今日のひとネタ

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尾崎亜美ポニーキャニオン時代のCD再発

2013年10月21日 | 尾崎亜美

 前にも書きましたが、尾崎亜美様のポニーキャニオン時代のCDが再発になりました。今回発売になったのはMERIDIAN-MELON、HOT BABY、Air Kiss、Shot、Miracleの5枚。私はこのために数ヶ月間食事代を削って費用捻出しました。(一部本当…)


 これらのCDはしばらく廃盤というか在庫切れというか、とにかく入手不能になってたので中古市場では価格が高騰しておりました。で、今回の再発でやっと普通に買えるようになったら、今度は「リマスターの音が許せん」という声が一部で起こってます。もしかしてそれで買うのを躊躇してる人がいるかもしれません。ちなみに私は全然違和感なく聞いております。もし気になる人は、試聴できるショップでお聞きになるのがよろしいかと。ポニーキャニオンのサイトやamazonでも一部試聴できますが、パソコンで試聴音源を聞くとあんまり良い音ではないように思うのは私だけでしょうか?


 CDについて「いい音」というのは原音に忠実に再生できるということでしょう。この場合の原音とはマスターテープの音ということになりますでしょうか。もちろんスピーカーや部屋の環境が違えば同じ音にはならないでしょうが、レコードやカセットテープの時代に比べてCDになってからは割と近い音で聞くことができるようになっているのでは、と思います。あとは、マスターテープより「いい音」というのはありえないだろうと。それを自分好みに加工するのはもう「原音に忠実」ということではないのではないかと。


 なお、私は当時レコードで「HOT BABY」を聞いた時はちょっと違和感あって「それまでのレコードの音とは違う」と思ったものです。当時のニューミュージックの音とは違って、例えばドラムならハットは向かって右、タムは高い方から低い方へ右から左にキッパリと分けて…というのとは違ったのですね。結構モノラルっぽいというか、スネアが真ん中でタムも真ん中寄りに固まっているように聞こえたので。おまけにいつもより低音が増強されてるので、レコードをカセットに録音した物を聞くと音がクッキリしないように思ったり…。


 それがCDの時代になったら「まずまず」と思って、今回の再発CDではあのレコードをちゃんとしたオーディオで聞いた時のような満足感が取り戻せました。(もちろんレコードよりは音のアタックとかダイナミズムとか低音の増強は比べようもないほど向上しておりますが)


 デジタルリマスタリングというと、これまで埋もれて聞こえなかった音がギラギラ、チャカチャカと持ち上げられて全体的にキラキラさせるという印象になりがちなのかも。その辺は好みの問題というのもあるのでしょうが、「原音に忠実」ということを考えるとそれでいいのか?いう気もします。


 音楽にはいろいろな聴き方があると思うのですが、亜美さんの曲の場合はヴォーカルがじっくり聴けるのが一番のポイントですので、私は今回の音質は満足しております。別に他人の評価は気にせず楽しんでる人は楽しんでると思いますので、気になってるけどまだ買ってないという人はインナーの懐かしのこういう写真とか、思わずニンマリしてしまうようなCDレーベルは是非手にとって欲しいところです。


  


 なお、普段車の中かPCのスピーカーでしか音楽を聴かなかったのが、ミニコンポとはいえちゃんとしたプレーヤーとスピーカーで聴くと満足感は上がります。私の場合は型番書くのも恥ずかしいようなKENWOODのミニミニコンポなのですが、それでも楽しんでますし。