俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬晴

2008-11-25 | 俳句・冬・天文


冬晴やウォーク・ラリーの旗立ちて

冬の晴れた日。太平洋側では冬の季節は晴れることが多いが、日本海側では曇りや雪が多い。それだけに晴れると貴重な賜り物といった感がするようである。雲一つなく晴れ渡った日の朝から、歩け歩け大会の会場には続々と人が集まっていた。道には青い旗が何本も立っていた。

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冬晴や空堀の草青くして


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冬菊

2008-11-24 | 俳句・冬・植物


冬菊の前に自転車止めゐたり

キク科の多年草。普通種の遅咲きのもので、寒菊とは別。11月に入っても菊はよく咲いている。種類も多く、色とりどりで楽しめる。道路沿いに菊がよく咲いていた。あまりにきれいなので、自転車を止めて写真を撮ることにした。よその家の菊だが、楽しませていただいた。

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冬菊の雨粒つけて暮れにけり


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冬紅葉

2008-11-23 | 俳句・冬・植物


その上に朝月細し冬紅葉

昔は秋に紅葉したが、地球温暖化のために秋のうちの紅葉はほとんど見られなくなった。今では11月が最も紅葉が美しい月となってしまった。城跡の大きな楓が色づいていたが、まだ青い葉も残っていた。カメラマンが三脚を立てて撮っていた。

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来し方も今も諾(うべな)ひ冬紅葉


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銀杏落葉

2008-11-22 | 俳句・冬・植物


城跡の銀杏落葉を踏みしめぬ

銀杏はイチョウ科の落葉高木。銀杏は黄葉が美しく、散った後も絨毯を敷いたようで、その上を歩くのも楽しい。城跡の銀杏落葉が朝日に輝いて眩しいくらいだった。その上を音を立てながら歩いた。

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歩道先ず掃かるる銀杏落葉かな



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焼薯

2008-11-21 | 俳句・冬・植物


暗がりに窯の火明かし焼芋屋

焼いた薩摩芋。今は焚き火ができるところは少なくなったので、自宅の庭で焚き火の灰に入れて薯を焼くという光景は見られなくなった。昔は庭で焼薯を作り、熱々のを半分に割って食べたものである。また、「いしや~き~いも、やきいも」という呼び声でリヤカーによる引き売りが見られもした。今は車でテープを流して売っている。夕暮れの暗がりの道に焼芋屋がいた。懐かしかったが、果して客がつくのだろうかと思った。

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