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TBS金曜ドラマ「笑うマトリョーシカ」終了しました(ネタバレあり)

2024年09月13日 | ドラマレビュー

 開始が早かったので全11話が先週終了しました。早見和真の小説が原作ですが、そちらは読んでおりません。Wikipediaによると「官房長官に出世した青年代議士と秘書。そんな彼らに違和感を抱いた女性記者が、隠された過去を暴くために奮闘する姿を描いた作品。」ということですが、今回は事前情報無しで見ました。

 その青年代議士が櫻井翔、秘書が玉山鉄二、女性記者が水川あさみという配役ですが、ドラマ版では完全に水川あさみが主役。配役といいテーマといい、若干WOWOWのドラマ的ではありました。

 なお、以下の感想にはネタバレを含みますので、知りたくない方はご注意を。

 

 

 

 

 

 

 


 これはかなり私の中でコロコロと評価の変わったドラマで、初回は「まずまず面白そう。」、序盤は「う~ん、これ面白いのかなあ。」、中盤は「結構面白い。最後にこけなければいいが。」、最終は「う~ん、結局なんだかわからない。」ということで、総合的には「まあ面白くない事はないけどわかりにくい。」という作品でした。

 どうしても登場人物が多いこと、過去と現在の話が行ったり来たりすること、若い頃と今とで俳優が変わってる登場人物もあり、というあたりがわかりにくさの原因かもしれません。

 ドラマのキーとしてハヌッセンという人物の話が出てきますが、私はこの人のことは知りませんでした。あのヒトラーに演説の仕方を指導したという人物で、最後は暗殺されてしまったそうですが、そういう時代に活躍したというのがそのハヌッセン。

 櫻井翔扮する青年代議士は爽やかで人当たりもよく、頭脳明晰で行動力もある人物ではありますが、それは仮面であって実際は誰かに操られているのではないかということがタイトルにあるマトリョーシカであり、ハヌッセンにも繋がると。

 そういうテーマ自体は割と面白かったのですが、「では彼のハヌッセンは?」と疑われる人物が次々出てくるたび、それらが次々と否定されていく展開もマトリョーシカ的なのでしょうか。

 結局は私がちゃんと見てなかったということに尽きるのかもしれませんが、「あの事件の真犯人は?」「あの人って結局どうなったの?」というのが今もわかってない部分があって、その辺スッキリしなかったということはあります。

 主役の水川あさみは記者なのですが、今は別居している夫や子供との関係、また母親まで出てくるので、その辺もストーリーに加えるのはややこし過ぎたという感じはあります。そこまで描く割には、フリーになって収入あるの?というのがあんまり現実感なかったりして。

 ということで、私の感想はそんなところです。これは再放送あっても見ないけど、とことん理解して楽しんでやろうという人はまた見るのでしょうね。そこまで突き詰めれば楽しめるドラマかもしれませんし、そういうレビューがあれば私もまた見直すかも。タイトルはインパクトありましたね。