WOWOWの連続ドラマW「坂の上の赤い屋根」全5話終了しました。感想としては、ここ何年か見た中で最も気持ち悪いドラマだったのは間違いありません。確実に悪夢の素ですね。
原作は真梨幸子の同名小説で、この人は「5人のジュンコ」もWOWOWのドラマになってました。原作読んでませんが、ちょっと手を出すのに勇気がいるような感じはあります。
宣伝文句には「女子高生両親殺害事件から18年。事件をモチーフにした小説の連載から心の闇に引きずり込まれる-。」とあります。主演が桐谷健太で、共演に倉科カナ、橋本良亮、蓮佛美沙子、斉藤由貴、渡辺真起子など。
桐谷健太主演で怖いドラマになるの?と思う人もいるでしょうが、今回出演者はほぼ「全員悪人」で、ストーリーは何をどう言ってもネタバレに繋がるので気になる人は是非見てみるべきと思います。
斉藤由貴は最近まともな役が貰えない感じがしてますが、今回もかなりのもの。しかし、遥かにその上を行ったのが蓮佛美沙子。今回はメイクも変えてましたが、清水ミチコが大竹しのぶの物真似を練習してるうちに市原悦子が憑依してきたような怪演でした(?)。このイメージが定着すると、この人はもうこれまでのような清楚なお嬢さん役は回ってこないですね。
奇想天外なストーリーもそうですが、出てる人たちはみんな熱演だったので力作だと評価します。これは多くの人に見て貰いたいと思うのは、悪夢の道連れを増やしたいという理由なのは内緒。とにかく、スリルあり、サスペンスあり、バイオレンスあり、お色気もありというドラマです。そのうち再放送あるでしょうが、WOWOWオンデマンドでは配信されている様子。どーですか、お客さん。