ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

ビックリしました。

2014年06月04日 | 業界
業界ネタなので発言は慎重にならざるを得ませんが、正直この報を聞いてビックリしました。

発泡酒になって20~30円値上がりしてお客様が離れるかどうか。
競合に勤めるものとして離れるお客様はこちらに引き込みたいところで、大きな関心事の一つです。

一方、こういった明確な機能を持った商品を買うお客様にとって値段は最優先事項ではないと感じています。
そして味覚も「美味しい」というより「この機能でこれなら許せる」という感覚ではないでしょうか。
そう考えると、むしろ製法を一部見直すことで、従来より美味しくなってサッポロ社にとっても新たなチャンスが出てくるかもしれません。

さて、自分のところはどうするのか。今日の今日ですからオヤジのレベルでは何にも解りません。(笑)
でも、最盛期に向けて業界の一つの変化要因になるだろうと感じました。

ちなみに「第3のビール」と記されていますが、業界としては「新ジャンル」と称しております。
確かにビールテイストではありますが、酒税法上はビールとは明確に異なる種類のお酒ですから。

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<サッポロ:第三のビール「極ZERO」 発泡酒で再発売へ>
毎日新聞 http://mainichi.jp/ 2014年06月04日

 ◇国税庁から「第3のビールではない可能性」と指摘受け

 サッポロビールは4日、低価格の「第3のビール」として昨年6月から販売していた「極ZERO(ゴクゼロ)」について、国税庁から「第3のビールではない可能性がある」と指摘を受けたため、5月の製造分で販売を中止すると発表した。製法を一部見直した上で、「第3のビール」より価格が高い「発泡酒」として7月15日に再発売する。

 ビール会社が国税当局の指摘で商品販売を中止し、再発売するのは異例。ビール系飲料は原料の麦芽比率などによって酒税が異なり、麦芽比率3分の2以上のビールは350ミリリットル缶で税額77円▽発泡酒は47円(麦芽比率25%未満の場合)▽発泡酒に別のアルコール飲料を混ぜた「極ZERO」など第3のビールは28円。「極ZERO」は製法などに問題があった可能性があるが、サッポロは国税庁の指摘の詳しい内容は「営業上の秘密」と明らかにしていない。

 東京都内で記者会見したサッポロの尾賀(おが)真城(まさき)社長は「不正はなく、(当社は)第3のビールと認識しているが、消費者などにご迷惑をかけるので自主的に判断した」と説明した。

 「極ZERO」の350ミリリットル缶の店頭価格は現在140円前後だが、発泡酒にすると20〜30円値上がりする見通し。また、酒税の追加納付が最大で約116億円必要になる可能性があるという。

 「極ZERO」は、糖質や、痛風の原因とされるプリン体を「ゼロ」に抑えた商品。昨年6月の発売後、健康志向の強い顧客の人気を集めてきた。【神崎修一】

 ◇第3のビール

 ビールと似たような味わいを保ちつつ、製法や原料を工夫して酒税を低く抑えたアルコール飲料。麦芽を使わず、トウモロコシなどを発酵させる製法もある。2004年にサッポロが初めて発売(ドラフトワン)し、ビール各社が販売に乗り出した。低価格を武器に出荷量を伸ばし、昨年はビール系飲料の36.5%を占めた。

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