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ドラマ「舟を編む ~私、辞書つくります~」終了しました

2024年04月26日 | ドラマレビュー

 この2月から放送していたNHK BSのドラマ「舟を編む ~私、辞書つくります~」全10話終了しました。ご存じのベストセラー「舟を編む」のドラマ化なので、「どんなもんですかねえ。」と思ってとりあえず見始めたら凄く面白かったです。今のところ今年では一番、年末まででもベスト3に入ることは確実でしょう。

 番組サイトの紹介では「池田エライザ×野田洋次郎!辞書作りにかける情熱を描いた大ベストセラー『舟を編む』を連続ドラマ化!新入り社員・岸辺みどりの視点で、言葉の大海原を渡る冒険をお楽しみください。」となってました。

 原作は10年前に読んでてブログでもブックレビュー書いてますが、内容はうっすら覚えてる程度。なので、ドラマの序盤を見た時には「こんな話だったっけ???」となり、ちょこっと調べたら主な登場人物は同じものの、主役が変わってて原作の数年後かな?というものでした。

 簡単に言うと辞書作りに取り組む人たちの人間ドラマですが、人物設定がしっかりしてたので、ドラマに出てくるシーンだけでなく実際あの人たちが現実世界で生活してるような感じもあります。

 最初は「なんで野田洋次郎?」と思ったのですが、今回ははまり役。この配役はあかんやろと思ってた事については反省します。

 そして一番のヒットが池田エライザ。彼女を最初に知ったのはNHKの「The Covers」で、まあモデルだしお人形さんチックに可愛いだけだろうと思ってました。それが映画「騙し絵の牙」で見たら「へぇ~、こんな役もやるんだ。」と思い、そして今回の好演。昨年の朝ドラ「らんまん」では浜辺美波が大ヒットでしたけど、この人とならんで二大美形若手女優と称される事でしょう。

 その他の辞書作りに関わる人たちのキャラも全部良かったです。渡辺真起子は、本当にああいう人いそうな感じだったし、あの役もヒットでした。柴田恭兵、岩松了のコンビも見ててニンマリしましたし。

 その10年前のブックレビューでは「私としては辞書作りの人たちがもっとコテコテに妙な日本語に取り組むディープな話でも全然オッケーです。」と書きましたが、まさに今回はそういう話でもありました。

 このドラマはとにかく多くの人に見て欲しいですが、何しろBSだったので案外世間の話題にはなってません。是非地上波での再放送を期待します。そして私はまた原作を読んでみようと思いました。本は今も家にあるし。

 また、このドラマをきっかけに中型辞書にも興味を持って、久しぶりに電子辞書引っ張り出したのも前に書いた通り。ドラマの影響は大きいですね。いや、それにしてもいいもの見せて貰いました。