ソウルの惨事

ソウルの事故は衝撃的でした。
限られた場所に大勢の人が押し寄せて身動きが取れない状況になることが、街中の路地で起きたこと。
結果として１５０人以上の人が亡くなられ、その多くが10代20代の若い人たちだったこと。
そこまでして特定の場所に人が押し寄せてしまうことに驚きと恐ろしさを感じました。
（ヤフーニュース配信 BBC News2022年10月31日付「目の前で『死んでいった』、見よう見まねで心肺蘇生も　ソウル転倒事故の生存者の話」）


混雑することが分かっていてもその場所に行きたいと行動する感覚。
実はオヤジはあまり理解できません。
混雑すると予期した時点で、オヤジはそこに行く気が失せます。
とはいえ命の危険こそ感じたことはありませんが、大混雑の中で人の波に揉まれ翻弄された経験はあります。
個々人の意思を超越した人の動きに翻弄される恐怖。
事故現場でも多くの方々がその恐怖の中で否応なしに犠牲となってしまったのでしょう。

今回亡くなられた方々のご冥福をお祈りして。合掌。


今回の事故はたまたまその様子を撮影していた画像・動画も多数存在するようです。
何が問題か、誰に責任があるのか、・・・ではなく、まず何が起こったのかをしっかり調べていただきたいものです。
今回のソウルの惨事は世界中のどこでも起こる可能性があるからです。
何が起こったのかという事実を丹念に明らかにすれば、自ずと問題点は浮き彫りになるはずです。