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19歳のバス運転手

2024年02月11日 | 時事
(ヤフーニュース配信乗りものニュース2024年2月11日付「京都市バスに『最年少19歳の運転手が誕生!』規制緩和で実現」)
2022年5月に19歳以上で普通免許取得1年以上で大型二種免許が取得可能となり、この度19歳のバス運転手の誕生がニュースとなりました。

これまで大型二種免許の取得条件は普通免許以上を取得後免許停止期間を除く3年の規制のため、結果的に21歳以上でないと取得できない免許だったからです。
この規制の目的は大型車の運転はより高度な運転技術が必要で、30名以上の乗客を乗せて運行することを踏まえて安全性担保のための年齢設定でした。

運転免許制度の骨格は昭和30年代に作られましたが、そして今やバス運転手不足という状況が3年を1年に短縮させました。

運転免許制度に限らず、規制は時代の変遷とともに強化されたり緩和されたりしています。
こういった規制は広い意味では社会問題の解決が目的なのでしょうが、大型二種免許のように安全のために設定されたものが別の理由で緩和されることには、ちょっと首を傾げたくなります。

規制に纏わる基準というのは、結局のところ全てそれに携わる者や政治、行政の匙加減なのでしょうけど、それがご都合主義ではなく社会問題解決のために効果がある規制であることを願うばかりです。

この規制緩和をキッカケにいよいよ少なくなる若い人たちからバス運転手になる人が増えて、ニュースネタにならない当たり前になったらいいですね。

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