俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬至

2020-12-21 | 俳句・冬・時候




歩きけり冬至の夕日真つ向に




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二十四節気の一つ。

太陽の黄経が二七〇度に達したときで、陽暦十二月

二十二日頃に当たるが、今年は二十一日。







北半球では一年中で昼間の時間が最も短い日である。







この日に粥や南瓜を食べたり、柚子湯を立てて入っ

たりする習慣がある。







散策に出て、冬至の夕日を正面に見ながら歩いた。






川沿を歩き冬至の舂きぬ






木星と土星相寄る冬至かな




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白菜

2020-12-21 | 俳句・冬・植物




白菜の括られし列長かりし




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アブラナ科の一・二年生葉菜。







中国北部原産。

食用として栽培される。







結球型、半結球型、不結球型に大別される。

日本では明治以降に結球品種が普及、栽培されて

いる。







漬物のほか、鍋や煮物にも用いられる。







畑に白菜が括られていた。

その列が奥の方まで続き、長かった。






白キムチかけて白菜揉みにけり




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冬の夜

2020-12-20 | 俳句・冬・時候




冬の夜や電飾の花あしらひて




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冬の夜は寒気が厳しく物寂しいため、灯火を囲む団欒

のひと時に心身が温まる。







かつてはそうであったが、現代はもっと活動的になって

いる。







十二月は何処においてもイルミネーションが飾られ、

それを見ながら師走を過ごすことが若い人達を中心

に行われている。







そこで、日本一人気があるという栃木県のあしかが

フラワーパークのイルミネーションを見に出かけた。







ここは普段花の手入れをしている従業員が一つ一つ

花が咲いているように電飾を飾り付けているという。

冬の夜を、電飾の花を添えて彩っていた。






冬の夜の藤の電飾見渡しぬ




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冬の川

2020-12-19 | 俳句・冬・地理




一本の木橋を流れ冬の川




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山間を流れる川も、平野を流れる川も、冬は水嵩が

減り、川床を見せて細くなる。







川原は、川幅を狭めた分だけ広がり、ひっそりとして

いる。







両岸には枯草が次第に広がってくる。







冬の川は浅く、冷たく澄んでいる。







川には一本の木橋が架かっていた。

その下を水量の減った冬の川が流れていた。






冬川の瀬音の小さき夕べかな




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枯蘆

2020-12-18 | 俳句・冬・植物




枯蘆に夕日差したる一処




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枯れた蘆をいう。







枯れ切った蘆は、花もほおけ飛び、葉も散って、枯れた

茎だげが林立する。







その景が冬の水辺の風景を一層侘しく見せる。







川の隅に枯蘆が見られた。

そこに夕日が差す一処があった。






枯蘆を映せる池や風渡る




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