リケジョは未熟な研究者だったのでしょうか。
それとも、××河内守並みの稀代のペテン師だったのでしょうか。
いずれにしてもユニットリーダーという役職に登用した研究所のマネジメントは未熟だったんでしょう。
40日で世間の目は正反対に変わりました。
微笑ましかった割烹着は未熟を象徴する滑稽なコスチュームとなってしまいました。
でも、たとえ「未熟」であったとしても「邪な企み」では無かったと信じたいオヤジです。
それにしてもお偉方かもしれませんが、ジイサンやオッサン連中が雁首そろえて部下の若い女性研究者をここぞとばかりにこき下ろす様は視ていてあまり気持ちの良いものではありません。
40日前にはアッパレとやっていたかもしれない人たちなんですから。
どんなに言い訳しても、マネジメントの未熟についての責任から逃れることはできません。
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<喝采一転「未熟」と断罪 野依理事長「徹底的に教育し直す」>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2014年3月14日
「未熟な研究者」。午後2時過ぎから始まった理化学研究所の会見には、ノーベル化学賞受賞者でもある野依良治理事長らが出席。苦渋の表情で、STAP細胞の論文の責任者である小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)を断罪した。
>>予定になかった野依理事長の出席
当初、野依理事長の会見への出席は予定されていなかった。「最も重要な会見だろうと思い、出ることにした」。理由を述べた野依理事長は会見の冒頭、「おわび申し上げる」とほかの出席者とともに約10秒間にわたり、頭を下げた。
約4時間にわたって続いた会見の大部分は200人を超える報道陣との質疑応答に割かれた。調査が継続中のため、STAP論文の作成にあたって故意の不正があったかについて調査委員会は結論を先送りした。
その後、調査の詳細や小保方氏の様子について次々と質問が飛んだ。
報道陣の質問は、STAP細胞が本当に存在するのかという点に集中した。だが、小保方氏が所属する発生・再生科学総合研究センターの竹市雅俊センター長は「第三者による検証を待つしかない」と繰り返すばかりだった。
小保方氏の早稲田大時代の博士論文の画像がSTAP論文に流用されたのではないかとの指摘には、委員会は「同一のデータと判断せざるを得ない」と指摘。野依理事長は「未熟な研究者がデータをずさん、無責任に扱った。徹底的に教育し直さないといけない」と憮然(ぶぜん)とした表情だった。
竹市センター長も「論文の体をなしていない」と話し、小保方氏らに論文を撤回するよう求めたことを明らかにした。その際の小保方氏の様子について、竹市センター長は「心身ともに相当消耗した状態で、うなずくという感じだった」と振り返った。
>>「少し楽観的にみていた」
1月末のSTAP細胞作製成功の発表からわずか1カ月半。論文への疑義が指摘され始めた当初、理研は研究成果について「揺るぎない」としてきたが、最近はトーンダウンしていた。会見では「少し楽観的にみていたことは否めない」(川合真紀理事)と判断の甘さを認めるに至った。
会見が終わったのは午後6時過ぎ。論文に関する疑惑やSTAP細胞の存在の有無に関する疑念は最後まで晴れることなく、会見終了間際まで質問が続いた。