ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

血を流しているのは誰だ?

2024年03月12日 | 時事
(ヤフーニュース配信FNNプライムオンライン2024年3月12日付「コストコ“下請けいじめ” 公取委が勧告 20社がセール時値引き原資を負担…1999年日本初出店から常習の可能性」)
今更驚くことはありません。
可能性どころかそうだったに違いないのです。
そして伝統的に日本の流通業がそういう構造だったということだけです。

チラシで謳う「出血大サービス」の血を実質的に流しているのは誰か?
今に始まったことではなく、昔からそれを大々的に謳っている人たち自身ではなかったのです。

でも今回は外資系なのに何故?・・・と思う人もいるかもしれません。
いやいや外資系だからこそ、国内のその業界に携わっている経験者をスカウトして使うのです。
かくして外資系といえども、国内企業の体質はしっかり受け継がれます。

ちなみにこの業界において競合への転職が珍しくないことは、メーカーの営業としてこの業界に20年以上関わったオヤジは幾度となく驚きの節操のない実例を目の当たりにしてきました。
外資系とて進出先である日本の慣行に則った取引のフレームワークになるのは自明の理です。

新店オープン時の初回納品全額協賛とか、新店オープンセールの協賛とか、その業界に居た人なら当たり前のように耳にしたことがあるはずです。
メーカーも協賛することで販売増が期待でき、協力することのメリットが期待できるからこそ応じている一面もあります。

それだけに公取委に目を付けられたのは、余程バイイングパワーを背景に過酷かつ一方的なことを強いていたのでしょう。
先週の某自動車メーカー然りです。

いけ好かないのは直接の窓口の担当レベルの輩の愚かな勘違いによる横柄な立振る舞いです。
横柄に甘んじるのは立場、役割に対してであって、アンタ個人に対してじゃないぞ!
叶うことならば押し殺した声で、横柄な連中の耳元に「勘違いするなよ・・・」と囁きたかったなぁ・・・

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