鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

茨城県自然博物館・第2章~いまも生きる者たち

2017-11-26 | 美術館・博物館


2 0 1 7 年 1 1 月 1 2 日 ( 日 )

午 前 1 1 時 5 3 分

茨 城 県 坂 東 市

茨 城 県 自 然 博 物 館 ・ 第 3 展 示 室 入 口





むむ・・・また大口を開ける魚か・・・。
サメの模型をやり過ごして、



今度はマンボウ。



マンボウはこんなに薄っぺらいのか・・・でも正面の顔が意外とゴツいですね。


彼らに出迎えられて、第3展示室へ。
ここのテーマは「自然のしくみ」ということで、さまざまな自然に形成されている生態系を観賞していきます。


最初は、土の中の生き物。



アリだーーー!!
こんな巨大なアリが、この世の中にいるとは・・・末恐ろしいものです。

・・・というのは冗談で、もちろんこれは巨大化したオブジェ。
地面の森羅万象を巨大化したコーナーです。
アリが大きいということは・・・

(▼クリックすると別ウィンドゥで表示されます。)
【閲覧注意】巨大ムカデ?

おおぅ、なんとリアルなムカデ・・・。
しかもこのムカデのオブジェ、足がニョロニョロと動きます。
ご一緒に歩いていた女王様も、このコーナーだけは立入りを拒絶されました。


お次は、森の中。



木の上に棲む生き物、根元の地面を歩く生き物。
さらには・・・

(▼クリックすると別ウィンドゥで表示されます。)
【閲覧注意】朽木の中の生き物

朽木の中の生き物も、しっかりと再現。
この部分も、女王様はスキップなさいました。


水の生き物のコーナーでは、

 

ヤマメイワナの水槽。
ここだけ本物の魚です。



イワナの水槽に「知っていたらマニア級」の生き物と銘打って、ナベブタムシが展示してありました。
ここの学芸員さんのコメントでは、「他の水族館でこの生物が展示されているのを見たことがありません」とのこと。
なんとなく惹かれた私が水槽を凝視するのですが・・・

どこにおるん?



どこ? どこ? どこよ? どこなのよ?

結局見当たらず、水槽を泳ぎ回るイワナを見て癒されていました。




午 後 1 2 時 1 8 分

第 4 展 示 室


第4展示室のテーマは、「生命のしくみ」ということで・・・



細胞の部屋に入ります。
顕微鏡を通すと葉緑体以外は無色透明である細胞も、こうして色がつくと美しささえ感じられます。



赤い、核の中にある核小体(仁)
オレンジ色で、中にひだひだがあるミトコンドリア
青いのは、おそらく液胞でしょうか。
葉緑体があるから、これは植物細胞でしょう。

こんな話は女王様の興味を惹くことはなく、早々に退出となりました。



隣りの部屋は、DNAの部屋です。
DNAは正式名をデオキシリボ核酸といって、二重らせん構造で・・・女王様は部屋を出られたようです。


生物の体のしくみを説明する展示の一角で、



動物の視角を体験できるコーナーへ。
こちらはネコの視角を体験できるのですが・・・う~ん、普通ですね。



トンボの視角・・・なんじゃこりゃ?! わけわからん!!
トンボの目は2つに見えますが、その1つ1つに多くの目が集まっているという複眼となっているのです。



さかなの目は・・・両側がよく見えますね。

女王様はケラケラと笑っていました。
私が覗き込んでいる画が、殊の外おかしかったようですね。




午 後 1 2 時 3 0 分

第 5 展 示 室


第5展示室のテーマは、「人間と環境」です。
人間の活動が、環境や動植物へどのような影響を与えているかを考える展示となっています。



ホッキョクグマのはく製です。
地球温暖化により北極の氷が解け、ホッキョクグマの生息範囲は年々狭まっているようです。



こちらはホッキョクギツネ

「かわいい~! うちのレオみたい~!」

女王様はこのキツネがいたくお気に入りの様子。
ちなみに「レオ」は、本拠地でともに暮らす飼い犬です。


こうして、地球環境の変化に思いを巡らすということもなく、第5展示室を出てきたのでした。



完全私的旅「紅葉ドライブ2017」第4話に続く。


茨城県自然博物館・第1章~太古に生きた者たち

2017-11-25 | 美術館・博物館


2 0 1 7 年 1 1 月 1 2 日 ( 日 )

午 前 1 1 時 2 5 分

茨 城 県 坂 東 市

茨 城 県 自 然 博 物 館 ・ エ ン ト ラ ン ス



本拠地を出発してから約2時間。
途中の野田市内でゆったり朝食をとったため、



ミュージアムパーク茨城県自然博物館に到着したのは正午前でした。

ここの博物館は本館の屋内展示と、広大な敷地を誇る野外施設とに分かれています。
入館料は、屋内野外のセットで740円です。



この日はやたらと「サメ展」推しの博物館。
こういった企画展をやっているときは740円で、そうでないときは530円となっているそうです。

そして・・・翌日の茨城県民の日(11月13日)は、入館料が無料になっていたのでした・・・。

カネの話は置いといて、いざ、入館!



最初の展示は、いきなりの大物です。



マンモスの化石・・・でかい。
大きさは5メートル超。
マンモスは象に毛が生えたやつ、というふうに認識していた私は、ただただその大きさに驚きました。

案内板を見ると、このマンモスは松花江マンモスというそうです。
「まつはなえ」? ではなく、普通に音読みして「ショウカコウ」。
中国の内モンゴルで出土されたそうです。
よくよく案内板を見ると・・・(複製)とありました。そりゃあそうでしょうね。



その次はマンモスよりさらに大きい、恐竜です。
モンゴルのゴビ砂漠で発見された、ヌオエロサウルスというそうです。
推定体重は約60トン、体長は25メートル超、高さも10メートル超だったようです。



大きすぎて、2フロアにまたがっています。
全貌を拝見するのは、1階に下りてからということになりますね。



思えば、私はこのような科学博物館に来たことがありませんでした。
恐竜の骨格とかの展示は、この日はじめて目にしたのです。
この博物館を教えてくれた女王様に、私は心からお礼を申し上げたいです。




午 前 1 1 時 3 1 分

第 1 展 示 室


第1展示室は、「進化する宇宙」をテーマとしています。
さまざまな銀河、太陽と太陽系の惑星などの特徴や、宇宙空間の環境などについての展示が常設されています。

・・・あれれ? 女王様の歩みが早い?

せっかくだからゆっくり見ればいいのに、とは思いましたが・・・
科学に疎い女王様らしく、ここのコーナーは小難しいから飛ばしてしまうのだそうです。

「隕石を持ち上げよう」の展示だけで、私もこの部屋を出てしまいました。





ぬおおおおー!?



ダンクルオステウスの模型でした。
古生代、デボン紀後期(約3億8000万年~3億6000万年前)に生息していた魚類の祖先です。
体の前半分は硬い骨性の板で覆われていました。
あごが発達しており、当時の生態系において頂点に君臨していたといわれています。
骨格は化石になりにくい軟骨でできていたとされ、体の後半分の情報はほとんどないそうです。



ダンクルオステウスが泳ぐ古生代の海底トンネルをくぐって、次の展示室へ。




午 前 1 1 時 4 0 分

第 2 展 示 室


第2展示室のテーマは、「地球のおいたち」です。
この展示室では、地球をつくる岩石・鉱物や大地の様子とともに、さまざまな動物・植物の進化・移り変わりを紹介しています。

この日の翌日、11月13日に地質学においてチバニアン(千葉時代)の名称が誕生する見通しというニュースが流れましたが・・・
11月12日に博物館を訪れた我々はそのようなことは知る由もなく、また女王様の興味を惹かなかったことから、前半部分はほぼスキップ。


生命が登場する先カンブリア時代
生命が飛躍する古生代・・・はすっ飛ばして、

 

恐竜がわが世の春を謳歌する中生代へ。



こちらの恐竜、なんと動きます
さらに、おたけびを上げます



あまり動きのない四足歩行の恐竜はトリケラトプス
それを襲わんとしている二足歩行のティラノサウルス
・・・なのですが、実際の大きさはもっとあったようです。
トリケラトプスが体長約9メートル、ティラノサウルスは約11メートルで、この博物館のスペースじゃ置くことのできない大きさを誇ります。



それでも、小さな子供をおびえさせるには十分な迫力です。
博物館のミニチュアですらこれですから、実物に遭遇したらとても逃げられないでしょう。
今の世の中が「ジュラシックパーク」じゃなくてよかったです。

現在の恐竜は、よく見ると羽毛が生えています。
かつて子供のころ図鑑で見た恐竜は、ワニのように硬い皮膚で覆われていたように記憶していますが・・・
「恐竜は爬虫類ではなく鳥類が進化したもの」という、現在の学説が反映されているようですね。


大地の支配者であった恐竜は、6500万年前に絶滅してしまいます。
中生代から新生代・・・



一気に時は流れ、ヒトの誕生へ。
まず、二本足で立ち上がり・・・



地上に降り、道具を使うようになりました。
たぶん、アウストラロピテクスでしょうか。



ホモ・エルガステルという原人



われわれホモ・サピエンス・サピエンスの祖先にあたるクロマニョン人の登場をもって、第2展示室は〆となります。





ファミレスを探せ!

2017-11-19 | ドライブ


2 0 1 7 年 1 1 月 1 2 日 ( 日 )

午 前 9 時 0 0 分

千 葉 県 柏 市

本 拠 地 に て



久しぶりのドライブ。
この時季はやはり紅葉を見に行きたいところです。

最初はそのつもりで計画を練っていたのですが、近い時期に家族全員で出かけようじゃないかということになりました。
そこで、この日のドライブは近場にしようということになりました。

柏の近場で紅葉の名所はあっただろうか・・・?
仮にあったとしても、この時期はまだ色づき始めといったところ・・・。
思案に暮れていると、女王様よりとあるご提案をいただきます。

「自然博物館なんでどう?」

「自然博物館」・・・それはミュージアムパーク茨城県自然博物館
柏の隣町・しょうゆシティ野田の対岸にある、それなりに大きな博物館だというのです。
科学には疎そうな女王様が、意外なことをおっしゃるものだと思いました。
聞けば、過去に何度か訪れたことがあるそうです。


今回のドライブは、茨城県坂東市にある茨城県自然博物館を目的地としました。




午 前 9 時 3 0 分 ご ろ

本 拠 地 を 出 発


今回も私が運転するため、車窓からの景色は女王様に撮影していただきます。


それはそうと、このとき我々は飲まず食わずで本拠地を発ちました。
目的地までは30km程度の距離があるので、途中で食事をすることになります。

ルートを確認すると、
 1.国道16号で野田市へ進む。
 2.野田市内で、国道16号から茨城県道・千葉県道3号・つくば野田線に乗り換える。
 3.その後は道なりに行き、案内看板が出たらその指示どおりに進む。
このとおりに進んでいく予定でした。

さらに地図で確認してみると、県道3号ぞいに「山田うどん」があります。


山田うどんは、うどんを主力にする外食レストランチェーンです。
正式な社名は山田食品産業株式会社で、埼玉県所沢市に本社があります。
かかしがモチーフとなった赤いやじろべえが描かれている回る黄色い看板が目印となっています。
本社のある埼玉県内を中心に、関東地方1都6県で約200店舗を展開しています。
どうでしょう軍団御用達の本陣山田家とは無関係です。



ここで朝食でもとろうと提案しましたが、女王様拒絶なさいました。

スクランブルエッグドリンクバーがあるところがいい」

女王様は、ファミレスのモーニングメニューをお望みの様子。
しかしスマホさんで確認しても、これから向かうルート上には朝から開店しているファミレスがなさそうです。
ココスはあるようですが、バイキング形式であるココスのモーニングは、かなりの少食である女王様には相性が悪い模様。

やはり山田うどんしかないのか・・・?

ここで食い下がる女王様
さらにスマホさんで調べ、国道をはずれた脇道にガストがあることを突き止めます。



私は、女王様強いご希望により国道16号を外れました。

ナントカの光とかいう集団が構える野田城?の天守閣を脇に見つつ、細い道を進みます。
この日は休日、白装束の集団が歩道を闊歩していました。

白装束の集団を避けつつ、なんとかファミレスに到着。



女王様はお望みどおり、スクランブルエッグカフェラテの並ぶ朝食を召しあがりました。



モーニングメニューのフランスパンについて一言、
「裏の模様がなんか気持ち悪い」
そんなことは言いながらも、毎回同じメニューをオーダーされる女王様でした。



朝食をとった我々は、利根川の向こう・茨城県へ向けて出発。



県道3号沿いにある「山田うどん」芽吹店
ここには立ち寄ることはなく、県境へ向かいます。



利根川にかかる芽吹大橋



この橋を渡ると、茨城県坂東市に入ります。



この日は快晴。
「美しく青きドナウ」ならぬ「美しく青き利根川」といった具合でしょうか。


川を渡って数分、



茨城県自然博物館の入口にたどりついたようです。