緋カンナや芝生の広場統ぶるかに
カンナ科の多年草。
中南米原産。
明治年間に交配園芸種が渡来し、観賞用に栽培されている。
芭蕉に似た楕円形の葉の間から花茎を出し、大きな唇形花をつける。
色は白、赤、オレンジ、ピンク、黄色などさまざま。
花期は長く、六月から十一月頃まで咲き続ける。
和名は花カンナ。
檀特はカンナの原種の一つで、今ではほとんど栽培されていない。
芝生の広場の一角に緋色のカンナが咲いていた。
それはまるで広場を統率しているようであった。
菜園の隅のカンナに目の行きぬ