俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

春の水

2013-02-08 | 俳句・春・地理


池浅き日の煌めきも春の水

春は降雨や雪解けなどで川・湖などは水が豊かになる。そこへ春の日が降り注ぐと明るく勢いが増す。池底がはっきりと見えるくらい浅い池に日が煌めいていた。風が吹くと煌めきは大きくなり、止むと小さくなる。春の水の煌めきであった。

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筧より落ち蹲の春の水



春水の艫(とも)に映せる水明り


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春浅し

2013-02-07 | 俳句・春・時候


春浅し池を描けるひとのゐて

春とはいえ実際にはまだ寒い時期である。それでもわずかに春らしい気配が感じられる。「早春」とほぼ同じ。辺りはまだ枯れたままだが、少し暖かい日を受けて池の絵を描いているひとがいた。そこに春の気配を感じた。

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浅春の橋を渡りぬ乳母車



首伸べてゐたりし亀や浅き春



春浅き雑木林の地鳴きかな



山鳩の番(つがひ)地に降り春浅し


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節分草

2013-02-06 | 俳句・春・植物


誰もかも節分草に屈みけり

キンポウゲ科の多年草。山地の雑木林などに自生。梅花のような白色の花びらに見えるものは萼片で、花びらは黄色い蜜腺に変化している。節分の頃から咲くのでこの名がある。赤松の下に節分草が沢山咲いていた。あまりに小さな花なので、見にきた人は誰もが屈み、這いつくばるように写真を撮っているひともいた。

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松の陰節分草の散らばりて


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ものの芽

2013-02-05 | 俳句・春・植物

幣辛夷(しでこぶし)の芽

ものの芽や昔は下駄を履きたるも

草の芽、木の芽を含めた芽の総称。幣辛夷の芽がぞっくりと出て膨らんでいた。この芽を見て、なぜか昔のことを思い出し、子供の頃下駄を履いていたこと、大人になっても正月には和服に下駄を履いていたことを思い出した。今ではすっかり下駄を履くこともなくなってしまったのが少しさみしい気がする。

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辛夷の芽







ものの芽の纏ふは白きひかりなり


白木蓮の芽






野梅の芽



ものの芽の赤しふつふつ旅心


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立春

2013-02-04 | 俳句・春・時候


立春の鳩ら頭上を旋回す

二十四節気の一つで、陽暦では二月四日頃にあたる。太陽黄経が三一五度の日。例年、立春といってもまだ寒いが、今年は気温が十五度にもなり、暖かな一日であった。この日から春なのだと思うだけで、気分が大分和らぐ。立春の空を鳩の群れが輝きながら旋回していた。

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立春や雑木の先の白き富士



春来り飛行機雲の真つ直ぐに







大木の篠懸(すずかけ)の木や春立ちぬ



立春の欅大樹の影濃かり


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