鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

カピバラ革命1周年

2024-01-21 | 動物園・水族館


令 和 5 年 ( 2 0 2 3 年 ) 1 月 3 日 ( 日 )

午 後 5 時 1 5 分

茨 城 県 つ く ば 市

も ふ も ふ ふ れ あ い 動 物 園



「すべての休日をカピバラへ」

カピバラ革命
からちょうど1年。
この日はカピバラ神社を詣で、ダチョウ王国でカピたちと戯れ、まさに「カピ尽くし」の1日。
革命記念日の集大成は、やっぱりコチラ。



革命の勃発地・イオンモールつくば内、もふもふふれあい動物園
そして革命の旗手ともいえる、動物園唯一のカピバラ・パピコ

・・・お食事後とあって、ごろ寝しねますね。
それでも、カピバラのおやつ(200円)をパピコの鼻先まで持っていくと・・・



起き上がって、おやつを食べてくれます。



食べ終わったら、またゴロリ。



令和4年のこの日、パピコと出会った女王様
瞬く間にパピコの虜となってしまったのです。
それにともない、女王様と私(特に私!!!)の生活は一変。


まず、パピコに会うために、毎週欠かさずつくばに行くようになりました。
週末の土日のどちらかは、必ずパピコのもとに行きます。
祝日のある週などは、週2回パピコ詣でをするときも。
唯一我々が例の感染症にかかった週だけは、さすがに訪問できませんでしたが、その事実に接したとき、女王様の眼からなみだがポロポロ・・・。

動物園の料金が時間制だというとで、最初は動物園を1時間以内に退出していたのですが、これでは女王様がパピコとのふれあいを心から楽しむことができません。
滞在時間は延びていき(50分超で最大料金1,100円)、いまでは2時間居座るのは当たり前。
最終入場時刻の午後7時30分を超える日も。
(※閉店時刻は午後8時ですが、最終入場時刻を過ぎて店内に観客がいないときは閉店時刻が繰り上がるので、午後8時になる前に退出するケースが多いです)


この動物園を運営する株式会社MOFFは、自社の会員アプリがあります。
女王様が即日入会&アプリをインストールしたのはいうまでもないことですね。
そしてそのアプリに「スタンプカード」があり、利用料金1,100円で1スタンプをゲットできる仕組みになっています。
女王様と私は最大料金(2,200円)ということで、毎週2スタンプをゲットします。
スタンプ獲得数に応じて会員のランクが上がり、ブロンズ、シルバー、ゴールド、最上級のプラチナとなっていきます。

女王様ですか? もちろんプラチナ会員です。
しかも1年でプラチナに昇格です。


1年でプラチナ会員になった人は、おそらく過去にはいないだろうとのこと(当時の店長さん談)。
会員のランクが上がるたびに、動物のエサ無料といった特典が付与されます。
そしてプラチナ会員になったら、べらぼうな数のスタンプをゲットしてようやく最後の特典をもらえるのですが・・・

女王様ですか? もちろん最後の特典をもらいましたよ。
しかも1年で。


最後の特典は、MOFFの施設の入場無料権3回分。
この特典が現実味を帯びてきた頃、
「スタンプがいっぱいになったら、このアプリはどうなるんだろう?」
などと店長さんたちと話していました。
どうもMOFFさんは、スタンプをコンプリートするような奇特な人間の出現を想定していなかったようでした。

MOFFさんを揺さぶらせた、女王様のパピコへの想い。
結局、スタンプコンプリートの後は、プラチナ2周目に突入となりました。




ごろんと転がったパピコ、通称「カピ転がし」
カピバラの小銭入れと一緒に撮影。
そういえばカピバラグッズも増えていきましたねぇ。




「お手」の上手なパピコ。
芸達者なカピバラさんは、パピコのほかには見たことがありません。
女王様はおっしゃいます。

「パピコはカピバラじゃないの。パピコという名の生き物なの」

・・・なんだかどこかで似たような格言を聞いたことがあるなぁ。

「二郎はラーメンじゃないの。二郎という名の食べ物なの」

わが女王様ジロリアンと類似の発想をもっている?!





午後6時を回ると、ごろ寝をしていたパピコは立ち上がり、フロアを徘徊し始めます。
夕方の観客が閑散としてきた時刻に、リードから解放されるトイプードルあかつきとジョイントすることも。



キュ~~~

カピバラの鳴き声は普通、「クククク・・・」という電子音のような音なのですが、パピコはめったにこの電子音を発しません。
パピコは閉店時刻が近づいてくると、「キュ~~~」という哀愁を感じずにはいられない音を発して歩き回ります。
スタッフルームのドア近くで立ちつくすことも多くなります。

要するに、「腹が減った。早くバックヤードに帰らせろ。そしてエサをくれ!」ということだそうです。





女王様に心の安定をもたらすパピコ。
心療内科に通っているわけではありませんが、女王様にとってパピコは優秀なドクターでもあるようですね。

「通院」だというのなら、私は最大限サポートをしなければなりません。



令和5年も、「休日のすべてをカピバラへ」



「すべての休日をカピバラへ」第8話「袖ケ浦ふれあいどうぶつ縁・第1章~真逆」に続く。

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ダチョウ王国・第5章~初カピ詣で

2024-01-21 | 動物園・水族館


令 和 5 年 ( 2 0 2 3 年 ) 1 月 3 日 ( 日 )

午 前 1 1 時 0 9 分

茨 城 県 石 岡 市

ダ チ ョ ウ 王 国 石 岡 フ ァ ー ム



ダチョウ王国石岡ファーム
ダチョウがおよそ200羽飼育されており、その数は日本最大級を誇るとされています。



令和5年最初のダチョウ王国ですから、まずはダチョウさんにご挨拶して・・・



みなみ(南)のまきばに向かいました。
目的は当然カピバラ、正式名・鬼天竺鼠です。

この日は入口に門松が立っている「お正月仕様」。



売っている動物のおやつも「お正月仕様」ですね。
いつも売っている、キャベツたっぷりにニンジン数本の野菜バケツ(1つ700円、2つ以上で500円/杯)。
それに加え、いろいろ入っている福袋(1,500円)。
さらに令和5年の干支にちなんだ「ぴょんぴょんセット」(1,000円)もありました。

この日は令和5年の「初カピ詣で」
動物 カピバラのおやつも特別に「ぴょんぴょんセット」にしました。



キャベツたっぷりに加え、ウサギをくり抜いたニンジン、そしてレギュラーの野菜バケツにはないリンゴに小松菜が入っています。
兎年ということで、ウサギさんのフォトカードもついていたのですが・・・

女王様「いつものバケツをふたつ買ったほうがよかった」

カピバラが大好きな女王様は、ウサギさんにはあまり興味がないので、ウサギさんのフォトはそれほど欲しいものでもないようです。
また、こちらのカピバラさんたちは食に対してきわめて積極的なので、なにより女王様はカピバラさんのエリアに数時間は居座るので、バケツ1杯程度の野菜では足りないというのです。


ともかく、野菜バケツを携えてカピバラの園に突入!・・・しようとしたら、愉快な音楽とともに飼育員さんからの放送が入ってきました。

「じゃんけん大会を行います!」

イベントにしてはきわめて古典的だなぁとは思いつつも、じゃんけんの会場である中央広場へ行ってみることにしました。



手作り感満載のじゃんけん大会。



優勝賞品は、「ダチョウ王国シチュー」?!
なんだか食べてみたいぞ・・・。
さらには「オーストリッチカレー」??!!
これも興味ある・・・なんだか欲しいかも。
真ん中のダチョウのぬいぐるみと、画像には写っていないですがダチョウの卵のカラもついています。



時刻は11時30分を回り、じゃんけん大会・第1部が開幕。
ウサギの着ぐるみをまとった飼育員嬢が登場。
この嬢とのじゃんけんに勝ち続け、残ったひとりが優勝というルール。
負けはもちろん、あいこも負け扱いというルールのため、当然確率1/3を引き続けなければなりません。




午 前 1 1 時 4 4 分

カ ピ バ ラ エ リ ア




いやぁ~、かわいいですねぇ~。


じゃんけん・・・まぁ、そんな過去のことにこだわってはいけないんですよ。
そういえば、じゃんけん大会・第2部は14時に開かれるとのことです。


それよりも・・・



まだまだ体躯の小柄な子カピちゃんに、令和4年の11月に生まれたばかりの赤カピちゃん。
気後れすることもなく、柵に入ってきた人間どもにエサをねだってきます。



子カピちゃんが膝に上ってきた!
ホントに人懐っこくてかわいい・・・はっ!! 私までカピバラにはまっているのか?!




午 後 1 2 時 0 0 分

カ ピ バ ラ 休 憩 タ イ ム


この日も12時から13時まで、カピバラ休憩タイム。
この間は柵を出て園内をぶらり。

 

茶アルパカのジャムくん、白アルバカのジュリエットちゃんがお散歩していました。
ふたりともまだまだ赤ちゃん、お野菜は食べずにミルクを授乳されています。
赤ちゃんアルパカの毛並みは、言葉に表せないほどにホワッホワでした。



こちらのヤギさんは、なんと元日生まれ!
ダチョウ王国に、ベビーブーム到来か?!



カピが休憩している間、我々はお食事。



まずは「ダチョウの卵アイス」



バニラ味で、さっぱり。
思った以上に淡白な味わい。



そして「ダチョウ王国バーガー」
お肉はやっぱりダチョウさんだそうな。

食べてみると、クセのないあっさりとしたお味。
タマネギのほうが味が強かったのでは・・・と思うくらいの淡白な味わいでした。




午 後 1 時 1 4 分

休 憩 タ イ ム 明 け


カピたちの休憩時間が明け、柵の中へ。



カピエリアに、やさしい太陽の光が降り注ぎます。



カピさんたちは、一斉にひなたぼっこへ。



小屋からあふれたカピも、なんだか暖かそうですね。



うたた寝もせず、遊びまわる子カピちゃん。



繁殖制限のため、独居房で年を越したミッチーパパ。
屋根つきなので雨よけには困らない独居房ですが、日の光はあまり入ってこないようです。


そのうち日は傾き、光はかげっていきました。



相変わらず小屋の外に座るカピさん。
今度はちょっと寒そう。



赤カピちゃんたちは授乳タイム。



子カピちゃんは相変わらず人懐っこく接してくれました。



ダチョウ王国のみんな、今年もよろしくね!





ミッチー「早くここから出せ~!!」





ミッチー「じゃんけんの結果はどうなったんだぁ~!!」





のとじま水族館~甚平さんと・・・?

2023-01-29 | 動物園・水族館


令 和 4 年 ( 2 0 2 2 年 ) 7 月 2 7 日 ( 水 )

午 後 2 時 1 2 分

石 川 県 七 尾 市

能 登 島 大 橋



富山県北西端の街・氷見で食事をとった後は、そのまま富山湾ぞいを進み能登半島へ。
能登半島最初の目的地は、のとじま水族館です。

車中泊で眠れぬ夜を過ごし早朝に長野を発った我々は、順調に石川県に入りました。
石川県最初の街は、和倉温泉を擁する温泉町・七尾。
私個人としては、かの上杉謙信も攻めあぐねた名城・七尾城【国指定史跡】を登城したかったのですが、女王様第2王子がこれを許すはずもありません。
通行料無料のフリーウェイ・能越自動車道を通り、七尾城山インターチェンジで七尾市街へ。

「七尾城山インター」って、ぜったい七尾城のそばだよなぁ~。

七尾の温泉街・和倉温泉には入らず、



かつてどうでしょうゼミナールが開講していた能登島大橋へとVOXYさんを走らせていました。

当初は、能登島大橋の脇にある能登島大橋ロードパークに立ち寄り、

 
 

海岸地形について学習する予定でした。
しかし第2王子は、相変わらず体調不良で爆睡中。
そして運転手の私も、眠さが限界に達しつつあったので、通過させていただきました。
あまりにも眠かったので、とにかく早くのとじま水族館に着いて、一眠りしたかったのです。



午後2時半ごろ、水族館に到着。
ひとり元気な女王様は、車中ずっと寝ていた第2王子を起こし、館内へ。
私はとにかくひと眠りしたかったので、車中でお昼寝・・・zzz




午 後 2 時 5 0 分

の と じ ま 水 族 館


寝れないんだよぉ・・・暑くて。
それでも15分ほど仮眠をとって、少しはラクになりました。



風光明媚な能登島。
そういえば日本本土以外の地、すなわち離島に下り立つのは私自身はじめてのことでした。
はじめての離島だったなら、せめて眠くないときに、島の景色を両眼にしかと焼き付けることのできる状態だったらよかったです。


のとじま水族館、正式名はのとじま臨海公園水族館というそうです。
のとじま臨海公園のなかにある水族館で、石川県ではただひとつの水族館なのだそうな。

入場料は、大人1,890円。
ですがあらかじめ第2王子がコンビニで前売券を購入していたため、200円割引で入場できました。





最初の水槽は、「ジンベエザメ館 青の世界」
この水族館最大の見どころであるジンベエザメが、しょっぱなから現れます。

 

 

水槽の中を悠然と泳ぐ、2匹のジンベエザメ。
彼らが住まう水槽は、水量1,600トンで日本海側では最大級のものだといいます。
そんな水槽でも、ジンベエザメが成長するにつれて手狭なものとなっていくそうです。

 







2匹は両方ともオスで、それぞれスズベエナナベエと名付けられていました。
能登半島のつけ根の街・七尾と、最先端の街・珠洲にちなんだ名前と考えられます。
しかしこの2匹、現在は水族館には存在していません。
我々が訪れた2か月後の9月28日にスズベエが、翌日にナナベエが海に帰されたのだそうです。

スズベエ、ナナベエと入れ替わるように、彼らよりもひと回り小さめのジンベエザメが水槽に入りました。
現在のジンベエザメの水槽には、オスとメスがそれぞれ1匹ずつ泳いでいます。
12月5日に名前が決まり、オスは「8番目のジンベエ」ということでハチベエ、メスは羽咋(はくい)郡志賀町の定置網に迷い込んでいたことからハクと名付けられています。



水槽で泳ぐ生き物たちをじっくりと観賞したいところですが、15分前に入館した二人に追いつかなければなりません。
それに眠気がかき消えたわけでもないので、やや飛ばし気味に館内をめぐっていきました。



ケムシカジカ
「けむ しかじか?」ではなく、「毛虫(かじか)」。
能登以北や東北、北海道で獲れる白身魚で、淡白な味わいが美味なのだとか。



ぎゃー、ウツボだ!!



かわいらしいアオウミガメ



「クラゲの光アート」という水槽。
ここで女王様第2王子の先発隊に合流。





トンネル水槽へ。



この水槽のテーマは、「イルカたちの楽園」
カマイルカが自由に回遊している様子を見ることができます。
ここで、第2王子が異能を発揮・・・!?

 



なんと1頭のイルカが、第2王子に導かれるようにそばにやってきたではありませんか!





イルカは我々の前で止まり、我々の様子をじっと見ていました。
イルカの瞳をまじまじと見たのは今回が初めて。
とても優しそうな、ちょっとばかりうつろな目をしていました。





私が密かに水族館で一番好きな肴・・・じゃなくて魚、イワシ(マイワシ)です。



円を描くように群れ、集散を繰り返すマイワシ。
その数、約1万尾だそうな。

 

イワシの大群は何時間見ていても飽きませんなぁ~、そう思っていたら二人の様子が見えません。
仕方ない、先に進むか・・・。



ウミガメ水槽



 

アオウミガメがやたらバシャバシャ波を立てていました。



 

ウミガメさんが、水中を軽やかに泳いでいく・・・

 

・・・スイスイ泳ぐには、ちょっと手狭なようですね。





外に出ました。
トンネル水槽を上から見下ろしています。
時折、カマイルカが息継ぎのために鼻を出しています。



第2王子、異能再び。
体調は絶不調にもかかわらず、ここでもイルカを誘い出すことに成功していました。



お土産物屋にて。



女王様、カピバラのハンドタオルを見つけてご満悦。
いやいやいや、ここでカピバラグッズを買うんですか~?
たしか、カピバラは1匹もいなかったはずですが・・・?





のとじま水族館は、のとじま臨海公園の中核をなす施設で、正式名称は「のとじま臨海公園水族館」です。
生育する生物は約500種、約4万匹で、能登半島近海の魚介類を中心に展示しています。
カマイルカが泳ぐトンネル水槽は、長さ22メートル、水量1,200トンで国内最大級となっています。
平成21年(2009年)8月にはパノラマ大水槽の整備が始まりました。
水槽は八角柱型で、水深6メートル、水量1,600トンを誇り、日本海側では最も規模の大きいものとなっています。
平成22年(2010年)8月にはパノラマ大水槽にて、国内4番目となるジンベエザメの飼育、展示が始まっています。




駆け足&寝不足で回ったため、あまりじっくりと観賞できなかったのとじま水族館。
甚平さんの写真は撮ったのですが、動画をひとつも残さないという大きなミス・・・。




甚平さん、のとじまのみなさん、また来ますからね!





ダチョウ王国・第4章~クリスマスはカピバラ三昧

2023-01-17 | 動物園・水族館


令 和 4 年 ( 2 0 2 2 年 ) 1 2 月 2 5 日 ( 日 )

午 前 1 0 時 1 3 分

茨 城 県 石 岡 市

ダ チ ョ ウ 王 国 石 岡 フ ァ ー ム



クリスマス。

キリスト教の開祖であるイエス・キリストの誕生を祝う日。
わが国ではキリスト教徒よりも仏教徒の方が圧倒的に多いにもかかわらず、仏教の開祖・ブッダの誕生日である花祭りよりも盛大に祝う日であります。

我々はキリストの降誕も、ブッダの降臨も祝うことはなく、



ダチョウ王国にやってきました。

この日の石岡市は快晴だったのですが、冷たい北西の風が吹いていました。
地面には霜、そして霜柱が残っています。




この日もまっすぐカピバラの柵へ。
女王様、早速カピとふれあっていますね。
カピたちの食欲は旺盛、これに対して我々も汚れていい服装と動きやすい靴を着装しています。





小屋の外でエサを食べているカピたち。
ほのぼのとした光景のいっぽう、



ほとんどのカピは、小屋の中でじっとしています。
カピバラは本来、南米アマゾン川流域といった、熱帯雨林の水辺に生息している動物です。
当然寒さには弱いので、小屋の中にはヒーターが取り付けられています。



寒さに弱い、このお方
気温1ケタの冷風に耐えられず、小動物がいる屋内に避難・・・。




「ダチョウ王国組織図」がありました。
これまで何度となく通っているダチョウ王国ですが、「組織図」を見たのは初めて。
カピバラばっかり見ているから、見落としていたんですね。

ダチョウ王国の組織のトップは、やはりダチョウさん。
会長に就任されているのは、ダチョウのココ氏だそうです。

そして社長には、アルパカだいち氏。



ジャムくん(茶色)にジュリエットちゃん(白)は、将来の社長候補でしょうか。

そして部門は哺乳類部、鳥類部と爬虫類部があり、哺乳類部のリーダーはカピバラミッチーパパだそうです。



ミッチー部長はこの日も繁殖制限のため小部屋に隔離され、おおいに欲求不満のご様子でした。


意を決して、外へ。
再び、カピバラたちとふれあいます。





チモシー(干し草)が入っている桶に、子カピちゃんが入っています。
カピ好きの間では「おけカピ」と呼ばれるのだそうな。
食べ物が十分入っている桶ではありますが、キャベツを差し出すと、チモシーそっちのけで食べてくれます。



赤カピちゃんもキャベツを食べていますね。
大きい葉でも、モシャモシャという咀嚼音をあげながらペロリと平らげてくれます。

しかし・・・・・・



寒い。




午 前 1 1 時 5 2 分

フ ァ ッ シ ョ ン セ ン タ ー し ま む ら 八 郷 店




急ぎ、上着を購入。
しまむらさんはダチョウ王国の近所にもあるんですねぇ~、有難いことです。
しかもお安く上着を購入できて、女王様もご満悦のご様子。

正午から午後1時までの「カピバラ休憩タイム」を利用してのお買いもの。
当日の入場券があれば、みなみのまきばには再入場できます。




午 後 1 2 時 4 3 分

茨 城 県 石 岡 市




再び、ダチョウ王国石岡ファーム

ダチョウがおよそ200羽飼育されており、その数は日本最大級を誇るとされています。
ダチョウを見るだけなら無料なのですが、我々がダチョウ王国に行く目的はダチョウではなくカピバラ。
カピバラを含む動物たちが飼育されているみなみ(南)のまきばに向かいます・・・が、このときは「カピバラ休憩タイム」

そこで・・・



ダチョウ肉、うまい!
串1本500円とそこそこの値段ですが、ちょっとした思い出と考えるなら安いものです。
味付けは塩コショウのみとシンプルで、味もウェルダンのビフテキ(昭和っぽい表現?)に近い感じ。
それでも、牛さんほどクドい味ではなく、なかなかにおいしかったです。

ダチョウ王国は、ダチョウをはじめとする動物園であるとともに、畜産用のダチョウを飼育する牧場でもあるのです。
そして王国の総合受付であるこちらでは、ダチョウの卵、加工肉をはじめ、卵アイスなどの加工食品も販売され、ダチョウ肉のステーキ串なども供されています。



彼らが・・・



こうなってしまう・・・・・・???

この疑問を脳裏の深淵にしまいこんで・・・





カピバラさんのもとへ。





人間、とくに女王様にとっても寒いクリスマス。
本来アマゾンに生息するカピバラさんにとってはなおのことでしょう。
この日はヒーターのきいている小屋から出てこないカピバラも少なからずいました。



そんな中で、私の膝の上で戯れる子カピちゃん。
いや~、かわいいですねぇ~、このまま持って帰りたくなっちゃいますねぇ~。
そんな子カピちゃんの足は、泥だらけ
ズボンが汚れてしまう!・・・なんてことは想定内、まったく取るに足らないことです。
我々は、カピバラたちと体当たりでふれあいに来ているのですから。



坂の上をめざす赤カピちゃん。
この急こう配を上っていくわけですから、脚力をはじめとするフィジカル面が鍛えられていくわけですね。
そしてこの日の坂は、早朝の霜柱が融けたことで著しくぬかるんでいます。
カピバラたちは途中滑りそうになりながらも、己の膂力と4本足のバランスで、着実に坂を上り下りしていました。



イガグリのように毛が立っている、赤カピちゃん。





やっぱり、寒い。
しまむらさんの上着を着こんではみたものの、寒風に長時間さらされるのには耐えられなかったようです。



暖を取り、外へ。
夕刻が近づきつつありました。



ミッチーパパ、



カピバラ王国のみんな、



来年もよろしくね!!





午 後 6 時 1 2 分

茨 城 県 つ く ば 市

イ オ ン モ ー ル つ く ば

も ふ も ふ ふ れ あ い 動 物 園




ダチョウ王国のお次は、やっぱりコチラ。



横顔凛々しいパピコさん。



女王様の手にかかると、いとも簡単に転がされてしまいます。
転がったパピコさんは、終電を逃して駅前に転がっている酔っ払いのようにも見えます。
私もああならないように、自分を省みなければ・・・。



こちらのもうひとりのアイドルである、トイプードルあかつきさん。
かれこれ50回ほど訪れている我々とはすっかり顔なじみで、好んで膝の上に乗ってきてくれます。



そこに、パピコさんがやってきました。



パピコ「んん~~、なにしてんのぉ~~~」



!!!!!!



ご心配なく。
甘噛みだったようです。
パピコさんの鼻には、目立った流血も外傷もありませんでした。



パピコさんのお部屋と、あかつきさんのポジションとは、お隣り同士。
だからといって仲が良いかというとそうでもないようで、あかつきさんはパピコさんを完全に下位の者と位置付けているようです。
いっぽうパピコさんは・・・そういうのはあんまり気にしていないようですね。



午後6時前、園内のお客さんが減ってきました。
ここであかつきさんにとっては念願の「お解き放ち」です。
園内のお客さんの混み具合に応じて、あかつきさんは繋がれたり放たれたりしています。



あかつきさんが放たれているときの注意事項がひとつ。
それは、あかつきさんが動物のエサを横取りすることです。
女王様がパピコさんにエサをあげようとすると・・・このとおり、あかつきさんが横にやってきます。
そして隙を見せると、パクッとくわえて持ち去ってしまいます。

あかつきさんは現在の店長さん(動物園の園長さん)に畏敬の念を抱いているようで、彼女の前では決してこういったイタズラをしません。
しかし、彼女の眼が届かないと・・・



パピコ氏宅不法占拠といったイタズラも。
あかつきさんがたたずんでいる場所はヒーターがきいていて、寒さに弱いカピバラにとっては居心地の良い場所。
そしてパピコさんがご帰宅されても、「ウゥ~」と威嚇して追い返してしまいます。
このときに目をパチパチさせて困った表情を見せるパピコさん、仕方なく部屋の片隅で寝そべっていました。


パピコさんやあかつきさんが繰り広げる突拍子のないイタズラも、この動物園の魅力。



パピコさん、あかつきさん。
この一年本当にお世話になりました、とくに女王様が。
来年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。






ダチョウ王国・第3章~購入!年間パスポート

2023-01-05 | 動物園・水族館


令 和 4 年 ( 2 0 2 2 年 ) 1 2 月 9 日 ( 土 )

午 後 2 時 4 8 分

茨 城 県 石 岡 市

ダ チ ョ ウ 王 国 石 岡 フ ァ ー ム



ダチョウ王国石岡ファーム

ダチョウがおよそ200羽飼育されており、その数は日本最大級を
ハイハイ、この日もカピバラですよ~。

この日ダチョウ王国に到着したのは、午後3時前。
冬季の閉園時刻は午後4時なので、我々はただちにカピバラのもとへ直行・・・・・・しません!



入場料大人1,000円の南のまきば
直近4週間での入場は3回と、ちょっと度を超えてるんじゃないのと云いたくなるようなならないような・・・。
それほどにわが女王様にとってはお気に入りの場所となっていたのです。

「ダチョウ王国で思いっきりカピバラともふもふして、そのあとにパピコに会いに行くのが最上の休日」

わが女王様はこのようにおっしゃいます。
それならば年間パスポートをつくってしまったほうがよいのではないか。
そう考え、今回ついに年パス購入に踏み切りました。

年間パスポートは、大人2,800円。
有効期間は1年間で、購入して即日行使できます。
年パスの使用条件として、動物のエサをひとり1個購入する必要があります。
動物のエサである野菜バケツは、1杯700円、2杯だと1,000円となっているので・・・
我々の入場料&エサ代は、従来3,000円だったものが、エサ代のみの1,000円となるわけですね。

年間パスポートに表示される顔写真を撮影。
顔写真で身元を確認するため、年パスの第三者への譲渡や貸与はできないようですね。



年パスを作成して、カピの柵に直行!



相変わらずダチョウ王国のカピバラは元気です。
女王様にエサをねだって、このとおり。
ダチョウ王国へは、我々は汚れてもいい服装で行っています。





大家族になったダチョウ王国のカピバラたち。
彼らはエサを発見するや、ゆっくりとにじり寄ってきます。
エサの野菜よりもエサが入っているバケツに反応しているようなので、柵に入ったらまずバケツを高いところに引っ掛けておくといいでしょう。

 

11月に生まれた赤カピたち。



赤カピたちもほかのカピと同様、大家族の群れの中に入り混じるようになりました。



飼育員さん、隔離されている柵に用事があるようです。
カピたちは飼育員さんの後を追い、集結していました。



隔離されている柵の中に、カピが1頭。
お父さんカピバラ・ミッチーさんで、赤カピをはじめ多くのカピのパパ。
これ以上カピが増えると容量を超えてしまうので、繁殖制限ということでミッチーパパは隔離されているのです。
欲求不満なのか、ときたま柵の中で暴れています。


時刻は午後3時30分を過ぎ、陽が傾いてきました。
あと30分で閉園時刻を迎えます。

  





哀愁漂う、斜陽のカピバラ。
彼らは沈みゆく夕陽を見て、何を想うのか。



日はさらに沈み、カピバラの柵に冷たい影が差しています。
カピたちが集まって・・・



 



家族全員14匹が集まり、「カピ団子」
あ、お父さんを除いた14匹ですね。







「こんな感じの餅菓子があったよなぁ~」と思いつつも、はじめての「カピ団子」にちょっと感動してしまいました。



「カピ団子」、解散!



赤カピちゃんが1匹後れてしまいましたが、無事小屋に戻ることができました。



閉園時刻となったので、我々はいつもの場所へ。




午 後 6 時 1 2 分

茨 城 県 つ く ば 市

イ オ ン モ ー ル つ く ば

も ふ も ふ ふ れ あ い 動 物 園




のんびり屋さんのパピコさん。
きっとあのダチョウ王国の群れの中では暮らせないんだろうな・・・。






ダチョウ王国・第2章~赤カピ成長譚

2023-01-05 | 動物園・水族館


令 和 4 年 ( 2 0 2 2 年 ) 1 1 月 1 9 日 ( 土 )

午 後 1 2 時 0 8 分

茨 城 県 石 岡 市

ダ チ ョ ウ 王 国 石 岡 フ ァ ー ム



ダチョウ王国石岡ファーム

ダチョウがおよそ200羽飼育されており、その数は日本最大級を誇るとされています。
ダチョウを見るだけなら無料なのですが、我々がダチョウ王国に行く目的はダチョウではなくカピバラ。
この日はついにダチョウを見ることなく、直接みなみ(南)のまきばに向かいました。



ダチョウ王国に到着したのは正午過ぎ。





カピバラさんは正午から午後1時までは「休憩」ということで、柵の中には入れません。
柵越しでカピバラさんとふれあいをすることに。
「休憩」とはいいますがえさやりをすることは可能で、カピバラさんたちはしっかりとガッツリとえさを食べてくれます。


さて、カピバラさん休憩中のあいだは他の動物さんたちも見ていきましょう。



生まれて間もないアルパカジャムくんと、園内を歩いていきました。



同じアルパカの赤ちゃん・ジュリエットちゃんとともに、お馬さんの柵へ。



白いジュリエットちゃんは、白いお馬さんがお気に入りらしい?!



午後1時前でしたが、カピバラの柵に「入れます」という掲示がかかったので、中に入ります。







生まれたばかりで丸っこかった赤カピは、1週間たってシャープなフォルムになっていました。
シャープといっても、まだまだコロコロ感(?)が抜けていませんね。

生まれたばかりの赤カピは口元に野菜を授けても逃げるばかりでしたが、1週間たって野菜も口にするようになりました。





まだまだ母カピの乳から離れられそうにありませんね。

赤カピ・・・明らかにそうじゃないのが1匹。
この母カピは初産だそうで(飼育員さん談)、大きい子カピの母ではありません。
それでも子カピは当たり前に乳を求め、母カピは当たり前に子カピ(実子じゃないから「小カピ」?)に乳を授けます。
カピバラは群全体で子育てをするそうで、乳が出るメスのカピは自分の子であるかを問わず、平等に授乳するのだそうです。


この日は飼育員さんといろいろな話を伺いました。

このカピバラは、父は誰で母は誰で、そして配偶者は誰で子は誰で・・・などの血統。
そしてどこどこの動物園でいついつに生まれ・・・など。
飼育員さんはしっかり把握していて、その話にしっかりついていく女王様

なぜカピの血統を覚えているのか尋ねると、近親相姦(インセスト・タブー)を回避するため」なのだそうです。
なるほど、カピバラの繁殖においては注意すべき重要事項ですね。


 

赤カピちゃん2匹は、早めに小屋に戻っていきました。





青空と紅葉、そしてカピたちとのふれあいを存分に楽しみ、ダチョウ王国を後にしました。




午 後 6 時 3 1 分

茨 城 県 つ く ば 市

イ オ ン モ ー ル つ く ば

も ふ も ふ ふ れ あ い 動 物 園




この日もパピコをもふもふして、2週連続のカピバラ三昧の休日は過ぎていきました。






ダチョウ王国・第1章~赤カピが生まれたよ!

2023-01-05 | 動物園・水族館


令 和 4 年 ( 2 0 2 2 年 ) 1 1 月 1 2 日 ( 土 )

午 後 1 2 時 5 9 分

茨 城 県 石 岡 市

ダ チ ョ ウ 王 国 石 岡 フ ァ ー ム





ダチョウ王国石岡ファーム

ダチョウがおよそ200羽飼育されており、その数は日本最大級を誇るとされています。
ダチョウを見るだけなら無料なのですが、我々がダチョウ王国に行く目的はダチョウではなくカピバラ。
カピバラを含む動物たちが飼育されているみなみ(南)のまきばに向かいます。

みなみのまきばは、入場料大人1,000円です。
そして動物のエサとしてバケツで野菜を売っており、1杯700円、2杯だと1,000円となっています。
我々は入場料2,000円とエサ代1,000円を支払い・・・

「ハッピ~ハロ~ウィ~ン!」



ハロウィン企画で余ってしまったというお菓子をゲットして、中へと入っていきます。







他の動物には目もくれず、カピバラの柵へと直行。



カピバラを思う存分もふもふして、





うっとりさせてゴロンさせる、通称「カピ転がし」

 

我々にとって「ダチョウ王国」はダチョウ王国ではなく、「カピバラ王国」なのです。



さてこの「カピバラ王国」は細長いエリアで区切られていて、入口から奥に向かって下り坂になっています。



こちらは入口・・・おやおや、カピが大勢で待ち構えていますね。
彼らは「王国」に人が来るたびに「エサがもらえる」ことを理解しているので、入口近くに集まってきます。
そして一部のカピは、扉が開くタイミングを見計らって、「王国」から脱走しようとします。
飼育員や心ある来園客が、カピを連れ戻す際にエサでおびき寄せる・・・すなわち脱走に成功したらエサを得られることを覚えているようなのです。

「王国」に入国する際は、カピの動きに万全の注意を払う必要があります。




「王国」の奥には、カピバラ小屋が建っています。
そして小屋のさらに奥には、柵で仕切られたエリアがあります。
このときは飼育員氏がエサを与えていました。



それぞれ思い思いにエサを食べるカピたち・・・ですが、ところどころで喧嘩が勃発します。



桶に入っている子カピと、外からエサを食べる中カピ。
中カピはエサの独占を狙って子カピを追い出そうとし、ここでも喧嘩が発生。
中カピが勝つかと思いきや、子カピが桶を死守して一歩も譲りませんでした。
当時この子には名前がまだなかったため、私はアマゾネスとか巴御前とか好き勝手に呼んでいました。


さてこの日の主役は、アマゾネスではなくこちら。





赤カピだぁ~!

奥のエリアに隔離されているお母さんカピ。
その母から離れまいとしている2匹のカピ。
この2匹、なんと11月12日当日に生まれたのだそうです。



生まれたばかりの赤カピは、野菜などのエサを食べることはできず、もっぱら母カピのお乳を飲みます。
手持ちのキャベツをあげようとしても、赤カピたちはただ逃げていくだけでした。



柵の外から別のカピがやってきました。
赤カピに興味津々でしょうか?



赤カピは野菜を食べられませんが、母カピは野菜が食べたくてしょうがありません。



柵越しの我々に「立っち」する母カピ。
おぉ、赤カピを踏まないように気を付けて・・・・・・!



赤カピは終始母カピのそばにいたので、母カピは慈愛の眼差しを向けているかのようです。
子を想う親の気持ちは、いつ見てもいいものですね。
この日は赤カピをもふもふすることはできませんでしたが、私も女王様も大満足です。




午後3時を回りました。
カピたちが斜陽の光を浴びています。
この黄昏に、カピたちは何を想い何を考えているのか・・・いや、何にも考えてなかったりして。

冬季の閉園時刻は午後4時なので、我々もそろそろ王国から出国します。



アディオス、ダチョウ王国!




午 後 7 時 1 4 分

茨 城 県 つ く ば 市

イ オ ン モ ー ル つ く ば

も ふ も ふ ふ れ あ い 動 物 園




この日もパピコをもふもふして、カピバラ三昧の休日は過ぎていきました。






カピバラ革命勃発

2023-01-05 | 動物園・水族館


令 和 4 年 ( 2 0 2 2 年 ) 1 月 3 日 ( 月 )

午 後 5 時 5 8 分

茨 城 県 つ く ば 市

イ オ ン モ ー ル つ く ば



令和4年新春、正月休み最終日。
年末年始を麻雀大会と実家で過ごした私は、この日の午後に柏の本拠地に戻ったのでした。

一方、年末年始は柏の本拠地に釘付けだった女王様
「正月疲れ」はピークに達しており、帰ってきたばかりの私にドライブに連れ出すよう、強く希望されたのです。

とりあえず「パン屋めぐり」でもしようか。
それならば女王様も納得するだろう。

そう考えた私は、当時の「柏ナンバーのかわいいクルマ」をもって「パンの街」といわれるつくばへ。
アイフォンさんであらかじめ調べておいた、パンの名店をめぐることとしました。




そしてやってきたのが、イオンモールつくば
ここには「ペニーレイン」という名店があったのですが、この時間でパンはほぼ売り切れ。
ただただ手ぶらで帰るのも勿体ないということで、モールの中に入ってみることにしました。


「ペニーレイン」側からモールに入ると、すぐ目の前にあるのがペットショップPETEMO(ペテモ)
そしてその隣りにあったのが、「もふもふふれあい動物園」です。
そこで目撃したのが、



決して広くはないながらも、そのワンフロアを自由に闊歩するカピバラ・パピコでした。

パピコの姿をご覧になった女王様
その御心でなにかが弾けたのでしょうか。
パピコに吸い込まれるかのように、女王様は動物園入りを強く主張されたのです。
動物好きの女王様でしたが、それだけではない、言葉では形容しがたいなにかに揺り動かされるように。



傍から見れば、どの動物園にもいるカピバラのようです。
しかしこちらの飼育員のおねいさまが、パピコの魅力を上手に語ってくださいます。



おねいさん「お手」をするパピコ。

カピバラの知能レベルは高く、このような芸も覚えることができるのだといいます。
パピコは「お手」のほかに「おかわり」「立ち」「お回り」「臥せ」も習得しているのだとか。







各地の動物園を訪れたことがある女王様でも、カピバラを触ったのは初めてのことだったそうです。
初めてのふれあいで、完全にパピコの虜になってしまったようです。





こうして、令和4年初頭のカピバラ革命が勃発したのでした。


女王様と私は、赤い国からの災厄に冒された週を除いた毎週末、欠かさずにつくばを訪れることとなります。


そして女王様カピバラへの欲求(リピドー)は、これに留まりません。
他の動物園のカピバラも見てみたい、そのような想いを抱くのに多くの時間は要しませんでした。



「すべての権力をソヴィエトへ」ならぬ、「すべての休日をカピバラへ」

諸国のカピバラたちとの出会いと、パピコの様々なすがたを、ここに記録してまいります。



「すべての休日をカピバラへ」

ダチョウ王国・第1章~「赤カピが生まれたよ!」
ダチョウ王国・第2章~「赤カピ成長譚」
ダチョウ王国・第3章~「購入!年間パスポート」
ダチョウ王国・第4章~「クリスマスはカピバラ三昧」
参拝!カピバラ神社
ダチョウ王国・第5章~「初カピ詣で」
カピバラ革命1周年
▲袖ケ浦ふれあいどうぶつ縁・第1章~「真逆」(鋭意編集中)





あわしまマリンパーク・後編~魅惑のバックヤードツアー

2022-08-24 | 動物園・水族館


令 和 3 年 ( 2 0 2 1 年 ) 1 2 月 2 5 日 ( 土 )

午 後 2 時 3 0 分

静 岡 県 沼 津 市

あ わ し ま 水 族 館



あわしま水族館のバックヤードツアー。
参加費用は、大人ひとり1,000円。



集合場所近くの水槽にいるモンツキハギでも眺めながら、ツアー開始時刻まで待っていました。



そして午後2時30分、バックヤードツアー開始。



まずは流し場のある控室へ。
こちらのホワイトボードは、生き物へのエサやりのスケジュールを表示したものだそうです。
「A1」やら「パノラマ」やらは、おそらく水槽の整理番号でしょうか。
そこから考えると、ほとんどの生き物たちは1日おきにエサを食べるようですね。
ホワイトボードの右半分には、与えられるエサの内容が記載されているようです。



ナビゲーターを務める飼育員のおねいさん
彼女が手に取るエサよりも気になってしまった、カットわかめ
これも生き物のエサのようですが・・・

「カットわかめはどの生き物のエサでしょうか?」

某クイズ番組のミステリーハンターのごとく、問題を出してきたおねいさん



答えはこちら。
おねいさんが手に取っているムラサキウニでした。
身体を守るウニのトゲトゲもそれほど鋭いわけではなく、またトゲに毒があるわけでもないので、おねいさんも素手で扱っています。

おや、同じ水槽に入っている・・・このウニっぽいのはバフンウニだな・・・。

「そちらは触らないでくださいね~、毒を持っていますから

ヒェッ! そんな危なっかしいモノを同じ水槽に入れるなよ~!
そう思いましたが、まずはおねいさんの許可なく生き物を触っちゃいけませんでしたね。


水槽で展示できない生き物を手に取るおねいさん



こちらはメンダコ・・・の死体。



とてもか弱い生き物で、カメラのフラッシュの光でさえもそのショックで死んでしまうのだそうな。
深海水族館では撮影禁止となっていますが、こちらは撮影OK。
だって、もうお亡くなりですからね。

漁獲されたものの中に混じっていたようで、漁師さんから寄付してもらったのだそうです。
メンダコはものすごく臭いらしく、生きていたまま水揚げされると、その臭いでメンダコが獲れたとわかるのだそうです。



こちらはオキナエビ



深海水族館ではこんな感じですが、本来の身体の色はヨモギ色をしているのですね。
むちゃくちゃ地味な色をしていますが、食べるとめちゃ美味いのだとか。
たまに網に引っ掛かる程度の量しか獲れないため、市場には出回らないようです。



こちらはサメの卵。
卵の端には紐のようなものがついていて、海藻に絡まりやすい構造になっているそうです。
巾着袋のような見た目から、「人魚の財布」とも呼ばれているそうです。
サメの幼魚はこの巾着袋のような卵の殻に守られ、ある程度成長してから卵の外に出てきます。

 

大王じゃないけど、グソクムシ(具足虫)
女王様は気味悪がっていましたが、おねいさんは難なく手づかみ。
さすがです。

 

バックヤードツアー、トリを務めるのはウミガメさんたち。



ウミガメさんとふれあい体験・・・!



ウミガメさんの顔。
リクガメと比べると、目がとても大きいですね。
体重はだいたい6kgほどとそれほど重くないはずなのですが、妙にずっしりと感じました。



ウミガメさんと一緒に、写真撮影。


最後におみやげをもらい、30分ほどのバックヤードツアーはお開きとなりました。




午 後 3 時 0 1 分

ア シ カ シ ョ ー




ツアーお開きと時を同じくして、アシカショーが始まっていました。



まずは客席にごあいさつ。
今回曲芸を披露してくれるのは、アシカの仲間であるオタリアラディさん。





ボール、ポールを使った曲芸を難なくこなすラディさん。



続いて、輪投げキャッチ。
飼育員さんのトスした輪っかを、これまた難なくキャッチするラディさん。

次の曲芸は、見物客が輪っかを投げ、それをキャッチしてみせるというもの。



この視聴者参加企画に、なんと第2王子が飛び入り参加。
例年にないほどの積極性を示しています。
そんな第2王子に、私が悪魔のささやき・・・。

「あさっての方向に投げちゃえ」



第2王子、投げました!



第2王子の投げた輪は、予定よりも幅の狭い放物線を描いています!



ラディさん、見事にキャッチ!



輪っかが届かなくてゴメンナサイ。



500円のお魚(エサやり体験)をあげるから、許してね。



こうして大満足のまま、マリンパークを後にします。




空はすっかり晴れ渡っています。
帰りも、らぶらいばーな船に乗ります。
500メートル以上の山に縁のない我々千葉県民たちは、富士山をもっとよく見たいと思い、甲板に立ったまま航行していきます。
・・・が、これがまずかった。

風が強い・・・・・・!!

あれだけ富士山がきれいに見えるのに、なぜ他のお客さんは外に出ないのだろう。
その答えが、海上に出てはじめてわかったのです。

体重が40kgほどしかない女王様は、風にあおられないようにとかなり必死。
そして私は、暖かい天気に惑わされ、車中に上着を脱いでいったことを激しく後悔するのでした。



しかしこの強風は、さらなる嵐の序章に過ぎなかったのです。



クリスマスは沼津で・第7話「あわしまマリンパーク・後編~魅惑のバックヤードツアー」 完

クリスマスは沼津で・最終話「嵐の大瀬崎」へ続く。

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あわしまマリンパーク・前編~らぶらいばーな船で

2022-07-20 | 動物園・水族館


令 和 3 年 ( 2 0 2 1 年 ) 1 2 月 2 5 日 ( 土 )

午 後 1 時 2 0 分

静 岡 県 沼 津 市

あ わ し ま マ リ ン パ ー ク 船 着 場





千本浜海岸から車で40分ほど進みました。
伊豆半島の西岸をなぞるように進む県道を往けば、まず見えてくるのはあわしまマリンパーク

正しくは、あわしまマリンパークへと向かう船着場です。

あわしまマリンパークは、その名のとおり、淡島という近海の離島にあります。
本土にある駐車場で車を停め、船着場で乗船券&入館券を購入してから、船で向かうこととなります。



チケット売り場にて。
なにやららぶらいぶ的なサインのようですなぁ。
ガチのらいばーである同好会の副会長は当然ご存知で、あわしまにもいらっしゃったことがあるようです。

さてさてチケットは、乗船券と入館券がセットになっています。
まぁ当然ですね、入館券だけだったら島まで泳いで渡ることになっちゃいますからね。
チケットは大人1,800円2,000円ですが、スマホで公式サイト内にある「割引券」の画面を提示すれば、200円引きとなります。

(※旅行当時は1,800円でしたが、令和4年4月1日より料金が改定され、大人2,000円となりました)



チケットを購入した我々は、船着場に停泊していた「アワシマ16号」へと乗り込みます。
船は15分ごとに出航するので、移動面でそれほど不自由を感じることはありません。
ちょっとした船旅に、妙な昂揚感を覚えます。

それにしても、なんともらぶらいばーな船ですなぁ。



隣りには、同じくらぶらいばーな「アワシマ13号」が停泊中・・・。
そういえば、魚市場では曇りがちだった空は、からりと晴れ渡ってきたではありませんか!



淡島までは、船で3分ほど。




午 後 1 時 3 0 分

あ わ し ま 1 6 号 出 航




らぶらいばーなことを除けば、ちょっとした漁船とそれほど変わらない大きさの「アワシマ16号」
我々は潮風を浴びて昂揚感を冷ますべく、甲板に立ちます。



ついに富士の高嶺の頂が、厚い雲の上から姿を現しました。
雲のオマケはあるものの、富士山が見られたことで、我々のテンションは最高潮に達していきます。




午 後 1 時 4 0 分

淡 島 水 族 館


淡島の船着場に下り立ちました。



最初に出迎えてくれるのは、ペンギンさんです。
水槽自体は、それほど大きくないようですね。



淡島水族館の入口へ。
午前中に入った深海水族館とは趣を大きく異にする、なんともレトロというか、ひなびたという感じの水族館です。




館内に入って最初にあるプールは、どうやら大型魚類のもののようです。
200円で餌付け体験ができるようで、第2王子が挑戦してみました。



何個かあった餌のほぼすべてを、エイが食べていってしまいました。
第2王子はサメに餌付けしたかったようですが・・・残念でした。




今度はウツボの水槽。









悪らつそうな面構えですなぁ。


あわしまマリンパークは、淡島周辺の海をテーマにした水族館なのだそうです。
淡島の海をそのまま切り取ったかのような展示を目指しているということで、水槽の生き物たちも淡島近海のものなのだとか。
そして生物の営みをそのまま展示する生態展示を行っていて、求愛行動とか産卵なども見ることができるのだそうです。


そういうことを当時は知らなかった私は、ただ漫然と生き物たちを観ていきました。



イセエビかな~?



角野卓三じゃないハリセンボン

 

きれいなサンゴ礁だなぁ~。
伊豆の海底にもこのような世界が広がっているんですね。




「ふれあい水槽」にいるタカアシガニ。(画が悪い・・・)
世界最大のカニ・・・の中では小柄な方なのでしょうが、このカニをおさわりすることができるというのです。
私はこういうカニは怖いので、おさわりはしませんでした。



(ここで私、お腹がゆるくなってしまい単独行動に)


 

建物の外に出ると、目と鼻の先に淡島の海。
海底がはっきり見える海水に、青いソラスズメダイが10匹以上泳いでいます。
(上の画では見づらいですが、私にははっきり見えました)


そして、あわしまマリンパークの目玉のひとつ、カエル館へ。
こちらのカエル館は、展示されているカエルの種類数が日本最大なのだといいます。



サンショウウオだったかな?
かなりレアものだったと思いますが、よく覚えていない・・・。



まるで陶器のような光沢を放つチャスジアオガエル

 

 

ぼんやりとカエルを眺めていきます。



丸っこいカエルだな~と思ったら、クランウェルツノガエルというのだそうな。
ツノがよく見えない???



カエル館で最も私の気を引いた、コバルトヤドクガエル
目を見張るような明るいブルーの体躯は、「世界で最も美しいカエル」という二つ名そのものです。
矢じりに塗る毒として用いられたといいますが、捕食するエサによっては毒を持たないこともあるそうです。



カエル館の外に出ると、ヤドクガエルとはまた別の透き通った青い空。
そして富士の高嶺が群青色の山肌を顕わにし、白い頂をよりはっきりと仰ぎ見ることができました。


水族館に戻ってみると、



飼育員さんがフンボルトペンギンに餌付けしています。



控え口から見える人影。
別の飼育員さんが、何やらノートをとっています。
研修中なのでしょうか?



館内に入り、女王様第2王子と合流。
ふたたび魚たちを眺めていると、飼育員のおねいさんから「バックヤードツアー」勧誘を受けました。

水族館の水槽の裏側、すなわちバックヤード。

ひとり1,000円で申し込みができるとのこと。
女王様が「1,000円は安い! ほかの水族館はもっと高い」といいます。
第2王子もかなり乗り気な様子。

ここで私ひとりが不参加というわけにもいかず、ふたりに引っ張られるかたちでツアーに申し込むことになりました。



結論から言うと、参加して良かった魅惑の「バックヤードツアー」。
つづきは後編で。



クリスマスは沼津で・第6話「あわしまマリンパーク・前編~らぶらいばーな船で」 完

クリスマスは沼津で・第7話「あわしまマリンパーク・後編~魅惑のバックヤードツアー」へ続く。

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