡さまがお祀りされているのだそうです。



車から降りた我々は、



沼津魚市場の建物沿いに歩き、その向かい側の店・・・



沼津港大衆食堂「せきの」で朝食をとることにしました。
外にはすでに待ち人がひとり・・・なかなか繁盛しているようですね。

数分後、中から食事を終えた客が出てきました。
先にいた待ち人が、港の大衆食堂らしいぶっきらぼうなご主人に導かれて、中へ。



なんでこんなにボロいのかはともかく、暖簾はこんな具合。



マスコミ取材実績が貼ってありました。
読んでみると・・・

「オードリー春日くん」「若林くん」「狩野英孝くん」「金子けんくん」

・・・のような若手のタレントさんの敬称は「くん」。

「徳光さん」「白竜さん」「ずん飯尾さん」「温水さん」「車だん吉さん」

・・・のように中高年のタレントさんの敬称は「さん」。
ホンジャマカの石塚さんや、キャイ~ンのウド鈴木さんのように・・・

「石ちゃん」「ウドちゃん」

・・・と「ちゃん」づけの愛称が定着しているタレントさんも。
その中で異彩を放つのが・・・

「アンジャッシュ児島だヨ」

・・・と大島さん児島さんの持ちネタ?を交えていますが、呼び捨てになっていました。





暖簾の前で待つこと数分、食事を終えた家族連れが出てきました。
ようやく我々が入店する番のようです。


中は4人掛けのテーブル席とカウンター席のみで、座席はだいたい10席ほどでしょうか。
そして厨房には、ご主人以外にいらっしゃらないもよう。
この日たまたまなのか、それともいつもなのかはわかりませんが、いわゆるワンオペで切り盛りしていました。


注文は・・・



第2王子と私は、入口のノボリにもあった地アジ丼(900円)。
女王様は、これまた入口のノボリにあった単品の地あじフライ(850円)をオーダーしました。


そしてやってきた地アジ丼・・・



あれ・・・思い描いていたものとは違う・・・これって「丼」じゃないじゃん!
そんなセリフを吐きそうになってしまうような、なんだか小ぎれいな盛り付け。
大衆食堂のイメージをぶち壊してきた地アジ丼を前に、私はマスクの裏で複雑な表情を浮かべていました。
それはともかく・・・



地アジ丼、うまし!
がっつり系の丼物が出てくると思ってきた私は肩透かしを食らったものの、さすがは港のアジ。
「アジ」の名前の由来が「味が良い」ところからきたという嘘のようなホントの話が、なるほどその通りなんだなぁと確認できる味でした。

お味噌汁はサケのあら汁で、これまたよろし。
アジの骨せんべいで、文字通り骨までアジを味わいました。

画像を押さえるのを忘れてしまいましたが、地あじフライがこれまたおいしかったです。



腹いっぱいとまではいかなかったものの、満足感を得て「せきの」を後にしました。



クリスマスは沼津で・第2話「沼津港大衆食堂『せきの』」 完

クリスマスは沼津で・第3話「沼津港深海魚水族館」へ続く。

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早朝の柿田川公園

2022-02-20 | 公園・庭園


令 和 3 年 ( 2 0 2 1 年 ) 1 2 月 2 5 日 ( 土 )

午 前 7 時 4 7 分

静 岡 県 駿 東 郡 清 水 町

柿 田 川 公 園



夜も明けきらぬうちに柏を出立。
マスクもなしで闊歩するばかもの若者あふれる渋谷に迷い込みながらも、国道246号を進んで横浜へ。
横浜からは東名高速を経由して、一気に沼津へとやってきました。

今回は女王様に加え、第2王子が同乗しています。
私が運転するのは、柏ナンバーのかわいいクルマではなく、成田ナンバーのレンタカー
第2王子主導で始まった、今回の沼津ドライブ。
最初の目的地は、私のたっての希望で・・・



こちらの柿田川公園(柿田川湧水群)となりました。


国道1号から脇道に入り、料金200円を支払い駐車場へ。
成田ナンバーのレンタカーから歩いていくと、



国道1号沿いに公園の入口がありました。
名水100選にも選定され、日本3大清流にも挙げられる柿田川
(のこり2河川は、長良川四万十川
そんな清流が、交通の大動脈・国道1号線のすぐそばで湧き出しているのです。



園内には第1展望台と第2展望台があり、柿田川の豊富な湧水を望むことができます。
我々はさっそく第1展望台へ。









水底がはっきりと見えるほどの透明度。
そしてボッコボコ出ている湧水は、富士の高嶺の雪解け水が地下水となり、地層でろ過されて再び日の目を見たものだそうです。
最上流、水源地とは思えない水の豊富さを誇りますが、間違いなくこちらが柿田川の水源地です。

 

どうでしょう軍団も平成22年(2010年)夏、「原付日本列島制覇」のロケで訪れています。
清流にひとときの安らぎを得ていた軍団の中、大泉さんだけ「タダで見れるのはいいな」「タダで飲めたらいいな」「タダ」を連発し、そのあまりの下世話っぷりに藤村Dからたしなめられてしまいます。

さすがにわが女王様第2王子も、「タダ」を連発するほど下世話ではなく、素直に感銘を受けていたようです。
まぁ、駐車料金がかかっているので純粋に「タダ」ではないいですけどね・・・って、ちょっと下世話ですね。



次は第2展望台へ。



湧水を取り巻く人工の構造物は、紡績工場の井戸の跡だそうです。
柿田川の豊富な湧水を求めて、かつては周囲に工場が並び建っていたそうです。



井戸跡からも、こんこんと清水が湧き出でています。



もっと近くで見たい・・・吸い込まれそうなコバルトブルー。
中にはアユが1匹泳いでいるのが見えたのですが、残念ながら画に捉えることはできませんでした。



女王様からも第2王子からも「来てよかった」という言葉が出ました。
内心ホッとしつつも、柿田川公園の散策を切り上げて駐車場へと戻ります。

時刻は午前8時15分ごろでしたが、我々はいまだ朝食をとっていません。
これより沼津市内へと取って返し、港町へと向かいます。





茨城県つくばみらい市「水門やきそば あきた」

2022-02-20 | グルメ


令 和 3 年 ( 2 0 2 1 年 ) 1 1 月 3 日 ( 文 化 の 日 )

午 後 2 時 3 1 分

茨 城 県 常 総 市

小 貝 川 2 7 K m 地 点 ・ 福 岡 堰



時刻は午後2時を過ぎ、そろそろおやつの時間。
当然、焼きそばをいただきます。



やってきたのは、小貝川のサイクリングロード。
下流にある利根川との合流地点から27Kmのところにある、福岡堰



茨城の秀峰・筑波山小貝川越しに眺め、下流に移動します。



小貝川にかかる水門が、福岡堰です。
下流にある岡堰と豊田堰とともに、「関東三大堰」と呼ばれています。


福岡堰から1Km下った地点に、



交通標識が3つも掛かっている名も無き橋
橋詰には橋名標がついておらず、地図で見ても名称が確認できませんでした。
この名も無き橋から小貝川を北に見ると、



脇に水門らしき構造物が建っています。
この橋を渡ると、つくばみらい市に入ります。
小貝川が両市の市境になっているようですね。



水門ですね。
この水路と小貝川との中州は福岡堰さくら公園となっていて、桜並木が植えられています。
この水門のそばにあるのが・・・



「水門やきそば あきた」さんです。
じつは今回で2回目の訪問です。
私の中ではこちらがメインの目的地だったのです。



こちらは沿堤道路側の「あきた」さん裏口。
駐車場はこちら側にあります。
私もママチャリさんを停めて、中に入ります。




午 後 2 時 4 6 分

茨 城 県 つ く ば み ら い 市

水 門 や き そ ば あ き た




中はテーブル席が3組、小ぢんまりとしていますね。
水門側入口の小机は、席ではなく消毒スプレー置き場ので注意しましょう。
(前回私はそこに座って、「ここは違いますよ」と言われました)

厨房には、店主と思われるおばあちゃんがいらっしゃいます。
そしてもうひとり、30代と思われる女性の方・・・おばあちゃんの娘さんでしょうか。
注文取りは娘さん?が担当されていました。

メニューはやきそば大盛(500円)と並盛(350円)のふたつだけ。
50円追加して、トッピングの玉子付きにすることができるようです。
私は大盛りの玉子なしをオーダーしました。


ふたりが厨房へと入り、私の食すべきやきそばの調理が始まりました。
おばあちゃんが全体的な調理を担当し、娘さん?は下ごしらえなどを担当しているようです。

注文から5分ほど・・・



やきそば大盛り、鎮座。



おやつにしてはなかなかの量、もはや夕食。
それでは、実食。



水門やきそば、うまい!
相変わらずうまいですねぇ~。
具はキャベツと豚肉だけという、いたってシンプルなやきそば。
ソース味はあっさりめですが、ニンニクがしっかりと利いています。
物腰柔らかなおばあちゃんが、なかなかのパンチの利いた、クセになるやきそばをお見舞いしてくださいました。

おかわりしたいくらいだったのですが、チャリ旅の最中だったので、これにて完食としました。
ワンコインで大きな満足を得た私は、30Km離れた柏へと戻っていくのでした・・・?





茨城県境町「松島屋」

2022-02-20 | グルメ


令 和 3 年 ( 2 0 2 1 年 ) 1 1 月 3 日 ( 文 化 の 日 )

午 前 1 1 時 0 3 分

茨 城 県 猿 島 郡 境 町

焼 き そ ば 「 松 島 屋 」



坂東市から利根川を遡上して、境町にやってきました。

例によってチーバくんを使って説明すると、黒い鼻の先端部分が野田市関宿。
お城でいうと関宿城があるところですねぇ。
境町は、利根川を挟んで関宿城の対岸にある町です。

千葉・茨城を結ぶ県道から外れた、昔ながらの市街地に・・・



この日の2軒目・「松島屋」さんはあります。
開店時刻は、Googleさんによると午前11時ということですが、のれんが出ていないようです。
まさかの定休日かと、おそるおそる扉を開けてみると・・・



すでに1組2名の漢たちが着席しておりました。
開店したてだったので、のれんやのぼりがまだ出せていなかったようです。

座席は長テーブルが2列で、コロナ対応もあってテーブル1列につき4席となっていました。
厨房からは鉄板で炒めている焼きそばの音が聞こえ、そしてソースの香りが客席まで充満しています。
そして齢50、60くらいの女将さんが現れ、注文を確認します。
女将さんは接客担当、旦那さんは調理担当のようですね。

メニューは・・・
 ・焼きそば    小 340円  並 440円  大 510円  特大 620円
 ・五目焼きそば  小 490円  並 560円  大 610円  特大 720円
となっています。
私は五目焼きそば・並(560円)をオーダーしました。


先程来から忙しく響き渡る、麺を炒める音。
客は私を入れて2組3名だというのに、明らかに大量の焼きそばを作っているようです。
数分後、常連と思われる客が登場、それと同時に女将さんがパック詰めの焼きそばをレジ袋に入れています。


むむっ、予約制度ありなのか?!


テイクアウトの予約客が3組ほどやってきて、焼きそばをさらって行きました。
こうして予期せぬ待ち時間を過ごすことに。



厨房にかかっているのれん。
少し見えづらいかもしれませんが、日本三景のひとつ・松島を描いたものです。
屋号はこの松島からとっているようですね。
ご夫妻は宮城県のご出身なのでしょうか?


オーダーから約30分。



五目焼きそばがやってきました。
具は、人参、キャベツ、たまねぎ、豚肉のほかに、しいたけ、錦玉子、なると、ゆで玉子などがあって、刻みのりがふりかけられています。
青のりはテーブルに置いてあり、セルフでふりかけるようですね。



五目焼きそば、うまい!
まず麺は、ソース味が色濃く出ていて甘酸っぱいです。
そして全体的に脂分は強めのこってりタイプです。

具に注目すると、錦玉子は甘くないタイプ。
ゆで玉子には黄身に塩がふられています。



まだまだ焼きそばをハシゴする予定でしたので、サイズを並にしておきましたが・・・もっと大きいのをいただけばよかったです。
味で満足しながらも、ちょっとした後悔を胸に、お店を出ました。




外に出ると、晴天の下でのれんとのぼりがはためいていました。





茨城県坂東市「のぼりや」

2022-02-20 | グルメ


令 和 3 年 ( 2 0 2 1 年 ) 1 1 月 3 日 ( 文 化 の 日 )

午 前 9 時 1 1 分

茨 城 県 坂 東 市

大 判 焼 ・ 焼 き そ ば 「 の ぼ り や 」



ある日、茨城県西部を流れる小貝川に沿ってサイクリングをしていたときのこと。

飲食店を探すためにGoogle Mapをながめていました。
よくよく見ると、茨城県西部には「焼きそば屋さん」が多いのです。
富士宮(静岡県)や太田(群馬県)のようにひとつの街に集中しているのではなく、茨城県西部エリアに広く点在しているのです。

「焼きそば屋さん」。
ラーメンなどとともに、ついでに焼きそばを売っているようなお店には参りません。
焼きそばしか売っていない店、あるいは焼きそばを主として調理販売しているお店を、今回はできるだけ回っていきます。

題して「ちばらぎ焼きそばハシゴ旅」、ここに開幕。



やってきたのは、茨城県坂東市。
平成17年(2005年)岩井市と猿島さしま町が合併してできた市です。
千葉県から見れば、利根川を挟んで野田市の対岸にある街。
チーバくんでいうなら、鼻のつけ根の上あたりでしょうか。

坂東市の旧岩井市街には3軒の焼きそば屋さんがあるようですが、



今回は午前9時に開店していた「のぼりや」さんに伺いました。



看板からわかるとおり、大判焼きと焼きそばを主としているお店のようです。
焼きそばは「将門くん焼そば」という名称で売っています。



それでは店内へ。

中には60歳くらいの翁と、その息子と思しき35歳くらいの壮年がいました。
ふたりとも物静かな感じで、息子さん?は黙々と大判焼きを焼いていました。
「のぼりや」さんはテイクアウト専門
開店したばかりの時刻でしたが、「将門くん焼そば」はすでに仕込み済みだったようで、オーダーしたらすぐに手渡してくれました。

「将門くん焼そば」は、小サイズが230円とリーズナブル。
サイズが中、大、特大と上がるにつれ、価格が50円ずつ上がっていきます。
また大判焼きは小倉あん、白あんとクリームがあり、どれも130円。
ここでは「将門くん焼そば」大(330円)と小倉あんの大判焼き(130円)をいただきました。




午 前 9 時 1 8 分

坂 東 市 民 音 楽 ホ ー ル 「 ベ ル フ ォ ー レ 」


テイクアウト専門店の場合、食べる場所が大きな問題となります。
せっかくの焼きそばですから、ベンチに座ってゆっくり味わいたいものです。
地図をみると、近くに公園があるようなので行ってみることに。
すると・・・



見事な銅像を目の当たりにし、ここだ!と思って停車。



平将門公之像の真ん前で、



「将門くん焼そば」をいただきます!



青のりがふりかけられ、紅しょうがが添えられたパックの焼きそば。
具はキャベツだけという、とってもシンプルなものです。



「将門くん焼そば」、うまい!
味はどちらかといえばあっさりですが、それでもしっかりと味付けがなされています。
ソース焼きそばでもなく、塩焼きそばでもない・・・ダシ風味でしょうか?
なかなかにおいしゅうございました。



大判焼き、その名も「将門くん大判焼き」
よく見られる円形の「今川焼き」とは異なり、大判小判の形のような楕円形をしています。
それゆえに「今川焼き」ではなく「大判焼き」というのでしょうか。



「将門くん大判焼き」、うまい!
粒あんは甘すぎず、生地とのバランスも良し。
小豆の歯ごたえを愉しみながら、おいしくいただきました。




平将門公の前に自転車を停め、立ちながら焼きそばと大判焼きを頬張る私。
この像の周りって、ベンチが一切なかったのです。
部活通いの中学生どもの冷たい視線を浴びながら、最初の焼きそばを味わったのでした。