今日のひとネタ

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BS時代劇「雲霧仁左衛門」

2013年10月05日 | ドラマレビュー

 昨日から始まりました。私は天知茂版のドラマが好きだったのですが仲代達矢版の映画も何回か見てますので、言うなれば雲霧マニアです。雲霧と聞いただけでウルッときて、仁左衛門と聞くとモリっとくるくらい(?)。

 映画の方は公開時の宣伝文句が「地獄極楽背中合わせの2時間45分」ということだったので、何回も見ようと思うと結構疲れます。が、最低4回くらいは見ております。ドラマの方はたしか放送時の1回しか見てないので、そちらの結末は忘れました。また、残念ながらドラマとはいえ山崎努版は見ておりません。

 そういうことですので思いっきり上から目線ですが、今回のドラマは「まぁ合格」というくらい。実力派の役者さんの頑張りでそこそこ重厚な作りになってます。主役の中井貴一もこれまでのお頭とはちょっと雰囲気違うのですが、そこはそれ個性が出てて良いのではなかろうかと。

 雲霧の魅力といえば一味のクセのあるメンツと、元一味とか火盗改めの面々のそれぞれのキャラで成り立っておりますので、そこが物足りません。第一話はもっと七化けお千代にスポットライトを当てて、呉服問屋をたらし込む様子をねっとりやって欲しかったと思う次第です。当然ワッチコンワッチコンのシーンも入れて。そこまで本気でやって狙った獲物を落とすという迫力は欲しかったですね。まぁ金曜の夜8時ですから、ちょっと子供向けの要素もあるのでしょう。(なのか?)

 注目のキャストはというと、木鼠の吉五郎の伊武雅刀とか安部式部の国村隼が結構すごみがあるので今後期待できます。それにしても番組予告は一切見たこと無いし、NHKオンラインのBSのページでも番組名をダイレクトに探さないと見つからないし、宣伝する気あるんでしょうか? こういう番組が始まったことはあまり知られてないと断言します。ま、私は毎週録画したからいいけど。

 ちなみに「雲霧」は「くもきり」か「くもぎり」なのかという論議がありますが(?)、今回は「くもきり」ですのでそこんとこよろしく。番組サイトはこちらです。