俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

盆梅

2023-02-23 | 俳句・春・植物

八重海棠

 

 

盆梅に寧らかな時流れけり

 

 

 

大輪緋梅

 

 

 

盆栽に仕立てた梅をいう。

 

 

 

故郷の錦

 

 

 

梅は剪定によって樹力を蓄え、姿が整う。

 

 

 

大湊

 

 

 

梅は古くは庭に植えて眺めたが、やがて盆栽、つまり盆梅に仕立てるようになった。

それが広まったのは、江戸時代の園芸ブームからである。

 

 

 

野梅

 

 

 

盆栽園に花をつけた盆梅があった。

その花には戦のない寧らかなと時間が流れていた。

 

 

 

野梅

 

 

盆梅や竹林へ日の傾きて

 

 

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紅梅

2023-02-22 | 俳句・春・植物

大盃

 

 

紅梅の空の青さを増しにけり

 

 

 

大盃

 

 

 

紅色の花をつける梅のことをいう。

 

 

 

大盃

 

 

 

花期は一般的に白梅よりも少し遅いとされる。

 

 

 

大盃

 

 

 

紅梅の花言葉は「優美」「艶やか」。

これは、平安時代に清少納言がこれを愛したことに由来するという。

 

 

 

鹿児島紅

 

 

 

晴れた空のもと紅梅が咲いていた。

紅梅の紅が濃いので、青空がより一層青く見えた。

 

 

 

鹿児島紅

 

 

紅梅や聴いてみたきは胡弓の音

 

 

 

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薄紅梅

2023-02-21 | 俳句・春・植物

鴛鴦(えんおう)

 

 

薄紅梅心ときめきゐたりけり

 

 

 

鴛鴦(えんおう)

 

 

花が淡紅色の紅梅をいう。

 

 

 

道知辺(みちしるべ)

 

 

 

薄紅梅には白梅に比べると、若々しい華やかさがある。

 

 

 

錦光

 

 

 

薄紅梅の花言葉は「清らかさ」で、乙女のような美しさがある。

 

 

 

錦光

 

 

 

青空のもと薄紅梅が咲いていた。

その初々しい美しさに心ときめいていた。

 

 

 

八重寒梅

 

 

薄紅梅万葉人のごとく立ち

 

 

 

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野梅

2023-02-20 | 俳句・春・植物

 

 

散策の足止めてゐる野梅かな

 

 

 

 

 

 

バラ科の落葉小高木。

 

 

 

 

 

 

中国原産で、最も原種に近い品種。

 

 

 

 

 

 

野生化し、白一重の花をつける野梅は、最も多く分布しており、庭園にも植えられる。

 

 

 

 

 

 

散策していると道端に野梅が咲いていた。

近くで見られるので、思わず足を止めて眺めた。

 

 

 

 

 

川の上に枝伸ばしたる野梅かな

 

 

 

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2023-02-19 | 俳句・春・植物

冬至

 

 

梅仰ぐことも生きゐる証なり

 

 

 

八重野梅

 

 

バラ科の落葉小高木。

中国原産。

日本には八世紀頃、漢方薬の烏梅(うばい)として渡来したとされる。

 

 

 

月影

 

 

 

『万葉集』では、梅の歌は萩に次いで多く、春の花の代表であった。

春先、馥郁とした香気を放って咲く。

 

 

 

冬至

 

 

 

梅の名所としては、関西では奈良県の月ヶ瀬梅林、京都の北野、和歌山県の南部(みなべ)梅林、関東では、茨城県水戸の偕楽園、東京都青梅市の吉野梅郷、静岡県の熱海梅園などがある。

 

 

 

八重野梅

 

 

 

梅の花が咲いていた。

その梅を仰ぐことも、今を生きている証であると思った。

 

 

 

冬至

 

 

池廻りきたる眼に梅白し

 

 

 

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