今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

誰の言葉でしょうか?

2010年09月26日 | ニュースに一言
 「政治家の秘訣はほかに何もない。ただただ正心誠意の四字ばかりだ。この四字によりてやりさえすれば、たとえいかなる人民でも、これに心服しない者はないはずだ。また、たとえいかなる無法の国でも、ゆえなく乱暴するものはないはずだ。

 ところで見なさい。今の政治家は、わずか四千万や五千万足らずの人心を収攬することのできないのはもちろん、いつも列国のために恥辱をうけて、独立国の対面をさえ、全うすることができないとは、いかにも歯がゆいではないか。」

 昨日たまたまこれを読んでハッとしました。政治主導で外交問題を解決しようとしたのならそういえばいいものを、責任を検察におっかぶせて知らん顔している官房長官とはどういう人でしょう。もっとも、はなから政治不信や政治家への不信を招いたのは自民党の皆さんの罪も大きいですが。

 ということで、上記の文章は勝海舟先生が「氷川清話」で語っておられたものです。140年ほど前の話ですが、勝先生には生き返って欲しいと思う次第です。なお、勝海舟というと子母沢寛氏の小説が思い浮かびますが、さすがに長いのできっついです。先日たまたま津本陽氏の「勝海舟 私に帰せず」というのを見つけたので読んでると。これは幻冬舎時代小説文庫で全2巻なのでもうじき読了。今の時代とか政治を考えようと思ったら、幕末から明治維新のことをもっと勉強すべきですね。やっぱり「竜馬がゆく」も読まねばなぁ。