ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

想いのズレ

2024年01月30日 | 時事
(ヤフーニュース配信スポーチ報知2024年1月30日付「『セクシー田中さん』原作者の死去受け、映画会社4社長が会見でコメント『原作生かすことが大前提』」)
昨今は原作に忠実な映像作品の方が珍しいのではと感じます。
読んで面白いことと、視て面白いことは違うということなんでしょうか。
特にテレビドラマではCMで途切れる枠毎に次に繋げさせる波を作る必要があるという強い観念を感じます。

オヤジの記憶の中で衝撃的だった作品が「人間の証明」です。
改めて振り返ると原作の小説が今からほぼ50年前の1975年、映画は2年後の1977年の作品です。
森村誠一の原作と角川の映画とはストーリー展開も物語のテイストも全く違いました。
当時、森村ファンだったオヤジは早々に小説を読了していて、その後映画を見てガッカリしたことを覚えています。
でも原作者の森村さんは受け止めた・・・それが何だったのか興味深いです。

シロトの勝手な推測ですが、ストーリーやテイストが多少異なっても追及するテーマが原作者が作品に込めた想いとズレていなかったからではないでしょうか。

オヤジは「セクシー田中さん」という作品を知りません。
原作者の芦原妃名子さんも存じ上げません。
ですから原作者とドラマ化したテレビ局、あるいは脚本家との間にどのようなコンフリクトがあったのかも判りません。
ただ、原作者が自ら脚本まで関わらざるを得ないと思ったのなら、なにかしらの想いのズレがあったのだと思います。

でも死んでしまったら何も判りません。
芦原さんは死ぬことで何を訴えたかったんでしょうか。
ご冥福をお祈りして、合掌。

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