俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

南天の実

2021-11-15 | 俳句・冬・植物




猫すつと立つて行きけり実南天




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



メギ科の常緑低木。







晩秋から冬にかけて茎の先に小球形の赤い実が熟す。

白い実もある。







古くから難を転ずる木として正月の生け花などに

用いられる。







南天の実の下で猫が座っていた。

こちらの姿を見ると、すっと立ち上がって行って

しまった。






実南天疫禍転じて日常を




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蜜柑

2021-11-14 | 俳句・冬・植物




午後の日を浴びて蜜柑の色増しぬ




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



ミカン科の常緑低木。







ミカン科ミカン属のうち、鹿児島県原産の温州蜜柑、

あるいは柑橘類を総称していう。







暖地に広く栽培される。







愛媛、静岡、佐賀、長崎、和歌山、熊本などが

有名な産地。







蜜柑が午後の日を浴びていた。

より一層色濃くなったように見えた。






塞翁が馬てふ話蜜柑むく




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山茶花

2021-11-13 | 俳句・冬・植物




山茶花や瀬音増したる道をきて




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



ツバキ科の常緑小高木。







日本特産種。

四国、九州、沖縄に自生。







初冬に白い五弁花をつける。







園芸種には鮮紅、桃、しぼりや八重咲きがある。







川沿いの瀬音が増した道を歩いてくると、そこに赤い

山茶花が咲いていた。






ジョギングの人山茶花の散策路




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千両

2021-11-12 | 俳句・冬・植物




草珊瑚寂聴白寿なりしとふ




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



センリョウ科の常緑低木。







暖地の山林の樹下に自生する。







夏、枝先に黄緑色の小花を群がりつけ、

冬には小球果が赤く熟する。







黄色い種類もあり、正月用のものとして

「万両」とともに用いられる。







瀬戸内寂聴が逝去された。

享年九十九という。

千両が真っ赤な実をつけていた。






千両の前を散歩の犬二匹




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初冬

2021-11-11 | 俳句・冬・時候




初冬や一直線の川堤




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



冬の初めのことで、陰暦十月の異名の一つ。







陽暦では十一月にあたる。







まだ晩秋の感じも残るが、寒さに向かう引き締まった

気分もある。







木枯らし一号が吹き、木々が落葉を始め、吐く息も白く

なって冬の到来を感じさせる頃である。







冬が始まった。

それでも一直線の川堤を歩いた。






翳るのが早き畑や冬はじめ




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする