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ライブレストランのメリットを考える

2024年04月11日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 最近ビルボード東京と横浜に続けて行ったのですが、都内のライブレストランというとコットンクラブというのもあるそうです。昨年秋にビルボード横浜でライブを行った石川ひとみさんが、この7月に今度はコットンクラブに出演するという告知がありました。

 このお店の事は名前を聞いたことがあった程度ですが、サイトを見る限りはビルボードと同様の形態のようですね。いわゆるライブレストランとしては、都内では知る限りでは老舗のブルーノート東京やブルースアレイもあって、それぞれどれくらいの規模かとネットで調べてみました。(あくまで検索で見ただけです。正確ではないかも。) 

 それによると、

ビルボード東京 300
ビルボード横浜 300
コットンクラブ 180
ブルーノート  400
ブルースアレイ 130

とのこと。

 コットンクラブは客席数としては少ないですが、店のコンセプトとして天井が高くそれぞれの席も余裕を持って配置されゆったりしているとか。それぞれお店の特徴を出しているのですね。

 どれくらいの規模が見やすいとか居心地が良いとか、どこまでの金額なら行けるというのは人それぞれですが、最近こういうライブレストランのメリットを感じる事例がありました。

 というのも、同年代の友人をあるライブに誘ったところ、もう何年もコンサートには行っていないとのこと。聞けば体調の問題があって、2時間大人しく座っていることには不安を感じると。

 それで思い出したのが70代の知人の話。その方はトイレの不安があって2時間座っていられず、もう劇場では映画を見られないとの事。映画好きな人でしたが、完全に割り切ってDVDで自宅観賞してました。

 それを考えると、ライブレストランの場合は1回の公演時間が短く、隣や後ろに人がいない席や出口に近い場所を選べば、万一トイレに行きたくなっても安心。1時間半くらいなら大丈夫かもしれないし、何より人に迷惑かけずトイレに行けるという安心感があれば落ち着いて座っていられるかもしれません。

 なので、コンサートホールがいいかライブハウスがいいかライブレストランがいいかという話でなく、アーティストの方には幅広い客層に対応できるよういろんなところで公演を行っていただきたいと思う次第です。

 なお、私が主に出かけるのは音楽のライブなので、観劇とかスポーツ観戦、歌舞伎や能を見に行く場合はまた違う悩みがあるのかもしれませんね。

 なんにしても、2時間のコンサートがきついという人には、ビルボードやコットンクラブでの2ステージ制のライブは紹介しやすいです。それを考えると、都内にもライブレストランはもっとあってもいいですね。キャパや雰囲気が様々違えば、やる方もそれぞれに合わせた演出を考えるでしょうし、見る方も新鮮な気分で行けますしね。