俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

葡萄棚

2020-08-26 | 俳句・秋・植物




夕日差す袋掛けある葡萄棚




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葡萄はブドウ科の蔓性落葉低木。







古くから食用にされ、多くは棚を作り、房が垂れ下がる

ように作る。






 
棚は葡萄の蔓をはわせるために竹や木で作る。







葡萄園は葡萄を生産する農場で、一般の人が入園料を

払って葡萄狩りができるところが多い。







フェンスに囲まれた葡萄棚があり、葡萄に白い袋が

掛けられていた。

その袋に夕日が差していた。






川風の吹抜けにけり葡萄棚




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秋の蝉

2020-08-25 | 俳句・秋・植物


みんみん蝉


参道の耳元に鳴く秋の蝉




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夏には賑やかに鳴いていた蝉も、秋に入ると次第に

淋し気に聞える。




油蝉



蜩や法師蝉のように秋になって鳴き始める蝉もいるが、

夏から引き続き鳴く蝉もまだ多い。




法師蝉



初秋の頃は色々な種類の蝉が鳴き競っているが、

そのうち一斉に鳴くのではなく、秋を感じ取って

あちらこちらで鳴くようになる。




みんみん蝉



それだけに秋の蝉は澄んだ響きのある声で鳴く。







小さな神社の参道を歩くと、大木の下の方の耳元で

秋の蝉が鳴いていた。






秋蝉やペットボトルの小休止




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芋の葉

2020-08-24 | 俳句・秋・植物




芋の葉の無数に夕日透けにけり




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芋といえば季語では里芋のこと。







サトイモ科の多年草球茎。

東南アジア原産。







芋の葉は、葉面が広く大きく、蝋質を分泌して水滴を

その上に転がせる。







十月上旬頃、地中よりこれを掘り上げて食用とする。







芋の葉が無数に見られる畑があった。

その芋の葉に夕日が透けていた。






芋畑暫し横目に歩きけり




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雌日芝

2020-08-23 | 俳句・秋・植物




野火止の水や雌日芝原となり




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イネ科の一年草。







庭や路傍に自生する雑草。







夏から秋に、枝の頂に緑色の小穂をつける。







「めひじわ」「じしばり」「雌芝」ともいう。







江戸時代に造られた野火止用水に今も水が流れている。

その横に雌日芝が群生し、原を成していた。






めひじわの原に夕日の伸びにけり




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葛の花

2020-08-22 | 俳句・秋・植物




川に入る子供らの声葛の花




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マメ科の大型蔓性多年草。

秋の七草の一つ。







山野や荒地に自生する。







秋、葉腋に紅紫色の蝶形花を総状につける。







肥大した根から葛粉を採るほか、漢方で葛根といい

発汗、解熱薬とする。







川に子供たちが入って遊んでいた。

その歓声が葛の花のところまで聞えていた。






葛の花いつもの道に歩を止めて




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