俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

桷(ずみ)の花

2012-06-25 | 俳句・夏・植物


桷の花再び雲におほはれて

バラ科リンゴ属の落葉高木。日当たりのよい山地に自生。五~六月頃、白い五弁花を開く。別名小梨、姫海棠、三葉海棠ともいう。九輪草を見に日光へ行った。バスを降りた赤沼の駐車場の前に桷の花が満開になっていた。バス停の管理人が桷の満開は三・四日しかないから写真を撮るようにと勧めてくれた。朝方晴れたと思った空が再び曇ってきていた。

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山裾の小梨の花や満開に


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紫陽花

2012-06-24 | 俳句・夏・植物


森抜けてきて紫陽花の一所

ユキノシタ科の落葉低木。額紫陽花を改良してつくられた園芸種。庭、生垣、公園などに植えられる。梅雨の時季、枝先に小花を毬状に咲かせる。花弁のように見えるのは萼、蘂のように見えるのが花。咲き始めは白、その後土壌の酸度により桃色や青などに変化する。この色の変化から、別名七変化ともいう。梅雨時の森を抜け出たところに紫陽花が咲いていた。青が何とも美しかった。

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紫陽花を見つけ女ら賑やかに


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額の花

2012-06-23 | 俳句・夏・植物


池に出て午後の日差しや額の花

ユキノシタ科の落葉低木。紫陽花の原種。太平洋岸の山地に自生し、観賞用にも栽培。六~七月頃、枝先に小さな五弁花を密につけ、その周囲に七、八個の萼である装飾花をつける。花色は、青紫、紫、淡紅、白など。上野の不忍池に行ってみると、白い額紫陽花が午後の日を受けて清楚に咲いていた。その美しさに思わず歩を止めた。

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牛乳を立飲みしたり額の花


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蛍袋(2)

2012-06-22 | 俳句・夏・植物


韓にきて蛍袋に拘りぬ

韓国にも蛍袋が咲いていた。こちらは白い花で、日本にあるような淡紅紫色のものは見かけなかった。韓国民俗村には時代劇のロケに使われる官庁や両班の建物もあった。「宮廷女官チャングムの誓い」「王と私」その他多くの作品のロケに使われたとのこと。官庁には尋問用の椅子や罪人を腹這いにして棒で叩く台、牢屋などがあり、当時を偲ぶことだできた。また、両班(ヤンバン)の家では伝統結婚式を再現した伝統婚礼を見ることができた。

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官庁


棒打ち台










牢屋


両班の伝統婚礼



韓の地の蛍袋は白かりし


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コメント (2)
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姫女苑

2012-06-21 | 俳句・夏・植物


韓国(からぐに)の井戸は四角や姫女苑

キク科の二年草。北アメリカ原産。日本には明治初年頃に渡来。道端や空き地に普通に見られる。五月~十月頃、周囲が白で中心が黄色の菊に似た頭状花を多数つける。村に四角い石組みの井戸があった。中には石が敷きつめられ、水はきれいに澄んでいた。近くに姫女苑がつつましく咲いていた。

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四角い井戸


南部地方民家


棒でたたいて服の皺を伸ばす情景





中部地方民家




漢方薬房



足痛くなるまで歩き姫女苑


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