柿田川公園でさわやかな朝を迎え、
沼津市内に戻りました。
JR沼津駅には、わが同好会副会長が熱心に勤行されている「ラブライブ」のバスが停まっていました。
成田ナンバーの青いレンタカーを走らせ、
沼津港、沼津魚市場にやってきました。
市場の裏にある無料駐車場に運よく空きがあったため、こちらで駐車することに。
駐車場のすぐそばは海・・・と思っていましたが、後から地図を見返すとここは狩野川の河口。
このときはまだ曇りがちで、伊豆半島の先がよく見渡せませんでした。
何かの城かな・・・と思っていましたが、こちらは
海底火山の噴出物からできた小さな山に、海の安全を守る八幡さまがお祀りされているのだそうです。
車から降りた我々は、
沼津魚市場の建物沿いに歩き、その向かい側の店・・・
沼津港大衆食堂「せきの」で朝食をとることにしました。
外にはすでに待ち人がひとり・・・なかなか繁盛しているようですね。
数分後、中から食事を終えた客が出てきました。
先にいた待ち人が、港の大衆食堂らしいぶっきらぼうなご主人に導かれて、中へ。
なんでこんなにボロいのかはともかく、暖簾はこんな具合。
マスコミ取材実績が貼ってありました。
読んでみると・・・
「オードリー春日くん」「若林くん」「狩野英孝くん」「金子けんくん」
・・・のような若手のタレントさんの敬称は「くん」。
「徳光さん」「白竜さん」「ずん飯尾さん」「温水さん」「車だん吉さん」
・・・のように中高年のタレントさんの敬称は「さん」。
ホンジャマカの石塚さんや、キャイ~ンのウド鈴木さんのように・・・
「石ちゃん」「ウドちゃん」
・・・と「ちゃん」づけの愛称が定着しているタレントさんも。
その中で異彩を放つのが・・・
「アンジャッシュ児島だヨ」
・・・と
暖簾の前で待つこと数分、食事を終えた家族連れが出てきました。
ようやく我々が入店する番のようです。
中は4人掛けのテーブル席とカウンター席のみで、座席はだいたい10席ほどでしょうか。
そして厨房には、ご主人以外にいらっしゃらないもよう。
この日たまたまなのか、それともいつもなのかはわかりませんが、いわゆるワンオペで切り盛りしていました。
注文は・・・
第2王子と私は、入口のノボリにもあった地アジ丼(900円)。
女王様は、これまた入口のノボリにあった単品の地あじフライ(850円)をオーダーしました。
そしてやってきた地アジ丼・・・
あれ・・・思い描いていたものとは違う・・・これって「丼」じゃないじゃん!
そんなセリフを吐きそうになってしまうような、なんだか小ぎれいな盛り付け。
大衆食堂のイメージをぶち壊してきた地アジ丼を前に、私はマスクの裏で複雑な表情を浮かべていました。
それはともかく・・・
地アジ丼、うまし!
がっつり系の丼物が出てくると思ってきた私は肩透かしを食らったものの、さすがは港のアジ。
「アジ」の名前の由来が「味が良い」ところからきたという嘘のようなホントの話が、なるほどその通りなんだなぁと確認できる味でした。
お味噌汁はサケのあら汁で、これまたよろし。
アジの骨せんべいで、文字通り骨までアジを味わいました。
画像を押さえるのを忘れてしまいましたが、地あじフライがこれまたおいしかったです。
腹いっぱいとまではいかなかったものの、満足感を得て「せきの」を後にしました。