ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

4つの始終点

2015年07月25日 | 私事
長崎の路面電車は所謂「市電」ではなく立派な私鉄である「長崎電気軌道株式会社」が運行しています。

ちょっと前までは何処まで乗ってもワンコイン(100円)で黒字経営ということでしばしば話題になりましたが、今は120円。
1日乗車券は500円。つまり5回乗ればモトがとれます。

仕事も絡んだ今回の日帰り長崎行。
折角の半日を元鉄チャンばりに長崎電気軌道11.5km全線制覇に使いました。

全線に4つある始終点の駅。
この4つが極めて魅力的なのがこの路線の特徴でした。

まず「正覚寺下」。
本線の終点であり3つの系統が折り返す主要停留所でありながら、この簡素さ。


おまけに線路の下を川が流れていて、ホームは川っぺりですが線路が川の上になっています。


対岸の家、大雨の時は大丈夫なんでしょうか。他人が心配することではありませんが。


次に向かったのが「蛍茶屋」。
ここも3つの系統が折り返す主要停留所で唯一の2線島式ホーム。


そして始終点でありながら、2本のレールはさらに先まで伸びていました。


上はファミリーレストランの駐車場でその下が車庫でした。
平地の少ない長崎ならではの効率的な使い方です。


3か所目は「赤迫」。
ここはかつて長崎支社がこの方向にあったので知っていました。
道路の真ん中のいかにも路面電車の始終点。


2つの系統ですが、どちらも多頻度のため、単線の折り返し線は短い滞在時間でしたが、絶えず電車が発着している印象でした。


最後が「石橋」。


ここの特徴は2つ前の停留所から単線という構造。
交換設備はありませんから、1両が入ったら「石橋」で折り返して戻ってくるまで次の電車は入れません。


ここもまたいかにも終点と言う感じの車止めで、周囲の道路は幹線というより生活道路の路地という感じでした。


歴史と長崎という土地ならではの鉄の味を堪能し、乗り降りを繰り返して半日11回乗車、しっかりモトがとれました。(笑)

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