ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

「挑戦」

2014年11月02日 | 戯言
ストーブリーグで定番の話題。
プロ野球選手のメジャー挑戦が当たり前になってきました。
現実には「挑戦」の言葉がピッタリするほど、その壁にぶち当たっている日本では一流選手だった人たちの、なんと多いこと。

結局数年で見切りをつけたのかつけられたのか、日本に舞い戻ってそれなりに活躍している人たちを見ると、所詮日本のプロ野球はマイナーリーグレベルかと自虐的な感想を持ちます。

見出しにこんなことを書かれても、まあ「日刊ゲンダイ」だからなという以上に現実味があるのは、これまでの日本人選手の玉砕あるいは打ち上げ花火、いやいや1回でも目立ったのならまだマシでいつの間にか忘れ去られた先例が積み上がっているからです。

日頃は「日刊ゲンダイ」だからなと思うところですが、今日は「そうだよな」と肯いてしまいました。
勿論、鳥谷選手が「挑戦」するならば、是非良い意味で期待を裏切って欲しいと思います。

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<ブルージェイズ移籍浮上の鳥谷 メジャーでは「内野の控え」か?>
ニフティニュース 日刊ゲンダイ配信 http://news.nifty.com/cs/ 2014年11月2日

 それなりの覚悟がある上でのことなのかどうか。

 海外FA権を持っている阪神の鳥谷敬(33)が、権利行使の意向を球団に伝えたという。「(海外移籍を)選択肢に入れるという話があったと聞いている」とは南球団社長だ。

 鳥谷には以前からメジャー志向があった。メジャー側も本人の意向を知って調査、中でも熱心なのがブルージェイズらしい。

 鳥谷に対してはペナントレース終了後もマーク。クライマックスシリーズ、日本シリーズと視察を重ねてきた。日本シリーズにはスカウトがリストアップした選手を見定める「クロスチェッカー」のエバンス氏が甲子園球場、ヤフオクドームに足を運び、最終確認を行ったほどだ。

■内野の控え要員、年俸1億円程度

 ブルージェイズには同じ内野手の川崎宗則(33)がいる。川崎は今季82試合に出場して2割5分8厘、17打点、31得点。故障で離脱したレイエスに代わって一時は遊撃を守り、クラブハウスではダンスをするなどチームを盛り上げた。アンソポロスGM、ギボンズ監督ともに川崎の明るい性格に加え、野球に真摯に取り組む姿勢を評価。ギボンズ監督は「若い選手はムネ(川崎)を見習って欲しい」と話すなど、日本人選手に好感を抱いている。

 ブルージェイズはFAになる川崎が他球団に移籍した場合に備えているのか、2人との契約を視野に入れているのかは定かじゃないが、そもそもメジャーでの鳥谷の評価はどの程度なのか。

「日本人内野手はメジャーでほとんど実績がありませんからね。川崎と同等、内野のバックアップ、つまり控え要員でしょうね」とアメリカ野球愛好会副代表の鈴村裕輔氏がこう言った。

「単年で場合によってはスプリット契約(メジャー昇格の可能性もあるマイナー契約)になる可能性もあります。150万ドル(約1億5000万円)程度の契約になるとすれば、在米邦人を対象にしたローカル放映権収入などを見込んだ上げ底の契約でしょう。つまりグラウンド外の付加価値があるという判断です。特に内野手はメジャー最低年俸(約5000万円)に満たなくても、若くて才能にあふれた選手がマイナーにゴロゴロしていますから」

 純粋な実力でいえば1億円程度の選手ということか。

 ワールドシリーズに出場したロイヤルズの青木宣親(32)は3年前、年俸1億円でメジャーに挑戦した。ヤクルト時代の年俸は3億3000万円だったから給料は3分の1以下に下がった上、入団テストまがいのことまでやらされた。それでもはい上がってレギュラーの座をつかんだ。ゼニカネ以上に世界最高レベルのメジャーで腕を試したいという気概があるからこそ、劣悪な条件をハネ返してメジャーのレギュラーに定着できたのだ。

 南社長は「全力で慰留したい。(FA宣言しての残留が)理想」とコメント。鳥谷の今季年俸は3億円だから、担当記者のひとりは「阪神はおそらく4年20億円程度の条件で引き留めようとするはず」とみている。

 鳥谷にそれだけの大金を捨ててもメジャー挑戦したいという強い気持ちがなければ、米国へ行ったとしてもうまくいくとは思えない。
コメント
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