春めくや新レストラン公園に
寒さがゆるみ春らしくなってきたと感じられる頃をいう。
気温が上がり、木々の芽も膨らみ始める。
「春浅し」よりやや遅く、野山の眺めも春色が目立ち始める頃である。
少し暖かくなり、春めいてきた。
いつも行く公園にしばらくぶりで訪れると、新しいモダンなレストランが出来ていた。
セグウェイのゆつくり通り春めけり
春めくや新レストラン公園に
寒さがゆるみ春らしくなってきたと感じられる頃をいう。
気温が上がり、木々の芽も膨らみ始める。
「春浅し」よりやや遅く、野山の眺めも春色が目立ち始める頃である。
少し暖かくなり、春めいてきた。
いつも行く公園にしばらくぶりで訪れると、新しいモダンなレストランが出来ていた。
セグウェイのゆつくり通り春めけり
まんさくの日差しに温みありにけり
マンサク科の落葉小高木。
山野に自生するが、観賞用として植栽もされる。
早春、葉に先立って黄色い線状のねじれた四弁花を枝いっぱいにつける。
早春、他に先駆けて「まず咲く」が訛って「まんさく」、また、枝々に咲き満ちることから、穀物の「豊年満作」の満作に見立ててこの名がついたともいわれる。
金縷梅に明るい日が差していた。
その日差しに温みが感じられた。
金縷梅やコーンポタージュ缶開けて
魚は氷に上り鈴懸雄々しかり
七十二候の一つ。
正月節の第三候で、二月十四日から十八日の頃にあたる。
水がぬるんできて、川や湖の氷が割れ、その割れ目から魚が氷上に跳び上がる季節をいう。
あまり聞かないが、興趣のある季題である。
魚氷に上る候となった。
池の縁を歩いていると、鈴懸の木が太く高く、雄々しく見えた。
パークトレイン魚氷に上る園内を
冴返るヘリコプターを頭上にし
立春過ぎに、暖かくなりかけた頃、再び寒さがぶり返すことをいう。
再びの寒気によって心身が澄み渡るような感覚がある。
早春の寒さという点では「余寒」「春寒」と同じだが、「冴え」という言葉から、寒気を感じさせる光や色などが澄むという意味が感得される。
公園を歩いていると頭上をヘリコプターがゆっくりと通り過ぎた。
寒さがぶり返した日であり、一層冴返る思いがした。
寒戻る青空の下人を見ず
歩きゐる脚に力や春北風(はるならひ)
低気圧が北海道の東の海上に達し、西から移動性高気圧が進んでくると、一時的に西高東低の冬型の気圧配置に戻る。
このときに吹く北寄りの風を「春北風(はるきた)」と呼ぶ。
「ならい」は東日本の太平洋側、特に関東地方で吹く冬の季節風の呼び名だが、春先にも吹き、これを「春北風(はるならい)」という。
春北風が激しく吹いていた。
風に向かって歩くには、脚に力を入れなければならなかった。
春北風や用水の棕櫚煽られて